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芙蓉寫眞館

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わたくしが日々お寫眞に収めましたものをこちらで寫眞帳としてご紹介させて頂きます。
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2019年5月の記事一覧

句会のお誘い

皆さまごきげんよう。明日5月31日の22時より、わたくし芙蓉セツ子主宰の句会、第十二回『俳樂…

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滴るや『女吸血鬼カーミラ』

ごきげんよう。本日は、先日ご紹介頂きましたレ・ファニュ著『女吸血鬼カーミラ』を読了いたし…

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涼しさや遠き屋形の河東節

ごきげんよう。 本日5月28日は、元来、兩國の川開きが行われていた日だそうでしてよ。 今とな…

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短夜やヴラド・ツェペシュの魅かれたる

ごきげんよう。 本日は明治30年にブラム・ストーカーさまの小説「吸血鬼ドラキュラ」が刊行さ…

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舟歌や青き蕤賓流れをり

ごきげんよう。 突然ですけれども、皆さま「吹雪月」って何月のことだか分かりますかしら? …

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照り映えし小満といふ深き色

ごきげんよう。今日は蒸し暑い一日でしたわね。 本日から二十四節気の「小満(しょうまん)」…

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梅雨なれや書庫の半歩の音しづか

皆さまごきげんよう。今日は久々にまとまった雨の一日でしたわね。 梅雨にはまだ早いかと存じますけれども、今日のお天気は迎え梅雨と言って良いのかしら。 夕方になって小降りになったので良かったですわ。圖書館に用事がありましたので困ってしまいましたもの。 今日は圖書館、ひっそりと静まり返っておりましたわ。けれども、雨の日は人が居ないので却って落ち着けるかもしれませんわね。 また今度、雨の日に圖書館へ行ってみようかしら――。

清らけし羽音すなり団扇撒

ごきげんよう。奈良にあります唐招提寺(とうしょうだいじ)というお寺さんでは毎年この時期に…

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たをやけし膨らむ頬や白団扇

ごきげんよう。 例年の5月はこんなに蒸し暑かったかしら――。昨晩から宿題の作文をしていた…

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三社祭木遣の声の歩みたり

ごきげんよう。 今週末は浅草の三社祭ということで、今日は100基ものお神輿が町内を練り歩いて…

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竹の子に抜かれし朝や草の露

ごきげんよう。 季節が巡るのは早いもので、立夏も末候「竹笋生(たけのこしょうず)」になっ…

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風光る千鳥ヶ淵の小舟かな(岩波世界6月号佳作)

ごきげんよう。 このたび岩波「世界」6月号の岩波俳句 さまにて拙句の一つを佳作に選んでいた…

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濡れ髪や八十八夜の白き湯気

本日5月2日は「八十八夜」ということで立春から八八日目の日ですわね。 様々な農作業の目安に…

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寿ぐや白き牡丹のやはらかく

ごきげんよう。 本日4月30日は七十二候「牡丹華(ぼたんはなさく)」ですわ。暮の春を飾るにふさわしいお花ですわね。 「花の王」で「花王」とも称される牡丹ですけれども、特に古代中国では大変珍重されたようで様々な美称が伝わっておりますわ。 さて、この「牡丹」の美称ですけれども「花王」の他にも「富貴草」でしたり「天香国色」でしたり、どれも縁起の良いお名前ですわね。天の香りに国の色。堂々とした花ですから「花神」とされたのもなんだか分かりますわね。 ちなみに歳時記ですと実は初夏に