ヤマトよ永遠に (映画)

宇宙戦艦ヤマトが大好きなんです。最近のリメイクされたほうも好きだけれど、古い、昔のヤマトで育ったのでやっぱり古い方を推します、富山敬さんの古代進を推します。

あらすじ

突然現れ都市を破壊しだした侵略者。抵抗も虚しくあっという間に制圧された状態から、ヤマトが地球を救う話

好き過ぎて

全部好き。(笑)オドロオドロしい始まり方、ストーリー、キャラの個性、セリフ、終わり方・・・どれも好き。なんならエンディングの曲も好き。好きすぎて音源買いました。

この曲の歌詞と、古代・雪の遠距離恋愛がとてもあっていて感動なのです。ああ・・・いい・・・(聞きながら書いてます

更に好き過ぎて一日中聞いていたくて、映画の音声をカセットテープに録音して寝ながら聞いたり、デジタルが発達した今はmp3にして聞いちゃったりもして。

ところで、テレビから音声だけ抽出する方法ご存知ですか?

まずテレビの音声出力端子とカセットレコーダーの音声入力端子をつなぎます。端子は赤や黄色の枠がついているので、それと同じ色のケーブルを挿せばOK。その状態でビデオを再生。再生と同時にカセットレコーダーの録音ボタンを押します。
映画は約2時間。カセットテープの長いもの、120分(片面1時間)を使うんですが、1時間で片面が終わるので、ビデオを一時停止させテープを裏返してまた再生・録音を再開です。

寝ながら聞きた過ぎて、やり方を父に教えてもらいました。この方法で、色々なアニメのセリフだけを細々と録音して30分くらいの謎の作品(笑)を作った事もあります。どんなふうだったかというと・・・

聖闘士星矢の中の「なにィ?!」というセリフを効果音付きで録音したら、北斗の拳のビデオテープに取り替え、「もう一度いう・・・おまえはもう・・・死んでいる!」を録音し、またテープをベルばらに取り替えて「ヒドい!オスカル様ヒドい!」

こんな風に、なんの意味もないセリフをつなげて録音し続け、元の作品は色々なのに不思議と会話が成立している30分の音源は楽しかったです。当時はアイドルよりもアニメばかり見ていたから、あのセリフならこのアニメの何話のCM明けて少しのところのシーン、と憶えていました。地理や数学の公式は全く憶えられないのに(笑)

あちこちに同じ声優さんが出ているから、この声であのセリフのあとに喋っても違和感ないよねーと姉と話していて、それで思いついた遊びで、夏休みの宿題もせずに夢中で作り、姉とお腹を抱えて笑ったのは良い思い出・・・。

話をもとに戻して・・・

みどころ

この作品では女たちの力がとても大事なのでそこも注目して欲しいです。森雪と、古代進の姪(古代守の娘)・サーシャしかいないんだけども(笑)

森雪は古代進の恋人です。いつもは一緒にヤマトに乗り込むのだけど、今回は冒頭から古代と離れ離れになります。遠距離恋愛なわけですが、遠距離にもほどがある(笑)
でもこの雪が地球に残ったことで敵を攻略することができたので結果オーライです。

サーシャは古代進の兄・守の娘で、イスカンダル星人のスターシャとの間に生まれた子になります。スターシャは既に亡くなっており、イスカンダル星人の成長のスピードは地球人のそれよりも何倍も早いので、地球ではないどこかで養父によって育てられていました。この子が、雪のいないヤマトで活躍をします。

この二人の女性と、エンディング曲、これだけ見ておけば大丈夫です!

森雪は、古代進の兄・古代守の下で働いていて侵略者の攻撃を受けました。守の指示で、小惑星イカルスにいる真田志郎と連絡を取る命令を進へ伝える使命を受けて、銃弾を掻い潜り進のところへ。その古代達を地球から脱出させるサポートをしている最中に撃たれ、敵将に捕らえられてしまうのだけど、

どんなに勇猛な男でも、あなたほど勇敢には戦えなかった

時間が経って目を醒ました雪に、敵将・アルフォン少尉が放った一言がすごく好きです。アルフォン少尉の名台詞です。

こう言わしめたのは雪の内面の強さだと思います。古代を想うが故の強さで、敵将はこの芯の強さに惚れてしまいます。脱出艇は生命反応が無かった、と告げ、自分を受け入れてくれたら、(地球に打ち込んだ)重核子爆弾の秘密を教えるよ、と申し出ます。ズルい!

脱出艇の生命反応が無かったイコール古代くん達はもういない・・・ならば貞操を守るよりも地球のために働こう・・・そう考えを巡らせて、敵将の気持ちを受け入れる事を決めた雪・・・!ダメ古代くん生きてるから!!!やめて!!!思ったものです。

でもそんなの敵将にはお見通し!爆弾の秘密を地球防衛軍に渡したら君は死ぬつもりだね?と見透かしていて、アルフォン少尉ってなにげにイケメンなんですよ。顔色は悪いけど、声もイケメンならば行動もいちいちイケメン。

見透かされていたのを知ってプツンと糸が切れ、「爆弾の秘密が知れるなら地獄に堕ちてもいい」と泣き崩れる雪を敵将は解放してあげます。ただし爆弾の秘密は教えてくれませんでしたので、まだ抵抗している地球防衛軍に合流してパルチザンの一員として銃を抱えて戦います。

この時、古代たちは無事にヤマトに乗り込んで敵の本拠地におり、こちらも戦いがはじまっていました。

タレ目の、おっとりした雪が、部下を従え銃を抱えて戦う姿を古代くんが見たら発狂しちゃうと思います。雪はダメだ!危ないから部屋から出るな!とか言いそう。

雪は戦場でアルフォン少尉に再会します。銃弾に倒れたアルフォン少尉から爆弾の秘密を無事に教えてもらい、爆弾の無力化に成功しますが、あと一つ作業が残っていて、それは敵地にいるヤマトに託します。

アルフォン少尉は雪の腕の中で死ねたわけだけど、本望だったろうと・・・。好きな女に抱かれてだなんていう妄想、宇宙人も同じように抱くのね。

サーシャ

雪が撃たれ堕ちていくのを救えなかった事で落ち込んだまま、真田さんのいる小惑星イカルスに着いた古代たち。真田さんが、「こんな事もあろうかと」ヤマトの整備をしていたと知って、さっそく敵地に向かうことになるのだけど、その艦内で、古代に話しかけてきたのが、サーシャ。金髪で、ブルーの戦闘服を着て、タレ目の女の子。かわいい。声は潘恵子さんでとても合ってる!

「寂しそうね、おじさま♡」
「おじさんなんてよしてくれよ!おおお俺はまだ若いんだ!」

真田さんが養父となり、惑星イカルスで育てられていたサーシャは乗組員としてヤマトに乗ることに。雪が居ないのでカバーしてもらうわけだけど、ここで能力が発揮されていきます。サーシャかっこいい。雪、と間違えて呼びかけられ、ふてくされて「違うわ」、というシーンもかわいい。なにもかもかわいい。サーシャずるい。

このサーシャは、敵地で色々あって地球に帰ることにしたヤマトを降りてひとり敵地に残りますが、これがまた大事な役目で、功労者二人目です。

結局死んでしまい、古代たちへお別れの言葉を言いに姿を見せます、宇宙人なんで、こういうこともできます。「お父様・お母様のもとへ行けます(成仏するみたいな?)」とサーシャが言うんですが、ここで、ん?と。お父様死んだの?確かに冒頭で、雪に命令書を託したあと、脱出艇が飛び立つのを瓦礫の隙間から見届けていましたけど、まさかあれが?古代守の?最期????今でも、???です(笑)主役の兄貴、しかもキーマンでもあるキャラの父親の最期にしては適当過ぎる(笑)

それでも好き。

父も好き

この作品は私の父も大好きで、父の影響でヤマトを好きになったようなものです。

作中、敵のボスがヤマトに呼びかけます。

「我々の味方になるか我々と戦うかどっちか決めたまえ・・・あと5分待とう・・・」

この

「あと5分待とう」

が父のツボで、日常、あらゆる場面で使ってきます(笑)お風呂に入って、と言えばこれ。カップ麺にお湯を入れたらこれ。出かける予定で車に乗り込んだら母がまだ来なくて、これ。もう好き過ぎるでしょ!(笑)

そして父も好き過ぎて色々やるタイプ。劇場で買ってきたヤマトのパンフレットのサーシャの絵を拡大して模写できる装置?を作り、コピー用紙に書き写して塗り絵を作ってくれました。サーシャだけではなく、このあとの完結編に出てくる水の惑星アクエリアスのことも、メーテルもやってた・・・どんだけぇ。


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