英語リスニング力爆伸び勉強法~長い旅のお供にどうぞ~
はじめに
というタグを見かけたので、
ひとつ、英語勉強方法に関するネタを書いてみようかと。
勉強の手法というよりも、英語勉強手段の一つ、という観点であるが、少しでも参考になれば。
個人的イチ推しの学習法、それは洋楽dictationである。
(一定のレベルに到達している人は短いNewsやTEDスピーチのdictationも良いであろう)
何を隠そう、私はDictation信者なのである。
この勉強方法を取り入れてから、特にリスニング力がスカイロケットした。
英語の勉強って明確なゴールが見えないし、絶対にどこかで壁にぶつかる時があって、勉強方法もやる気も迷走する時期が突如現れる。
そんな経験が多くの人にあるだろう。
今や、そこら中に色んな教材や勉強法が溢れていて、どれが自分に合っているのか、効率的なのかわからない。
これもそんな手法のうちの一つかもしれないけど、
一番楽しく続けられた上に、手ごたえを感じたので、紹介したい。
もちろん、資格取得やスコアゴールがある人は、その資格向けの勉強が一番の近道ではあるが、それでも伸び悩む時は来る。
短期学習者でない限りは、この方法は継続的に総合力に資する勉強法であるろう。
これは10年前の語学留学中に、定期的に取り入れてやっていた勉強法であり、日頃の試験対策勉強に疲弊したタイミングで、楽しみながら合間に取り入れやすい勉強法なので、是非試しにトライしてみてほしい。
ちなみに、当時は10か月の語学留学でTOEIC350⇒925まで上昇。
(あくまで、たくさん勉強していた中のイチ手法であり、主にケンブリッジ英検向けの勉強が中心でしたが、本手法はリスニング力全体の向上に資すると手応えは感じております)
ではみなさん、ペンとルーズリーフ、スマホを準備してください。
限界Dictation勉強法
①好きな洋楽を準備
まずは、好きな曲を準備。
個人的には、EDM的なのよりは、メッセージ性やストーリー性が強そうなやつの方が楽しいですが、自分が好きなやつが一番です。
当時、Adeleの『Make you feel my love』の書き出して泣きました。
②曲を聴いて、聞こえた英語を全て紙に書き出し。
曲を聴きながら、とにかく耳で聞こえた歌詞を全て書き出し。
何十回も聞いてください。
10秒スキップ、10秒戻しとかもできますし、
何度曲をストップしてもいいです。
絶対に歌詞は見ずに、耳で聞こえた内容を全てを書き出してください。
③とにかく限界まで書き出し。
このステップが重要。
何度聞いてもわからない、という箇所はカタカナで書き出してください。
歌詞の存在する部分は、英語が聞き取れなくとも、聞こえた音をカタカナで書き出す。これは必ずです。
もう絶対無理、書き漏れもない。というところまで書き出してください。
このステップは、1時間程かけて問題ないです。
④答え合わせ。
②、③のステップで、限界まで書き出しを行なった後、歌詞を見て答え合わせタイム。
間違えたところやカタカナで書いたところ、赤ペンで修正してください。
カタカナで補足した部分も、「この単語はこんな発音になるのか!」「知っている単語同士のだったけど、繋げるとこんな聴こえ方になるのか!」等の発見があって楽しいです。
答え合わせをする中で、曲自体の理解も深まり、
普段何気なく聴いていた曲への新たな発見があったりも。
⑤Dictationはせずに、曲を楽しむ。
答え合わせが完了したら、
歌詞を観ずにもう一度聞いてみてください。
今まで聞けなかった英語がスッと入ってきます。
曲が自分のモノになります。
⑥再度dictationを行う。
最後の締めです。
最後にもう一度、何も見ずにdictationをしましょう。
ちゃんと答え合わせでの発見が、
脳と耳に反映されているかの確認作業です。
この段階では、ほぼほぼ聞き取ることができるので、
かなり楽しくなってくるはずです。
⑦(おまけ)書き溜める
これは趣味の範囲ですが、
書き出しは全てルーズリーフに行なって、これでまでにやった曲をファイリングしておくことで、「やった感」も得ることができます。
(意外と大事。自信と継続に繋がる。)
実際に見直して、自分の成長も感じられると思います。
あとは蛇足ですが、歌詞の中で出てきたわからなかった単語は、ルーズリーフの隙間に10回書いて記憶してました。
以上が、限界Dictation勉強法のステップです。
英語勉強という旅
英語の勉強は長い長い旅である。
そのゴールは、人それぞれであり、旅を続けるためには、的確なゴール設定が重要になってくる。
先の見えない大砂漠を、ゴールの方向や距離感もわからずに一人で進むのは不可能。
多くの英語学習者は、既に自分なりのゴールや歩き方を設定して、前に進んでいることであろう。
しかし、目的が定まっていてもその道を進むのは楽ではない。
いかに楽しみながら、継続できるかも大事である。
当時の私にこの勉強法はすっぽりハマって、
ほぼ2日に1曲ペースでdictationをやり続けていた。
是非みんなも息抜きにトライしてみてほしい。
小話し
前に働いていた銀行で新人研修をしていた時、とある中国人同期と話出会った。彼は日本語を自由に操り、我々日本人と同じ土俵で新卒入社をしていた。
「いつから日本語を勉強をしていたの?」
「大学に入ってからだよ。」
「それでもうそんなに話せるの?!どうやって勉強したの?」
「日本のニュースをずっと書き出ししていたよ。」
この時、私はDictaionの真髄をみた気がした。
おしまい
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読んでいただき、ありがとうございます。
面白かった、役に立った、つまらん、まだやれるよ、
どんなご感想でも結構です。スキをいただけると嬉しいです。
継続の力となります。
引き続きよろしくお願い致します。
ふみ