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【山歩き記録 第110歩】宝篋山(2025年2月9日)【理想の低山ここにあり】

理想の低山とはなんでしょう。歩きやすくて~、アクセスが良くて~、景色も良くて~、などなど、人それぞれ思うところがあると思いますが、すべてを満たすことはなかなかありません。しかしこの宝篋山は、これから列挙することすべてを満たしています。

「危険がほとんどない」「子連れでも歩ける」「複数のコースから好きなものを選べる」「さらに寄り道コースもある」「山頂は北の一部以外全方位に開ける」「富士山も見える」「山頂にベンチやテーブルがたくさんある」「広い駐車場がある」「バスでも行ける」「どの登山口にも山頂にもトイレがある」「往復3~4時間ぐらいで歩ける」「広葉樹、針葉樹、シダと植生が豊富」「観光地化されておらず土の道を歩ける」「下山後、見上げると山頂が見える」

ということで、この素晴らしい山が今後も守られることを願っています。


コース概要

地理院地図に書き込み

平沢官衙(かんが)入口バス停からスタート。しばらく農村の車道を歩き、林の中に入っていきます。山口コースを登り続け、宝篋山へ。下りは常願寺コースを使いますが、トイレの先に「宝篋城ルート」、尖浅間山の先の沢に「沢のコース」という看板があったので、常願寺コースと並行するその寄り道コースを使いました。下り切ると広大な畑をつっきる農道に出て、宝篋山入口バス停でゴールです。

宝篋山の主要6コースの案内は、つくば市のHPからPDFでダウンロードできます。

記録

11時5分、予定より数分遅れで平沢官衙入口バス停に到着。少し歩いたところにトイレがあるはずなので、まずはそこまで行くことに。

体育館の横に公衆トイレがあって自由に使えるのと、近くの一段高い位置に農業用か何かの池があって、その周囲の土手にベンチがあるので、登山前の準備に便利でした。

きれいなトイレ
池の奥には筑波山の双耳がよく見えています

しばらく車道を歩き、「山口コース①」の案内に従って山道に入ります。最初は車もここを登るのかなと錯覚するぐらい幅広の道が続きましたが、さすがにそんなことはありませんでした。それでも、全体的に広く、緩やかな、とても歩きやすい登り道でした。遅めの開始時刻だったこともあり、5人ぐらいの下山者とすれ違ったと思います。静かだけどぼっちで不安にならない、ほどよい人気の道ですね。

赤の「山口コース①」の案内。右奥のアンテナが山頂
林に入り・・・
気づかないうちに地面もワイルドに
宝篋なに水と書いてあったのだろうか。暖かい時期には癒しになるかもだが、この日は寒かったので見るだけ
尾根沿いの道になると、ときどき富士山の方角が開けています(この写真にも富士山が写っています)。ときおり冷たい風が当たりますが。
この分岐、左はYAMAPによると通行止めらしいので、右から行きました
山頂。にぎわっていることも、景色が良いことも、この時点で伝わってきました

12時32分、山頂に到着。2時間を見込んでいましたが、1時間半弱で着けました。広く、開けた山頂には、展望のある各方角にベンチが置かれています。せっかく茨城に来たので、霞ケ浦方面のベンチの腰掛け、インスタント味噌汁を味わいました。

立派な筑波山。奥は、冬型ということもあり、雲多め
富士山。手前の山々が1000m級とやや低いこともあり、意外と大きく見えました
霞ケ浦
行きがけのセブンに1杯だけ置いてあったたら汁。具沢山で美味しい
ベンチごとにテーブルもついていて至れり尽くせり

下山路は、短い極楽寺コースも検討していましたが、ここまで早く進んでいるので、予定通り常願寺コースで行きます。

トイレのすぐ先、「宝篋城ルート」の看板に惹かれて寄ることに
「宝篋城跡」という看板がありました。この先、常願寺コースに復帰できます
広場のような空間。山桜だそうで、咲く時期に来たら壮観かもしれません
尖浅間山

尖浅間山で13時35分。予定の15時半のバスよりはかなり早く着きそうだなと思い、ここで辛うじて電波が通じたので検索したところ、1本前のバスは14時32分とのこと。YAMAPのコースタイムを見ると、1時間ちょっとだったので、テンポよく行けば間に合うだろうということで、14時32分を目指しました。

尖浅間山の下り、あまりに土がカチコチで撮った写真
こういうのを見ると、沢コースを使ってみたくなるもの
植生が変わって面白い
森を抜けると、畑のバックに宝篋山がどっしりと

14時17分、小田休憩所に到着し、余裕を持って宝篋山入口バス停に着けました。ただ、バスは10分ほど遅れてきて、待っている間、風がとても冷たかったです・・・。

各種情報

コースタイム:3時間50分

標高:21m(平沢官衙入口バス停付近)~461m(宝篋山)~14m(宝篋山入口バス停付近)

主な展望スポット:宝篋山

トイレ:平沢官衙入口バス停近くの体育館横、宝篋山山頂から1分ほど下った場所、宝篋山入口バス停近くの小田休憩所

危険個所:なし

アクセス:平沢官衙入口バス停または宝篋山入口バス停まで、土浦駅西口バス停5番乗り場から、関東鉄道バス約30分。平日は1日約20本、休日は1日約10本。


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