いつか使う、が叶った日
うちにはミシンがありません。数年前の断捨離の際に棄てました。いつでも使えるよう、炊飯器やポット、テレビのように置き場所を決め出しっぱなしにしておかないと使わなくなるなあと思いつつ数年、奥にしまい込んでいました。仕舞い込んだが最後、ミシンの箱の上にはガラクタが積まれ、いざミシンを使おうとするとそのガラクタを退かし、ホコリを祓い、ミシン作業ができるスペースを作り出さないといけませんでした。それで縫い終わったらまたもとに戻す作業です。
それが億劫になって使わなくなり、こんなんじゃあ無くてもいいなあ思ったから棄てたわけなんですが、この某ウイルスで巡り巡ってマスクを作ることになって、いま後悔しています(笑)
ミシンがあれば、マスク一枚など布の裁断さえ済んでいれば、きっと15分くらいで縫えてしまいます。でも手ぬいなので、一日一枚縫うのが精一杯。集中力が無いのと、「水で消えるチャコペン」で描いた縫い線が手汗で消えてしまう恐れがあるので、手汗をかきだしたら一旦作業中止です・・・トホホ、です。
だけど自作マスクを作る方が増えたことで、ミシンの需要が伸びて、ミシンもわりと品薄なんだと小耳にはさみましたから、まあ手で縫える時間もあるし(短時間で多数を求められているわけじゃない)いらないですね。
そんな手ぬいで、4枚、縫えましたー。1枚は自分用、1枚は夫用、3枚めも自分用にして数回使ったのだけれど、実家の母に見せたら欲しいと言われ、姉にあげようと思っていた4枚めを母に、姉にはまた別に作ることにしました。姉はきっと、3,4枚目の柄は好きじゃないからちょうどいいかもしれませんけど(笑)
↑これは縫い上がった直後で、縫い線、刺し子の柄ラインが残っている状態です。表は刺し子ふきん、裏はトリプルガーゼ手ぬぐいや端布を使っています。ここから水洗いをして線を消し、洗ってお日様に当てて乾かしました。ゴムは未使用のストッキングを輪切りにして代用していますが、これが耳が痛くならずにとても良い。
いつか使うだろうと買っておいた膝下ストッキング、使う時が来て本当に良かったです(笑)