幸ハウスとの出会い2
みなさん、おはようございます、昨日の続きです。
幸ハウスの存在をしめす掲示を病院で見つけてすぐ、私はもういてもたってもいられなくなって、病院の帰りにまっすぐ幸ハウスに行きました。私の住んでいる一駅隣の駅でなんとか歩いていける場所にあったことも私の心を動かした一因です。私は運転が出来ないので、車でしか行けない場所だと訪ねることができないからです。
一番最初に幸ハウスについた瞬間、私は涙が止まりませんでした。そうしたら代表理事の方が急いで駆け寄ってくださいました。私は、初対面なのに、あれ?どこかで会ったことがある人かな?と思ったほどです(笑)
出会って3年・・・今でこそ、もう慣れてしまって忘れていましたが、そこはみんな癌患者の方がいらしているのに、明るく、笑い声が響いていました。建物も素敵な空間を作っていて、柔らかな日差しが上手に入るように設計されているようです。当時、私は癌であることに、朝目を覚ますたびに傷ついていたので、みなさんの明るさに違和感を覚えたほどです。今では・・・私自身がピカイチ明るいかしら???って思います(苦笑)
幸ハウスのコンセプトは病気になっても病人にならないというもので、思いっきり病人だった私は、そうなれたらいいなあ~と富士山の一合目から頂上を見上げるような気持ちでいました。あまりにも高すぎてすぐには手が届きそうにないけど、頂上から見る景色の美しさに憧れを抱くような気持ちになりました。
それから行けるときは毎週水曜日に開放されているので、行ける限り通っています。ここに居ると、一生消えない癌で傷ついた気持ちを抱えながら、明るく生きることを許されている、そんな気持ちになります。
代表理事の方は死生観についても探求されている医師のかたなので、父の介護の時もいろんなことを教えていただき、支えになりました。
その続きはまた明日・・・