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【山歩き記録第99歩】竜ヶ岳(2024年5月10日)【富士山を脇目に歩く贅沢。南アルプスの大パノラマというデザート。】
絶景という言葉はこういうときに使うもの。一度この景色を見てしまうと、軽々しく絶景と言えなくなってしまうかもしれません…。
他の山だと山頂でやっと見られるような富士山が、道程の半分ぐらいからずっと見られるという贅沢。1500mに満たないにもかかわらず、高い木がなく、一面の笹原。緑が一番美しいこの季節と雲一つない青空。気持ちの良い条件が見事にそろった、最高の山歩きでした。
コース概要
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本栖湖バス停からスタート。本栖湖畔に向けて駐車場の階段を下り、車道を歩いたのち、キャンプ場内を通る東海自然歩道に入ります。竜ヶ岳登山道を指し示す看板に従っていったん車道に出て、再度土の道に入った先で登りが始まります。登りを三分割するかのように、ベンチのある小ピーク、石仏のある東屋があるので、良い目標になります。石仏の先のつづらおりの登りを越えると坂は緩やかになり、まもなく竜ヶ岳山頂です。下りは同じ道を戻ります。バスまで時間があったので、第90歩で見つけた本栖湖畔の静かな展望ポイントでゆっくり。始発に乗るため、本栖湖観光案内所バス停まで歩きます。
記録
河口湖駅からブルーラインで本栖湖バス停下車。10分ぐらいの遅延で、10時45分ごろです。バス停前の売店の駐車場に「本栖湖畔近道」の階段があるので、それを下ります。下ってすぐトイレがあるので、そこがスタート地点です。
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少し車道を歩いたら、「竜ヶ岳登山道入口」の看板に従って、キャンプ場の中を通る東海自然歩道に入ります。キャンプ場にも複数のトイレがありますが、キャンプ場管理のものだと思うので、使わない方が良いでしょう。実際、バス停近くのトイレに「ここが竜ヶ岳登山最後のトイレです」と書いてあります。ただ、一棟だけ「公衆便所」と書かれたトイレがあって、これは使ってもよいのでは・・・?とも思いました。
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一度車道に出て少しで登山道が始まります。地形図の予習では、急坂→小ピーク→緩やかな坂→平地→急坂となるはずです。実際は、地形図上で急坂のところも細かく折れるように道がついているので、それほど急坂ではありませんでした。30分ほどスイスイ登って小ピークへ。
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小ピークから少し下り、ふたたび登りだした辺りから、このコースの真骨頂。視界が広がり、左右に笹原、振り向けば大きな富士山を仰ぎます。
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東屋でしばし休憩。少し風が出てきて、山頂に近づくとさらに強くなるかもしれないので、ここでおにぎりを食べていきます。ちなみに、登りでは気づかなかったのですが、東屋の近くに石仏がいました。
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東屋からは笹原の登り坂。『山と高原地図』のガイドに書かれていた通り、あまりに展望が良いので、まったく苦になりません。自分でも驚くレベル。ジグザグの坂を登り切り、あと少し緩やかに登ると、竜ヶ岳山頂です。
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竜ヶ岳山頂は周囲を笹で囲まれた広場になっています。平たい山頂は、気持ちが良い一方で、高度感がなくて、景色はまずまずにとどまることも多いです。竜ヶ岳では、少しだけ奥の道まで進んでみると、南アルプスを一望できるこじんまりとした空間がありました。富士山は登っている間に飽きるほど堪能できるので、この南アルプスの景色がとても良いお口直しのデザートのようになっておススメです。
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下りは、来た道を戻ります。登りとは目線が違うので、同じ道でもちょっと違って見えるのが往復登山の醍醐味。
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想定より早く、15時ごろには本栖湖観光協会前バス停に戻ってきました。ブルーラインは16時45分。バス停の時刻表を見ると、15時25分に別路線のバスが。Yahoo乗り換えも確認すると、15時22分というバスが。ん?まあどちらでもよいかと思い、しばし待つも、バスは来ず…。15時45分で待つのを諦めて、1時間、湖畔の例のスポットで時間をつぶすことにしました。第90歩で見つけた、富士山と竜ヶ岳を湖越しに見られるスポットです。写真を見比べてみると、山肌の色が全然違っていて、季節の変化を感じられます。
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各種情報
コースタイム:4時間50分(『山と高原地図』より)…ですが、前回の武甲山(4時間15分)より早く終われます。
標高:902m(本栖湖)~1485m(竜ヶ岳)
主な展望スポット:石仏付近から上ずっと
トイレ:本栖湖バス停付近の階段を下りたところ
危険個所:危険個所は無いですが、左右の笹が肌に当たってくるので、長ズボンを推奨します。
アクセス:河口湖駅からブルーライン(鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス)を使って本栖湖バス停で下車。
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