好きなことば 映画「ラルゴ・ウィンチ宿命と逆襲」より
フランスとベルギー合作。巨大財閥創始者の死後、後継者をめぐる戦いのサスペンスアクション映画。映画内で使われているこの言葉のシチュエーションは、問題があって微妙なので推奨できませんが‥‥そこは置いといて笑
与えられる力というと、天やご先祖様から頂いた力や才能ということになるんですが、ご先祖様っていうと、自分の両親や祖父母など近しい親族に限定してしまいがちなんですけど、実際には、今の自分は何十代、何百代、何千、何万代目のご先祖から連なって、つくられている存在なんですよね。
その綿々と連なっているご先祖様たちの中には、例えば宮大工、天文学者、お相撲さん、庄屋、芸術家、政治家、哲学者などありとあらゆる職種、と才能を持った人々がいたはず。そう考えると自分の中にどんな才能が入っているかは未知数、今の自分には、何もないとか、この才能しかないって決めつけるのはあまりにもったいない。
わたしの場合、59歳になるまで書くことにまったく興味なかったし、夏休みの読書感想文も苦手だった。ちょっとしたきったかけで書くことを始めたんですが、とにかく今まで考え方や頭がガッチガチに固かったなと思います。自分には初めから書くという選択は、ないと決めつけていた。
今、目の前に、現実に見えている力や才能だけが、才能じゃないんじゃないか。どんなきっかけで自分の中から興味や才能が飛び出してくるかはわからない。何十代、何千、何万代のご先祖様から与えられる意外な才能をどう引き出し、その力をどう料理していくか。そう考えると誰しもが、可能性の塊ってことだと思います。
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