芸術家の家っぽい家

近所に芸術家の家っぽい家がある。白い塀に囲まれた広い敷地の中に、美しい木造の平屋と離れが二つ。それっぽい煙突がにょきっと生えているので、きっと陶芸だろう。ええいパリーン、ちがうパリーン、これもちがうパリーン、みたいな光景が日夜繰り広げられていることだろう。芸術家ってアーティストより言葉として重い感じがするなぁと考えていると、芸術家の家が見渡せる丘の上に着いて、洗濯物が干してあることに気付く。そうか芸術家の方も普通に生活しておられるのかと。しかし家の横を通る度に、やっぱり芸術家の芸術家然とした暮らしぶりに想いを馳せる。

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