バルセロナ女一人旅の記録(2日目)
ホステルの部屋が冷房ガンガンで寒くて寝不足ですが、起きられたのでヨシ!ということで、バルセロナ旅行2日目です。
今日は朝イチでピカソ美術館の予約を入れています。
昨日持ち帰ったバゲットを温め、生ハムと一緒に豪華な朝ごはんです。
泊まったホステルは共同キッチンでコーヒーも飲み放題でした。
いっぱい歩くぞ!と気合を入れて、いざ出発です!
二日目
ピカソ美術館
宿から30分くらい歩くと、旧市街に溶け込むようにピカソ美術館があります。民家数軒をぶち抜いて作ったんですって。
オーディオガイド付きの一般チケットで€17です。
予約チケットを持っている人と当日券を買う人の列が形成されていました。
が、予約チケット列の形成場所が頻繁に変わり、皆で右往左往……
オーディオガイドは、自分のスマホを使うか専用の機械を使うか選べます。
スマホの電池消耗が嫌だったので、専用の機械を受け取って、進みます。
ちなみに、専用の機械は液晶付きで耳に当てるタイプなのですが、解説中に頻繁に「画面に映っているのが~」という文言が出てきます。
なので、イヤホンを持参して画面を見られるようにすると良いと思いました。
展示は、ピカソの人生の流れに沿って進みます。
美術学校の先生だったピカソのお父さんの絵から、
ピカソが14歳の時に描いて展覧会に出品した絵、
パリでいろいろな画家と交流していた時期の絵、青の時代の絵、1週間で鳩をいっぱい書いた時期の絵、
名画(ラス・メニーナス)の再構築をしていた時期の絵、
陶芸に手を出したころの作品……と盛りだくさんでした。
ピカソの多才さと天才性とに感動するばかりです。
ピカソはパリのイメージが強いですが、バルセロナでも多くの時間を過ごしたのですね~。
ガイドを聞きながらじっくり鑑賞して2時間くらいかかりました。
お昼の時間なので、サンタエラウリア大聖堂までの道中で何か食べたいな~と思いながら旧市街を散策。
ふと脇道に人だかりができていたので行ってみると、おいしそうなクロワッサンが売っていました。
砂糖コーティングされていてマスカルポーネ入りで€4!高い!!
でも美味しそうなので買ってしまいました……。
サンタエラウリア大聖堂
旧市街を歩いていると、サンタエラウリア大聖堂前の広場に出ます。
たくさんの人が写真を撮ったり、座ったり、ピエロが風船を売っていたりととってもにぎやかです。
私もいろんな人に混ざって階段に座って先ほどのクロワッサンを食べます。
なんだか混んでいそうだし、高そうだし、外観だけでも良いかな……?と中には入らずに撤退。
ブケリア市場へ向かいます。
ちなみに、大聖堂の屋上からはバルセロナが見渡せるそうです。
大聖堂近くの旧市街はお土産屋さんがいっぱい。
ただ、メインの通りは人がひしめき合うほどいるのですが、メインの通りから一歩外れると誰もいない薄暗い道があったりして、ここを夜に通るのは怖いかも……という感じでした。
道中でまたおいしそうなクロワッサン屋さん発見!でももうクロワッサン買っちゃったんだよな~~悔しい~~
ブケリア市場
ちょっと歩くと、市場の人だかりが見えてきました。
狭い通路にあふれんばかりの人!!
肉、魚、香辛料、卵、フルーツなど、いろいろな食材屋さんがひしめき合っています。
生ハム食べ歩きセット、フルーツジュース、パエリアみたいな食べ歩きメニューもありました。
あとは牡蠣レストランやタパスレストランもありました。
人ごみにつかれてしまって、結局一周して雰囲気を楽しんだら何も買わずに撤退……。
グエル邸に向かいます。
グエル邸(チケット購入)
住宅街に溶け込むかのように佇んでいるグエル邸。
ガウディ最大のパトロンだったグエル氏のお家です。
直近の時間のチケットは売り切れだったので、チケット売り場で2時間後のチケットを取りました。
€14とガウディ建築の中ではお値段良心的。
ビーチが近いことに気付き、ビーチを見て帰ってきたら2時間くらいかかるかな、という予測のもとグエル邸のチケットを取ったので早速ビーチまで歩きます!
ビーチ
あれ、ビーチ意外に遠くない……?という危機感を抱きつつも歩きます。
海が近づいてくると、海の香りと強風がすごい!
この日は波が高くてサーフィンをやっている人たちは楽しそうでした。
見ている側は強風で海水が顔に飛んできてしょっぱい!
バルセロナのビーチが見られて満足しました!
時間が結構かつかつだったので、頑張って急いでグエル邸まで戻ります。
グエル邸
間に合った!
戻ってきたら、当日のチケットは完売していました。
ここもチケットにオーディオガイドが付いています。耳に当てるタイプ。
グエル氏はガウディの建築大好きで、お金は出すから好きに設計していいよ!って言ったらしい。
その結果、グエル氏の経理係はずっと頭が痛かったらしい……(笑)
上品さと可愛さと機能性が融合しているの、とても良いですね〜!
建物内では、一時間おきにオルガンの演奏がありました。
グエル家は音楽が好きだったらしく、家の中心の多目的ホールにはオルガンが設置されていて(主に宗教行事のため)、オーケストラブースも併設してありました(主に趣味のコンサートのため)。
で、グエル夫人の私室からはこの多目的ホールを見下ろして楽しめるようになっているという凝りっぷり。
装飾もステンドグラスもとってもきれいでした!
オーディオガイドを聞きながらゆっくり見て1時間半くらいでした。
外に出ると、空がうっすら暗くなってくるタイミング。
明日以降の予定を考えると、初日に行き逃したカサバトリョ、行くなら今日しかないのでは……!?と気付き、急遽行くことにしました。
急いでてくてく向かいます。
カサバトリョ
着いた!だいぶ暗くなってしまいました。
実は何度か前を通っているのですが、できれば外が明るい時に入りたいなと思って保留にしていました。
だってステンドグラスは外から光が入った方がきれいじゃない……。
とはいえ、もうタイミングがないので外が暗かろうが入ります!
ちなみに、ここは大体いつでも予約なしで入れます!
多分見学料が高いので、外から見て終わりにする人が多いのかも。
オンラインで買うと少し安くなるので、建物の前でオンラインチケットを購入。カウンターで買うと€41なのが€35になるとはいえ、高い……。
一番安いグレードのチケットでこのお値段なので、オプションを色々つけたらもっと高くなります……。
ここもチケットにオーディオガイドが付いています。
一番安いチケットに付いているのはピカソ美術館と同じ耳に当てるタイプ。自前のイヤホンがあれば、それを使った方が両手があいていいかも。
最初の部屋からガウディ節全開で、自然リスペクトの曲線や動植物のモチーフがたくさん!
明るい色調の室内で可愛いです。
屋上の一部がバーになっていたり、窓から記念写真が取れたり、商魂がたくましい!!他のガウディ建築と比べてなぜここだけこんなに……?という疑問がわきます。
帰りの階段では唐突な隈研吾。こんなところも手掛けてるんですね。
隈研吾監修の階段を下りた地下では、謎のガウディ版チームラボみたいなのを体験できました。
終盤はちょっと蛇足感がありましたが、ガウディをたくさん浴びられて満足です。
個人的には雫の照明がお気に入り💧
ガイドを聞きながらゆっくり回って、ガウディ版チームラボも楽しんで1時間半くらいでした。
さて、今日やりたいことはやり切ったので、晩御飯に向かいます。
晩御飯(VINITUS)
事前に調べていて一人でも入りやすいとのレビューがあり、かつカサバトリョからも近いタパスレストラン、VINITUSに向かいました。
お兄さんに順番待ちを伝えると、10分程で店内に通してもらえました。
フレンドリーではあるけど、忙しいからかだいぶ注文を急かされる……。
白ワイン、ロブスターパエリア、フィレフォアグラ串(勝手に命名)、スパニッシュオムレツを頼みました。€23くらい。
フォアグラの表面がカリカリで、フィレフォアグラ串が特に美味しかった!
スパニッシュオムレツが多かったので、またもや明日の朝ごはんにするべく半分を持ち帰りにしました。
一人でも入りやすくて、小さなポーションで来るからいろいろ試しやすくて、お持ち帰りまでできてしまうなんて、タパス文化はなんておひとりさまに優しいシステムなんでしょう!
ちょっとランブラス通りをお散歩してから宿に戻りました。
これにて二日目終了!よく歩きました!
次は三日目です。