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【山歩き記録 第105歩】達磨山・金冠山(2024年11月12日)【伊豆稜線歩道の美味しいところをつまみ食い】

伊豆遠征の1日目。天城峠から続く長い伊豆稜線歩道の北の部分、達磨山~金冠山を歩きます。

1日目は達磨山を短めに歩いて、修善寺周辺に泊まり、2日目に八丁池から三筋山を経て稲取の海まで下る計画です。修善寺駅~八丁池口のバスが、紅葉に合わせて11月だけ毎日運行(その前は土日祝のみ)ということで、このタイミングで好天の日を狙って行ってきました。

とは言っても、晴れる確証があったのは2日目だけで、1日目は晴れればラッキー、富士山が見えたらもっとラッキーぐらいの予報でした。実際、伊豆の東の方は雨も降ったようですが、西伊豆の達磨山の方はいい感じに晴れて、富士山も拝むことができました。


コース概要

地理院地図に書き込み

だるま山高原レストハウスからスタート。標識に従って車道から登山道に入り、尾根沿いに標高を上げます。分岐を左に折れ、少し下って戸田峠へ。車道を渡って再び登山道に入り、小達磨山を越えます。車道を少し歩いてみたび登山道に入り、達磨山に登ります。来た道を戻り、分岐から金冠山を往復して、だるま山高原レストハウスに戻ります。

記録

起点のだるま山高原レストハウスには食堂がありますが、この日は定休日だと知っていたので、修善寺駅の食堂で食事していきました。11時57分レストハウスで下車したところ、さっそく富士山が見え、「迷ったけど、今日来てよかったー」とテンションが上がります。

バスを降りたところ。東(右)の方には雲が広がっていますが・・・
富士山の山頂はしっかり見えました

標識に従って車道を離れ、登山道に入ります。金冠山までの道はとても広い芝生の防火帯。あまりに快適すぎて笑っちゃいます。

しばらく歩くと視界が開け、奥に金冠山が見えます
達磨山は左、金冠山は正面へ

時間がたてば富士山周辺の雲がもっと減ることに期待して、金冠山は帰りに寄ることにし、分岐は舗装路を戸田峠に向いて進みます。戸田峠が近づいてきたころから駿河湾の海が見え始めます。

戸田峠。案内に従って、車道を渡った先の登山道に進みます
道中の開けたところから、戸田の町と駿河湾を見下ろす

予想以上にしっかり晴れてくれたのと、左右に笹が生い茂っているおかげで風が弱まり、登りでは暑いぐらい。冬用のズボンがびしょびしょになってしまいました。

翌日が長距離のため、この日は手軽にささっと歩くイメージでしたが、小達磨山手前の登り坂は階段が長く続き、急なところもあって、ちょっと大変でした。

こんな階段が続きます(下りの際に振り返って撮影)
小達磨山

小達磨山から先、少し下って車道と一時的に合流し、再び笹の間の道を登って、達磨山に至ります。車道では風が吹き抜け、日差しがなければ寒かったと思います。車道の脇に数台停められるスペースがあり、そこに停めて、軽装で達磨山だけ往復している人も何人か見かけました。

達磨山を見る。この時は上に雲がありましたが、すぐに晴れていきました

13時20分、達磨山に到着。ゆっくり座るのに十分なスペースがあります。周囲を笹に囲まれているので、良い写真の構図を求めるなら、少し移動した方が良いかもしれませんが。

達磨山
達磨山から富士山
達磨山から南に続く稜線
達磨山から天城山

15分ほど休憩したのち、来た道を戻ります。

下山開始後すぐ。これから通る小達磨山や金冠山が見えます
達磨山を振り返る

行きに確認した分岐から、最後のお楽しみの金冠山に登ります。これまで、富士山の頂上が見えてはいましたが、かかっている雲が多かったのも事実です。ただ、富士山の周りは午後、時間がたつほど少しずつ雲が下りてくる傾向にあるので、まだ14時ですが少しだけ期待していたところ・・・本当にその通り、頂上の周りの雲がきれいに落ちてくれました。一方で振り返ると、南の達磨山の方からまた雲が広がってきていて、本当に完璧なタイミングで来られたんだなと感じました。

山頂に着いた時の、なんと表現していいか分かりませんが、「気持ちの良い山頂感」がすごかったです
見事な富士山ビュー。戸田峠からわずか10分でこれは反則級です
木の間から達磨山も見えました

予定しているバスが、だるま山高原レストハウス15時29分発ということで、時間を逆算して、しばらく金冠山で景色を眺めてから下山しました。

天気予報が怪しかったので、この日はおまけぐらいのつもりでしたが、YAMAP計算で累積標高600m越えと、意外としっかり登った上に、景色もすごく良かったので、とても充実した山歩きとなりました。修善寺温泉の宿に一泊して2日目に備えます。

各種情報

コースタイム:3時間

標高:630m(レストハウス)~981m(達磨山)

主な展望スポット:レストハウス、達磨山、金冠山

トイレ:レストハウスそば(レストハウスとは別の建物で、レストハウス定休日でも使えます)

危険個所:なし

アクセス:修善寺駅からだるま山高原レストハウスまで、東海バスで26分。時刻表はリンクから「西伊豆エリア」のPDFを参照。トイレが不要な方は、戸田峠バス停も使えますが、だるま山高原レストハウスが終点の便が多く、戸田峠を通る便は限られるので注意。

周辺情報:だるま山高原レストハウスにはレストランがあります。火曜と水曜が定休で、ときどき木曜もお休みのようです。休業日はHPで確認できます。

今回利用した宿は、「湯めぐりの宿 桂川」です。昨年、赤城山に行った時のドーミーイン前橋と同じ、共立リゾート系列で、そのときの清潔感など印象が良かったこと、1人用のお部屋があって1人でもリーズナブルに気兼ねなく使えること、朝食が7時開始であること(それより遅いとバスに間に合わない恐れがあった)などの理由で利用しました。食事はバイキング形式で、疲れた体への栄養補給にぴったりですし、9時までのチェックアウトすると安くなるプランがあるなど、山歩きのためにあるんじゃないかというぐらい、とても良かったです。


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