うら枯や帽子ゆきかふ喫茶店
皆さまごきげんよう。
本日10月24日は二十四節気の「霜降(そうこう)」ということで、いよいよ秋も終わりの節となってまいりました。「木枯らし」の吹く季節ですわね。
徐々に色づき、そして寂しくなってまいります街路樹を眺めておりますと、否が応でも一年の経過というものを意識いたしますわ――。
この時期に吹きます強い北寄りの季節風を「木枯らし」あるいは「凩」と漢字で書きますけれども、俳句の歳時記ですと早くも「初冬」の季語になってまいります。肌寒くもなってまいりますわね。
そうそう。この時期に街路樹を観察しますと先端のほうから色づきまして、葉が散るのも末端のほうから枯れていくのですけれども、俳句の季語では、このことを「末枯(うらがれ)」という言葉で表現いたしますわ。
まことに趣のある晩秋の季語ですわよね――。
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