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【山歩き記録 第108歩】関八州見晴台(2024年12月29日)【こんなに空いているなんて】
2024年の歩き納めは、関八州見晴台でした。一度登ったことのある山ですが、目的は2つ。
前回登った時は、カメラGR3を買った直後だったのでRAW現像など知らず、撮って出しの暗い写真しかありませんでした。今回はちゃんと明るい写真をゲットしに行きます。
もうひとつは、登りでのアキレス腱痛対策を試すこと。痛くなるインソールと痛くならないインソールを比較したときに、痛くならない方は、かかとのカップが大きいことと、つま先よりかかとの方が高いという特徴がありました。一方で、アキレス腱が痛くなる方は、膝が痛くならないのです。そこで、フェルトでかかとを持ち上げれば、膝もアキレス腱も痛くならないインソールが完成するのでは、という実験になります。こういう実験をするのに、手軽だけどちゃんと標高差のある関八州見晴台はうってつけです。
コース概要
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西吾野駅からスタート。今回はパノラマコースを使って登ります。高山不動尊からもうひとがんばりで関八州見晴台を往復。下りは八徳(読みはやっとく、または、やっとこ、らしい)に出て、そこから長い舗装路を吾野駅まで歩きます。
記録
10時38分、西吾野駅に到着。伊豆ヶ岳に行ったときの、何かのイベントで100人規模の人が一斉に関八州見晴台方面へ歩いて行った光景の印象が強かったので、この日、自分以外に4人組が1グループ下りただけなのには驚きでした。しかもそのグループは子の権現へ向かったので、関八州見晴台へ向かうのは自分だけ。
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以前登った道よりも手前から取り付く、「パノラマコース」を使いました。部分的に木の少ないところもあって、もしかしたら昔は「パノラマ」だったのかもしれませんが、名前負けしている感は否めませんでした。
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地形図にない道が尾根伝いに南からつながっており、それと合流します。下調べでは、合流前に崩落して狭くなった箇所があるとのことでしたが、それはまったく気づきませんでした。一方で、危険な場所があるとすればそこだけかと思っていましたが、合流直後の尾根の登りがなかなか険しかったです。
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12時37分、関八州見晴台に到着。山頂にいた人も含めて、ここまで出会ったのは5組11人。大人気の山と認識していたので、ちょっと寂しいです。展望も前より悪くなったような?と思って前の写真を見てみましたが、そんなに変わりませんでした。上の写真で向いている北の方角がもう少し開けて遠くの山々が見えれば、「関八州」と呼んでもいい気がしますが、ここも名前負け感。都心の方角は好展望ですが。
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ところで、関八州見晴台といえば、ヤマノススメでコーヒーを飲む場所でもあります。僕も、前回に続き、コーヒーを飲んできました。まあ自分の場合はインスタントカフェラテですが。
コーヒーを飲みきったら下山します。途中少し車道を歩いた後、再び山道に入っていきます。「八徳」と書いてあるほうに進んだ後に「志田・大窪」と書かれている山道に入るので、合っているのか不安になりましたが、これで合っています。
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あとは吾野駅まで長い車道歩きです。西武線は30分に一本ぐらい出ているので、予定より一本早いのに乗れそうだな・・・と歩いている途中でスマホの電波が入るようになったので、帰りの電車の時間を確認してみたところ、その予定より一本早いのに乗っても、後の八高線の乗り継ぎが合わず、長時間待たされるらしい。でも、さらに一本早いのに乗れば、乗り継ぎも合って1時間早く帰れるらしい。ということで、最後の15分ぐらいは小走りで頑張り、ぎりぎりで予定より2本早い、14時37分発に間に合わせました。トレランしていたのが少しは活きた気がします。
ところで、目的の一つだったインソールのかかと上げによるアキレス腱痛対策ですが、こちらは正直効果があったのかはよくわかりませんでした。ただ、少し指を丸めることと、かかとにきれいに体重をかけることは意味があると思いました。
以前、「登りはかかと重心になりがちなので、気を付けましょう」といった話を耳にした記憶があって、指の付け根あたりに力を入れようとしたこともありましたが、むしろアキレス腱が伸びた状態で指の付け根で踏ん張ろうとするとアキレス腱を痛める、というのが実感です。少し指を丸める意識で指にも力を入れつつ、かかとの丸みをなるべく広く使って体重をきれいに乗せるのが、意識の持ち方としては効果的だと思いました。
各種情報
コースタイム:4時間20分
標高:250m(西吾野駅)~770m(関八州見晴台)~170m(吾野駅)
主な展望スポット:関八州見晴台
トイレ:西吾野駅、高山不動尊の本堂横、吾野駅
危険個所:パノラマコースで尾根と合流直後の登りは少し険しい
アクセス:西武秩父線、西吾野駅または吾野駅。およそ30分に1本あります。単線の区間が多いので、すれ違いのためしばらく停車することもよくあります。ちなみに、西武線に乗っていると飯能がひとつの区切りに感じますが、西武池袋線と秩父線の境目は吾野駅らしい。
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