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【14】50種類のヘッドホンを買ってみて見えたもの。

1ヵ月チャレンジ14日目のテーマは「これまでに夢中になったモノやコト」です。


他の記事にも書いていますが、自分は色んなモノにハマりがちです。

しかも短期間サイクルなので、久々に会った人からすると「あれ、今はそれなんだ・・・」みたいな感じによくなります(笑)

妻の姉には「あんたのダンナ、今は何にハマってんの?」なんて会うたびにニヤニヤとイジられているようです。

あまり言いたくはないですが、要は飽き性なんだと思います。



先日のテーマ「最近ハマっていること」でも色々と書いてしまったので、今日は1つだけ書いてみます。比較的長くハマっていたもの。それはヘッドホンです。


自分はヘッドホンに夢中になっていた時期がありました。

毎週のようにネットで注文し、毎週のように違うヘッドホンが届いていました。

所有したことのあるヘッドホンは延べ50機を超えています。いわゆるヘッドホンスパイラルにはまっていたんですねー。


まず、ヘッドホンにハマったきっかけですが、一人暮らしを始めたことでした。

音楽が好きだった自分は実家の頃は気兼ねなく夜でもボリュームを上げてノリノリでしたが、一人暮らしの賃貸マンションではそうもいかず。

あと上の階の騒音(足音や物音)が気になっていて、その音を気にしないようにするためってのも理由としてはありました。



それでも、最初はまさか50を超えるヘッドホンを購入するなんて事はまったく思っていませんでした。

2000円位の安いヘッドホン(とはいえ、普通の人からすれば安いという感覚はないかもしれませんが)をつけて音楽を聴いていました。

が、長時間聴いてると耳が痛くなってくる。

何か他にないかなーなんて当時の2chのスレッドなんかをのぞき始めたのが、スパイラルの序章だったのです。

そこではご丁寧に音質や装着感、総合的なコスパなんかを機種ごとに事細かくレビューしてくれている人たちがたくさんいました。

こういうジャンルの音楽には、この機種がいいよみたいに親切にお勧めしてくれる人もいました。

自分はそのスレに常駐したりアマゾンのレビューを読んだりしたのち、大奮発して5000円出し、長時間聴いていても疲れにくそうなゼンハイザーの「PX-100」という小型ヘッドホンを購入しました。

こんだけ出したんだからと、一生使うつもりで買ったのでした。

それでしばらくは満足してたんですが、その後も何気なく2chスレを読んだりしているうちに、なんだか他にも欲しくなってきたんですよね。

まず世の中にこんなに多種多様なヘッドホンがあっただなんて知りませんでしたので、他の機種は一体どんな音がするんだろう?なんて。

それでも最初は数千円の安いヘッドホンを月に1~2本買う程度でした。(普通の人からすればそれでも多いけどw)

音を聴き比べて「あー、この曲にはこっちがいいな」なんて悦に浸って満足していました。

ですが、人間の欲望とは果てしないもの。徐々にヘッドホンスパイラルはエスカレートしていきました。

買う値段が2~3000円のものから5000円を超えていき、やがて1万円前後のものにも手を出すように。

当時はまだ珍しかったクリエイティブというメーカーの「アルバナライブ」という機種がやたらともてはやされていて、8000円くらいしましたが自分も購入して「おおー、すげえ!コスパ最強じゃん!これ2万くらいのヘッドホンにも負けないんじゃね?」なんて、当時2万のヘッドホンなんて聴いたこともないくせにマニアを気取っていました。

そうやって徐々にヘッドホンは増えていき、気付けば収納庫がわりにしていた3段衣装ケースも空きがない状態に。

新しいものを置くスペースも買う費用もままならない。それでもまだまだヘッドホン欲は収まっていません。

そこで自分が思いついたのが、ヘッドホンを売るという行為。

よく利用していたヤフオクでいらないヘッドホンを試しに出品してみたところ、割とすぐに買い手がついたのでした。

しかも相場が分からないのでかなり強気な価格をつけていたにもかかわらず、です。

それから他にもいくつかヘッドホンを売却していきましたが、そこで自分は気づきました。

「中古ヘッドホンは割高でも売れる!」

そうなんです。
今はどうかしりませんが、当時は一般的な価格の8割くらいでも平気で落札されていたんです。

もちろん自分のヘッドホンは状態がかなり良く(そりゃ買ってすぐ売っちゃうんだから)、箱もちゃんと置いていたっていうのも大きいとは思います。

でも「ネットで最安ショップを探せばその価格で買えるぜ??」てな価格でも売れる場合もあったりして、これをよく自分は利用していましたね。


思ったような音ではなかったり飽きたりしても、ヤフオクできれいな内に売れば懐はほぼ無傷で済む。

そう気づいた自分は、そこから一気に3万、4万、最終的には5万を超えるヘッドホンに手を出すまでになっていったのでした。

正直、2万を超えたあたりから、それ以上の価格を出したとしても音質が極端に良くなることはありませんでした。

もう好みの問題だと思います。

世の中には10万20万するヘッドホンもあり、そのクラスになってくるとちょっとわかりませんが、5万までのヘッドホンを購入し聴いてきた自分に言わせれば結論はそういうことになりました。


延べ50機以上を所有してきた自分ですが、今手元にあるのは5種類のみ。

激しい争いを勝ち抜いてきた猛者ばかりです。

中でも一番のお気に入りはゼンハイザーのHD650という機種。

ヘッドホンマニアの中にも愛好家は多く、ぬくもりがありながらもリアルなその音質はどんな音楽も心地よく聴かせてくれます。

買ったのが約10年前。入れ替わりの激しい自分のヘッドホン遍歴の中で最後まで生き残ってきた、まさに神機です。

今アマゾンで見てみましたが6万5000円で売ってました。
そんなに高かったっけ・・・??


ヘッドホンにまつわるお話はまだまだ語り尽くせませんが、とりあえず自分が夢中になっていた熱量だけは伝わったかなと思いますのでこのへんで終わりにしたいと思います。


また機会があれば詳しく書きたいと思います!

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