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ひろしま神楽定期公演2024 9月 山根神楽団:塵倫

先月はRCCの神楽公演を観に行ってたので定期公演はお休みしましたが、
そうすると1ヶ月半空いてしまった。まあ間で行ってもよかったんだけどさ
しかしその前回は8月初旬、真夏の神楽スペシャルという事で暑かったのだが
まあ次は9月中旬だし涼しくなってるんじゃねえ?


暑かった!!!


陽が落ちるのは随分早くなったとは思う。しかし
しかし暑いですね!!!!どうして!!!!
平和公園回ったら相変わらずというか外国人観光客めっちゃ多い~
会場に入ってみても前列と横と、なんかツアー客の団体さんなのかな?外国人多い!イヤ勿論日本人の姿も見られるが、
なんか今回はいつも以上に外国人観光客多いナ~~と思いました。


デナーはホットケーキにしちゃった!



という事であらすじ


塵倫ですが、定期公演ではほぼ月イチで舞われている演目な気がすると言いつつ
7~8月は無かったかな?まあでも私も今年だけで観るの3回目です!
前回は6月に観てました。(1回目は新春の共演)


その時はあらすじにしろ随分シンプルだなあ…と思ったんだけど、
今回は長い。大筋は変わらんけどやっぱり色々と違うもんで
OPの舞が長いなというのはたぶん同じ感想なのだがしかし、
前回以上に長かった。体感15分くらい?10分?
そして前回はなんか七福神みたいな装束だと思ってましたが、
今回は烏帽子ですね!


手前側(緑の飾り)が仲哀天皇


時代的には恐らく前回の方が忠実なんかなと思わんでもないが、
しかし今回の装束もまた平安物とは微妙に違う様な気も…(よく分からんけど…)というので6月の写真を見たら装束自体はあんまり変わらんわね?
頭の飾り?が違うんですね!
イヤ今回も装束がなんか微妙に違う気もしたんですが、なにしろこの程度の記憶力では。


今回カメラの設定が違ってて画面が暗い


仲哀天皇から、お伴の高麻呂に武器(矢だと思う)の授与みたいなんがありましたが
その時の高麻呂の平伏ぶりというか、へへぇ~~~って感じがなんかすごくて
主従関係~~!!とか思う私だった。
その後高麻呂の索敵シーンからの仲哀天皇に鬼来襲とお知らせ後バトルという流れになるのだが、
今回は鬼2匹(この単位でいいのだろうか)対高麻呂となっており
そして高麻呂が結構圧倒していた。

鬼と遭遇する場面毎回幻想的で好きだ!暗いけど!



仲哀天皇が中々来ないから一人奮闘する高麻呂


そんでこの高麻呂のバトルスタイルですが
甲冑(これは口上で聞き取れた)に足元は、たっつけ袴っていうの?なんか絞ってある
袴に脚絆を縫い付けて?動きやすくしてあるとの事。ヘェ~
甲冑ってなんかアレですね五月人形みたいだね!
そんでこの塵倫は武器が弓だから刀のような斬り合いはなくて、
接近戦にはあんまりならないというか
その場合は、なんか取っ組み合いをしてる様な。見てて面白いです。

高麻呂は荒々しい印象だった
前回も前回でキェーーーとか言ってたが、そういうのは今回は無さそうねと思ったものの
だけど舞の雰囲気というかなんというか…が
結構その、つよい
そこは高貴な仲哀天皇との区別なのかそれとも中の人の個性か、両方かな?


奥の鬼が塵倫


一人で大奮闘だった高麻呂
鬼を二人倒して、ラスボスである塵倫と対峙しますが(※まだ仲哀天皇が来ない)
流石にそろそろ体力切れるかなって感じで塵倫に押され気味!漫画の様だ
そしてそんでも舞台の奥で鍔迫り合いをしてる所へ袖から颯爽と(唐突に)現れる仲哀天皇!ここでは特に名乗りとか無し
エッなんか急だな!?とは思ったが、
まあとにかくそれでまた形勢逆転します!今度は塵倫が追い詰められていくのだが。


華麗に合流する仲哀天皇


間で一旦、塵倫からここはひとつ手打ちにしてもらえんかみたいな提案
この時私は舞台上の英語字幕をチラ見しておったんですが、
『Jinrin:』みたいな感じで翻訳の冒頭に名前が入っている。という気付き
仲哀天皇に関しては『Emperor Chuai』みたいな訳だったかと思う。そうか
舞台上で誰が喋ってるとかって、日本語話者的にはなんとなく把握してたけど
訳ではそんな風に名前ついてないと、なにがなんだかって感じになるのかな…?

それにしても私は英語はサッパリではあるのだが、
そんな私でも神楽の口上の英語訳はかなりざっくりしてるんだろうなというのはなんとなく分かる。
あの英語訳を更に日本語にしたら、まあそれこそ直訳って感じになるんだろうなと思うんですが
まあしかし…。ああいうのは雰囲気ですもんネッ
そんでまた塵倫は割とシンプルな演目だから口上も少ないし。


今回ほんとに写真が暗いので選定が大変です



高麻呂が塵倫をボコっている間に形勢を整える仲哀天皇


なんかこう、塵倫に激詰めされる高麻呂であるとか
舞台袖で矢を咥えている仲哀天皇の様子など、
こういう感想を持っていいのか分からんのだがしかし(ヘキが強いな~…)と思ってしまった…
トドメの一撃は仲哀天皇の放つ矢なのだが、それはなんと太鼓の上からというもので
ちょっとこの場面は客席も驚きというか正直これってよいこは真似をry
コンプラに抵触致しませぬかという心配が!…でも
一方、天皇ですものね…?(小声)
仲哀天皇と、あと高麻呂もたぶんそうなんですが
後年の扱いとして神様でもあるらしいです。
今回はその辺の説明は無かったのだが、ただ仲哀天皇の別名が『帯中津日子命』(たらしなかつひこのみこと)だそうで
そうか。そんならまあ…(でもよいこは太鼓の上から矢を射ってはいけないね?)(ちなみにその場面呆気にとられてしまい写真は撮れませんでした!)


討ち取ったり!というような



そして一度礼があった


優雅な仲哀天皇と、ちょっと荒々しいが忠実なお伴である所の高麻呂
塵倫はシンプルな演目なだけに尚更個性が強く出るのかなー!と思う。毎回言うとるけど
いやあ今回も楽しかったなーー!!


喜びの舞!(ピント!)


流石にここまで来れば、カメラの設定がいつもと違うってのは気付いてるが
しかし今更いつも(※オート)に戻すのもなあ!?と思っていじれなかった〜
ちなみにオートだとかなり明るくて、ついでにハッキリ撮れるからまあここまでの写真とはテイストがかなり変わるってのもありますわねえ。
交互に撮ればよかったんでないかと思う。…
じっさい目で見てる時の雰囲気に近いのは今回の設定の方かなという気はするが、でもここまでは暗くないです!


塵倫の手グモが引っ掛かっていい感じに!


写真が暗くて見えづらいがしかし高麻呂の足元は先述の通り脚絆の様な、たっつけ袴?だっけ?というスタイルなんですが
仲哀天皇はそうなってない。裾が広がってるままです(こういうのなんていうのかな?)(普通に袴でええんけ?)
この辺は身分の差なんですかね。
高麻呂の方がヨリ動きが激しいというか、戦闘特化スタイルなのかもお伴だし。

そして高麻呂の甲冑にある紋は三つ巴ですが、
そもそも塵倫て八幡神社に奉納される神楽だとかなんとかで(なので秋祭りの定番なのかな?)
三つ巴って八幡神社の祭神の紋なんですね!今回検索して知った
ヘェ~~~!!!また見識を深めてしまった!
私が子供の頃はネットの検索とかそんなもん存在してなかったから、
今はこうしてねえ。いい時代になったもんですね
例えばそういう事を図書館とかで調べるってのもいい経験になるだろうとは思うが、
ただ子供時代の私はそこまでの疑問を持つほど聡明では無か…ウウ


喜びの舞もそろそろクライマックスに(なおピント)



今回もまた丁寧な礼でフィニッシュです



拍手拍手


あ~~~~~ほんと今回もよかったなあ!
前回から1か月半はちょっと長く感じたよ!
今回もこの後は撮影会という流れでしたが、まあそれは私は参加せずに帰るのだが
にしてもいつもはそうやって終わったらすぐ帰るという人もまあまあいるんだけど
今回なんかエッ出て来てるの私だけでは!?という撮影会の盛況ぶり。だったらしい
ロビーにモニターがあるのでチラッと見たがじっさい盛り上がっていた。

そんで今回、開演前に今度10月に開催される競演大会の告知というもんがあったんですが
その競演(競うほう)は今回で50回を数え、そしてその50回を節目として終了するとの事
曰く『神楽を広める目的でやってきたが、こうして街中での定期公演や大会も開かれるようになって』…だそうで
終わりなんて寂しい。行きます(軽率)
コロナうずでもって49回大会から4年ほど休止してて、もうその49回を最後にしようかという話もあったが
今年キリのいい50回を開催の運びになってよかった。って
50回かぁ~~。それこそ私の祖父も関わってたりすんのかしら。
(もしかしておじいちゃんが!?)とも思ったが、ただまあ祖父は田舎から動くというか少なくとも市内に働きに出るという事はたぶん無かったなあ
まあでも出かけるのはちょくちょくあったな。などと
とにかくその競演のチケットも取りました!
まあ競演とあるが今回は記念大会という事で、表彰とかは無いそう
エキシビションですね!楽しみだな~
それが来月20日。で
10月は定期公演でもう1回行こうと思ってて、そっちは月末でまた塵倫なのですがハハハ
あ~~楽しみが多くておはだがツヤツヤしますね!


太鼓の上に乗られたのはビックリしたけど演奏もよかったです!


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