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【最後の夏模様】第49歩 三つ峠 最短ルート~三つ峠駅(2021年10月11日)【山歩き記録】

すっかり寒くなってしまった今日この頃ですが、まさに今年ラスト残暑となったこの日、富士山を見に三つ峠へ行ってきました。

富士山はそこにいるだけで雲を作る力があるので、東京が晴れていてもきれいに拝めるかは分かりませんが、この日は南西の風の予想、北東の三つ峠側に雲はできないだろうと予想しました。

結果はおおよそ的中、ただ低い位置に雲が流れてきて、また違った趣の富士山を見られました。なお、帰ってから静岡側からのライブカメラを見ると、それは雲がたくさん発生しておりました…

コース概要

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地理院地図に書き込み。

三つ峠へは主に4つの登山道がありますが、登りには一番楽な三つ峠登山口バス停からのコースを使います。そして下りには一番きつい三つ峠駅へのコースを使います。一番きついですが、同時に見どころの多いコースでもあります。ヤマノススメは三つ峠駅から往復でしたね。僕はやりたくないです笑。

記録

河口湖駅で9時50分発天下茶屋行きのバスに乗ります。ロータリーからだと駅舎が壁になって気づかないのですが、端に移動すると富士山を見ることができます。

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河口湖駅から乗ったのは8人ぐらいでしたが、途中ロープウェイ前ぐらいでさらに8人ぐらい乗ってきて、みんな三つ峠登山口で降りました。人気の山ですね。

三つ峠登山口バス停は本当に何もない、ただの道端ですが、10分ちょっと歩くと、駐車場とトイレがあります。ここで準備を整えるとよいでしょう。

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ここから三つ峠山荘まで、ひたすら登りです。とは言っても、土と石ころの地面で、そこまで急坂でもないので、比較的歩きやすい。アキレス腱を伸ばしすぎて痛めないようにだけ気をつけます。途中チェーンをつけた軽トラに抜かれました。三つ峠には電波塔があるのでその関係者でしょうか。軽トラもゆっくりだったので排ガスを受け続けてちょっと気持ち悪かったです…。ともかく、車でも通れるレベルの傾斜と道幅でした。

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途中、ベンチがあります。「←河口湖」はさすがに方角違いすぎじゃ…?

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だらだらと登ること約1時間。三つ峠山荘に到着。目の前に富士山どーん。

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でも、ちょっとあっけなかったかなー?一度も休憩せず着いちゃいました。

もうちょっと歩くと、開けた「展望台」があります。山頂はもう目の前。

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三つ峠は、開運山、木無山、御巣鷹山の総称ですが、最高点は開運山です。前回来た時、木無山と御巣鷹山は大した展望が無かった気がしたから、今回は行かなかったのだけど、天気の問題だったのかも。見に行ってみればよかった。

それはさておき山頂へ。紅葉とNHKの電波塔を横目に整備された階段を登ると…

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三つ峠山頂です。標識の他にも岩がいくつかあるので、座ってゆっくりできます。

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ここで注意。お昼時、この画角は完全に逆行になるので、しょぼいカメラだと「三つ峠」の文字が全く見えなくなると思います。それなりのカメラで撮った後、暗い部分だけ思いっきり明るく補正しましょう。

それにしても、左側の裾野をさえぎるように生えている木、前からありましたかねー?切られてしまうのか、視界を遮り続けるのか、運命やいかに。あ、この標識の岩に登ったり、ちょっと右側から撮れば、木で隠れることはないのでご安心を。

富士山以外にも、南アルプスや八ヶ岳まで一望できます。

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お湯を持っていってインスタントコーヒーを飲んだのですが、日差しが照りつけて暑いぐらいでした。富士山の積雪も全くなかったです。この一週間ほどで積もった雪はもう次の夏まで無くなることはないと思うので、本当に最後の夏姿という感じでした。

さて、12時40分下山開始。分岐の先にトイレがあるのでお借りします。明るい窓際にハエが大量にいて、扉をあけたらそれが飛び出てきたりして、あまり気持ちよくはないです…。

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この分岐から下ります。

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しばらくの間、屏風岩と呼ばれる岩の壁を左手に歩きます。ヤマノススメでは狭い崖沿いの道を乗り越えるとこんな富士山が見えた感じになりますが、

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実際は一か所と言わず何回もこんな場所があります。一応僕も2回目なので、あおいさんと同じで慣れたものです。

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三つ峠駅へのコースの特徴の一つが、パワースポットの数々です。

例えば、一字一石供養塔。

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これは八十八躰供養塔。数える気力はない…笑。

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ここの下りがハード。登る方はもっとハードでしょう。馬返しまでがんばります。

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その名の通り(?)馬返しより上は急、下はゆるやかです。しかも下にはベンチがいっぱいあるのに、上には1か所しかない。これはあおいさんも気が滅入りますわ。

股のぞきから見える富士山。

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14時30分、達磨石。

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この辺りから、舗装道路(たまに遊歩道)になります。

神鈴の滝遊歩道から。奥に三つ峠が見えます。

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神鈴の滝はこの滝っぽいもの…ではなく、この辺りのちょっと急な流れ全体を指しているようです。小さい人工のダムのようなものもいくつかあって、上の写真はその最上流のもの。

この岩は…岩の見た目をしたトイレです。三つ峠がロッククライミングスポットだからでしょうか?まあまあきれいです。

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15時5分、三つ峠グリーンセンター到着!飯だー!っと思ったら、食事は14時までと17時からだそうです…。HPに書いてなかったもん。

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仕方ないので、お風呂にだけ入ってきました。これだけでもありがたい。ちなみに、ヤマノススメでは「温泉ーー!」と駆け込んでいますが、HPには「三ッ峠(標高1,786m)の山中から流れ出る湧水を利用した名水の湯」とだけあって、温泉を名乗ってはいないようです。温泉法の定義に合わないのでしょうね。

ゴールの三つ峠駅は洋風の外観。

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もちろん、富士山が見えます。

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楽々登れて、あとは下りだったのであまり疲れなかった…はずだったのですが、翌日になって筋肉痛がぐぅーっときました。1100m以上の下りをやや急ぎ足で歩いたのがこたえたのかもしれません。登りと下りでは使う筋肉が違うんだなと思いました。

各種情報

コースタイム:4時間30分

標高:1230m(三つ峠登山口)~1785m(山頂)~三つ峠駅(616m)

眺望:三つ峠山荘、山頂、屏風岩などから富士山。山頂は八ヶ岳など西側も開ける。

トイレ:三つ峠登山口駐車場、山頂分岐、さくら公園、三つ峠グリーンセンター

危険個所:山頂手前、屏風岩の周りは道幅の狭い箇所が続くので注意。

アクセス:富士急行線河口湖駅から富士急バス天下茶屋行き。天下茶屋行きは朝の1往復だけ。時刻表からは読み取れませんが、経由する甲府行きのバス停にも停まってくれます。

https://bus.fujikyu.co.jp/rosen/detail/id/10/#d_h01

周辺情報:三つ峠グリーンセンター。食事できるのは14時までと17時からなので注意。


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