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Finance専攻の留学生に、豪州現地で働く未来はあるのか。ーCFA Career Eventへ潜入ー


どうも、ふみでした。


今週、CFA SocietyでCareer Eventが開催された。

オーストラリアでの就職では、コネクションが特に重要。
「少しでも繋がりを作ること」、そして「現地の金融機関を知ること」これは日々の重要なタスクである。


2つの課題締め切りが迫っていたが、
この貴重なネットワーキングの機会を逃すまいと参戦。


今回のイベント参加については、
自身で選択した道の厳しさと、
まだまだ(質も量も)努力が足りないこと、
を改めて痛感した一日となった。

イベントの様子や感じたことを記します。

CFA Australia Society への参加

 世界各国の各エリアでCFA Societyが存在している。

正式なSocietyのRegular Memberになるには、level1を合格する等いくつかの条件があるが、未合格であってもCandidate Memberになることが可能であった。

Candidate Memberになるための会員費はAU$50。

特典としては、
Candidate用の試験準備コースの割引や、
Kaplan Schweser productsの20%オフ、
その他イベントへの割引参加等を享受することができる。

CFA Society Australia / Investment Career Event


今回のイベントは、下記の内容。

前半:キャリアイベント
1.交流会
⇒各金融機関のブースが設置されており、自由に行動。
2.パネルディスカッション
⇒①パネラーによる、キャリアパスに関する雑談
⇒②パネラーによる、キャリアTipsに関する雑談
3.交流会
⇒軽食付、自由に交流。

後半:リサーチチャレンジイベント
1.地元学生による企業リサーチプレゼン
2.交流会
3.結果発表

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前半戦。

ここで参加するパネラーの方々は、
現地の金融機関(銀行やファンド、監査会社等)で実際に働いており、CFAを保有するプロフェッショナルの集まり。

各々が様々なキャリアバックグランドを持っており、
やはり日本に比して、転職キャリアップをしている人が多い印象。

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後半戦

ここでは現地大学の学生が、
題材となる企業のリサーチプレゼンを行うもので、豪州全国大会、そして国際大会へ繋がる予選会のようなもの。

参加校はQLDに所在する3校。
(我が学び舎QUTは、不測の事態により今回は不参加となったらしい)

金融のプロ5人が審査員となって、
それぞれプレゼンの後の質疑応答も対応する形式であった。

同じ学生でありながら、
金融知識を実態に即した活用・リサーチを行い、
多くのプロの前でプレゼン・質疑応答を行うというのは、
ただただ敬服である。

ただ、海外で闘うには、
英語を使って、このレベルまでは持っていく必要があるだろう。


刺激と焦りと、決意。


前半のパネルディスカッション。
ある参加者の一人が、パネラーに質問をしていた。

「自分のような留学生が、オーストラリアの金融機関で働くためのアドバイスをいただけないか」

パネラーは皆、目を合わせ、誰が回答をするかを探りあっていた様子。

少しの間をおいて、
現地銀行のHR業務経験のあるパネラーがふいにこう答えた。

「VISAがないと無理。PRか市民権を持っていなければ、面接に行くどころか、履歴書も通らなから。まずはVISAを取りなさい。以上。」

まぁ、それはそうだよなあ。

わかってはいたが、金融業界における現地就職は簡単ではない。

VISA取得に繋がるとされるSTSOL(短期技術職業リスト)には、金融関連の対象業務はほぼないのだ。
(タスマニアやノーザンテリトリーでのFinanceManagerかBrokerのみ)

この冬(6~9月)はサマーインターンも調べたりしていたが、
金融機関となると,軒並みPRかCitizensのみの受け入れ。

元々理解はしていたし、覚悟もしていたが、
HR経験者に「無理です、出直してきてください。」とスッパリ言われるのはやはり、ずっしり来るものがある。

しかしこればかりは揺るがない事実であり、
その前提でここにいるのだ。

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中盤のキャリアTipsでは、
ネットワーキングの重要性が強く語られていた。

Linkedin等を活用して、
興味のある企業の社員に直アポを取り、企業との繋がりを積極的につくるべしとのこと。

これはやや新しい観点であった。

Linkedin等で直接連絡をとって直アポを依頼しても、
喜んで会ってくれる人は多いという。

基本的には、今回のようなキャリアイベントや採用イベント、インターン等を活用しなければ、企業社員との繋がりを作るのは難しいと考えていた。

この文化は活用しない手はないだろう。

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交流会。
ここではInvestment Adviseryとして働くモンゴル人と知り合った。
彼も学生VISAで入国し、4年前に金融学士を卒業。

卒業VISAに切り替えて、知り合いのいる今の会社へ入社、
そのまま勤務を続ける中で、現在はPRを取得したという。

似たような話を聞いたことがあったため、
この可能性はまだ捨てきれない。

例えVISAの要件が合わずに、大手現地金融機関に正式な雇用がされずとも、まずは持っているVISAで金融関連の働き口を見つけることで、その後のVISAへ独力で繋げていく。

これが王道ルートであろう。

そのためには、
1.ネットワーキングに努め、雇用の機会を逃さない。
2.Credebilityとしての、CFAの取得及びGPAの底上げを行う。
ここに尽きる。



留学生活も残り1年。
日本に帰るという選択肢ももちろんあるが、
まずはこちらで闘えるだけ闘っていきたいと思います。



一緒に頑張りましょう。



ふみ。




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