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芙蓉寫眞館

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わたくしが日々お寫眞に収めましたものをこちらで寫眞帳としてご紹介させて頂きます。
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2019年10月の記事一覧

無花果の丸く馬匹の音すなり

今日往来を歩いておりましたら、無花果の実が庭先に生っているお家があったことをふと思い出し…

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古書街の匂ひや色なき風の触る

ごきげんよう。今週は神田の神保町のほうで古書祭が催されておりますわね。わたくしも早速足を…

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うら枯や帽子ゆきかふ喫茶店

皆さまごきげんよう。 本日10月24日は二十四節気の「霜降(そうこう)」ということで、いよい…

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秋深き明治の音や銀時計

皆さまごきげんよう。 10月23日は、西暦1868年に元号が慶應から明治に改元された日ですわね。 …

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柿の実の若さのままに朽ちにけり

柿の実の若さのままに朽ちにけり 曳船や水音細き菊の宿 提灯の裏側にある夜寒かな 夜を寒み…

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【第十五回俳樂會】結果及び選評

0.ご挨拶皆さまごきげんよう。芙蓉セツ子と申します。 段々と肌寒い風が頬を掠めるようにな…

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『一歩目からの俳句体験』

【0:はじめての一歩】皆さまごきげんよう。芙蓉セツ子と申します。 わたくしは最近、俳句からのご縁で様々な方と交流をさせて頂きましたり、句会を催させて頂いているのですけれども、その中で時折、 「俳句は楽しそうだけれども作り方が難しそうだから眺めて楽しんでいる」 といったお声をかけて頂くことがございます。 もちろん俳句は鑑賞することで美観を楽しむことが出来る文芸の一つです。 けれども、もし「決まり事がよくわからない」という理由が一歩を踏み出せない壁になっているのであれば、それは

【開催告知】第十五回俳樂會【10月18日】

【第十五回俳樂會】 兼題:季語『夜寒』、漢字「実」、題材〔新しい季語を考案して一句〕 席題…

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秋の日や傘立て蕾む二三本

虫の音の探り探りて颱風裡

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秋をしむ白煙細き陸蒸気

皆さまごきげんよう。本日は二十四節気「寒露」ということで、月の始め頃と比べますと朝晩は幾…

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しづしづと石畳縫ふ秋の雨

皆さまごきげんよう。本日は旧暦の9月9日ということで「御九日(おくんち)」と申すそうでして…

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