【山歩き記録 第97歩】扇山・犬目丸・御春山(2024年4月14日)【初夏の空気で富士見のち花見】
日曜のこの日の天気が良さそうということで、いくつか候補を調べていたところ、扇山から四方津駅への途中の大野貯水池が桜のプチ名所と知りました。開花が遅れた今年はちょうど見ごろと重なるだろうと思い、採用となりました。ほかの候補よりアクセスが良いというもの半分ありますが、こうしてアクセスの悪い山がリストに残っていく…
コース概要
梨ノ木平バス停からスタート。早速登山道に入り、尾根まで登り続けます。分岐を右に曲がり、少しで扇山の山頂に着きます。折り返して百蔵山へ行くのがメジャーですが、今回はそのまま先の道を下ります。2つの分岐を右目に、尾根伝いに歩みを進め、犬目丸へ。さらにその先に進み、安達野に下ります。車道をゆるやかに下り、大野貯水池のほとりの分岐で右へ。橋を渡って小さい集落を抜けると、大野貯水池周回登山道が始まります。御春山(おはんなやま)とその先の郷司山を越え、大野貯水池のダムの縁に下りてきます。四方津駅まで車道を歩いてゴールです。
記録
四方津駅のバス停は、駅の目の前ではなく、通りに出たところにあります。バス停の対面の軒下に燕が巣を作っていました。
数えていませんが、30人ぐらいバス停に並んでいたでしょうか。9時ちょうど発のバスは満員になりました。
途中、富士山も見ながら標高を上げ、9時15分、梨ノ木平バス停に到着。トイレあります。
扇山への登山道は、やや急な斜面にも十分に広いつづら折りの道が付けられており、全体を通じて歩きやすくなっています。ちなみに、今回は行きませんでしたが、扇山と合わせて登られることの多い百蔵山の方は、山頂近くにかなりの急坂があります(第14歩で経験済み)。
10時30分、扇山山頂に到着。バスから見えた富士山ですが、このときちょうど雲がかかっており、右側の一部しか見ることができませんでした。帰ってから河口湖近くのライブカメラの映像を見たところ、10時ごろから11時すぎにかけて、富士山の麓だけ、本当に局地的に雲が湧いて発達しており、なかなか興味深い現象でした。
20分ほど待ちましたが、雲の形に変化はありながらも、なかなか富士山全体は見えないので、犬目丸で見えることを期待して移動します。
扇山からは、斜面をまっすぐ下り、急なところは砂地が滑りそうなほどでした。それほど長くはないので、慎重に、かつ膝に負担をかけないよう頑張りどころです。その後、ゆるやかに下りながら分岐を2つ過ぎ、犬目丸の手前だけ少し登って、犬目丸に着きます。
犬目丸は、YAMAPのフィールドメモに「扇山山頂より景色良い」という投稿がありますが、その通りだと思います。富士山だけでなく、手前の山並みも見えますし、これから行く大野貯水池やその周りの桜も見えました。肝心の富士山は、着いたころにはまだ雲がかかっていましたが、10分待とうと待っていると雲が少し取れ、それならもう10分と待っていると山頂が見え、さらに10分待つと雲がほとんどなくなりました。「待つ」ができる余裕があって、かつ成功することはめったにないので、嬉しかったです。
犬目丸からも先に続く道を進み、標高を下げて、車道に至ります。そのころには気温も高くなり、ついに半袖になりました。ほぼ夏の恰好です。大野貯水池池まで、ひたすら車道を歩きます。
御春山に登るため、池沿いを進み、橋を渡って、集落の奥に入っていきます。
登りは、階段も含めて、歩きやすく整備されていました。山頂は、下調べでは大野貯水池を見下ろせる感じでしたが、草木が高く生長しており、池はほとんど見えませんでした。登った犬目丸や奥の権現山などが見られました。東屋があり、日差しを避けながらゆっくり座って休憩できます。
御春山の先にある小ピーク、郷司山を越え、大野貯水池のダムに向かって下ります。この下り斜面は、登りと違って、階段のない急斜面があり、滑らないように気をつける必要があります。
四方津駅まで車道を歩きます。駅が近づいてきて、次の電車を調べたら、14時30分の電車まであと4分という状況だったので、最後は少し走って間に合わせました。
各種情報
コースタイム:4時間50分
標高:590m(標高)~1138m(扇山)~464m(御春山)~240m(四方津駅)
主な展望スポット:犬目丸
トイレ:梨ノ木平、大野貯水池、四方津駅
危険個所:扇山からの下りと郷司山からの下りは、急斜面で滑りやすい
アクセス:梨ノ木平へは、鳥沢駅から、4月~7月と、9月~12月15日の土日祝日に、バスが9時発の1本だけ出ています。歩くと1時間ほどなので、歩く人もいるようです。
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