歌にのせて・・・

昨日今日となんとなく気分が乗らなくて憂鬱で、でもこれといって理由はなくて。まあたまに訪れるヤツかと。放っておけば忘れ薄れていくもので、シトシト通り雨のようなもの。サーッとすぐに止む日もあれば、梅雨のように長く続く日もある。そんなものなので、医者に行かなきゃ、と深刻にはなっていません。こんな感情はたいがい二晩ほど寝れば消えるので、おとなしく過ぎていくのを待ちます（笑）

こんな時は昼寝をしてしまうのが一番なんだけど、そうしようと思っても、ただいま絶賛、建物修繕工事中でドンガン音が響いてきています。加えて近所のおじさんがハッスルしだし、職人さんの休憩の邪魔をする声が聞こえており耳障り。工事の音はいいけど、おじさんの声はアレなので、イヤホンしてロックな歌でも聴いてしまうのがいいかと思いました。

でも今日は、ロックで元気な歌を聞く気分じゃあ無くて・・・なに聞こうかなってなんとなくYouTubeを漁っていて、「天城越え」何気なく観ましたら、私の妄想スイッチ入りました。

肩越しの燃える山

「天城越え」はとっても艶めかしい歌詞なんですよ。

主人公は、隠しきれない移り香があなたに染み付くほど逢瀬を重ねている男女です。九十九折の先の浄蓮の滝を経た隠れ宿で、寝乱れ、舞い上がって、揺れ落ち、しがみついた「あなた」の肩の向こうには「燃える山」が見えるわけなんです！燃える山・・・！燃えているのは山じゃなくてあなた達！！とか思ったり。

１番は、関係が始まって、まだ一年くらいの感じ。何があってもあなたと越えたい言ってるし。

２番は、ちょっとケンカも増えてきた頃で、でも覚悟しておつきあいを続けますっていう。口を開けば「別れる」と言いあって、その言葉が心に突き刺さったまま逢瀬を繰り返している。でもやっぱり抱かれれば一人の夜よりもあたたかいし、また「山」が燃えちゃうわけ！

で、"それ"を何があっても、戻れなくてももういいの、あなたと越えたいの！と繰り返し思う、道ならぬ恋を歌った歌です。

https://youtu.be/yvc0LadtZUk
この動画の石川さゆりさんの、歌っている時の表情がたまらなく美しいです、ただ愛を感じるだけの１番と、２番の覚悟めいた強い感じが表れていて、オーケストラに負けない迫力。

はぁー・・・いい・・・

からの〜

物足りない

Never Enough。あなたと幾度天城越えをしても満足できなくて、夜空の星々を手に入れても、この世界を手に入れられたとしても、私は満足できない…と気持ちを露わにします。でももうそういうこと言い出したら負担になる気がします。だって「あなた」は決して自分だけの人にはならないから。責任が生じないから、ただ好きって気持ちだけでいいからそういうことになるんだ・・・遅かれ早かれ、苦しいだろうけれど、次の歌になるでしょう。

お元気で

そうして、桑田佳祐さんの「杜鵑草」です。

天城越えをしたあとで何があったか知りませんけど（でも想像に難くない）、辿り着いたところには海が広がっていて、寄せては返す波を見ていたら少し冷静になったイメージ。

叶わぬ恋に身悶え心を乱し（天城越えをし）、でも、見つめ合った日は帰らなくて、もし夢が叶うなら生まれ変わりたい、と。だけどあなたがいつも笑顔でありますように、「お元気で」と添えるその気持ち・・・！つなぎあった手を離して、ふりむかないで未来へ歩いて行くんです。

そして・・・

HAPPY

OH WONDER「HAPPY」

別れた「あなた」と街で偶然出会い、自分以外の誰かといる姿を見て傷つくかと思ったけど、幸せそうなのでよかった、と思えるのでした。

おわりに

よくこういうことするんです（笑）意味わからないと思うんですが・・・不特定多数の方が見るから（アクセスがあるかどうかじゃなくて、その機会にさらされてるという意味で）、こんな自己満足な記事はどうかと思ったのだけど、長文を打つ事をしたくて。

こんなふうに、いくつかの曲の歌詞をつなげて一つの世界にしちゃうのが好きで、これは子供の頃からたまにしていました。いくつものアニメのセリフだけを録音してつなげて３０分の作品？に仕上げたり（笑）

ああ楽しかった。

さて・・・本も読みたくなってきたので、なんかきっと、もう大丈夫そうです。

※今回も、みんなのギャラリーから一枚お借りしました😊ありがとうございます