山本草太選手がやってる"アンリム"って?スポーツギフティングの仕組みとメンバーシップとの違い
山本草太選手がアンリムを初めて1年以上、アンリムメンバーシップを初めて半年が経ちました。メンシプについて執筆時よりいろいろな事が分かってきた部分もあるので、この機会に少し加筆してみました。
オフシーズンにあまり情報を追っていなかったり、GPSフランス杯の銀メダルで草太くんの情報を前より追うようになったけど「アンリム」って何?という方は、是非この記事を読んで知っていただけると嬉しいです🙏
★さくっとアンリムメンバーシップについて詳しく知りたい方はここでスキップ
草太くんに限らず、最近フィギュアスケート選手の活動資金に関する問題が取り上げられることが増えてきていると思います(友野選手など)。
草太くんも活動資金に関する事情について、下記のミモレの記事などでも簡単に触れてくれているのでよろしければ目を通してみてください。
※「今まで以上に応援の力を強く感じるようになった」の項、参照
スポーツギフティングって?
アンリムは「スポーツギフティングサービス」。選手に対して活動資金を寄付できるようなイメージが分かりやすいかもしれません。
山本草太選手は、2021年9月にアンリムに登録し、さらに2022年5月から月額制の「アンリムメンバーシップ」を開始しました。
メンバーシップでは毎月プレミアム会員向けにオンライン交流会が開かれています(11月はNHK杯後に予定しているとのことですが、細かい日程はまだ未定)。そしてこの交流会はプレミアム会員ならフルアーカイブが見放題で、無料会員でもハイライト動画を見ることができます。
山本選手に興味を持ってくださったならば、とにかくまずは難しいことを考えず無料ハイライトの動画を見てほしいです!草太くんの素顔の魅力が伝わってくる、とても楽しい動画です。会員登録はメアド登録だけで、本当に簡単ですぐに終わります。
ハイライトの各URLは下記にまとめてあるのでよろしければ。現在全6回、合計約1時間もあります。
そしてもし気に入ったら、メンバーシップのLINE登録を😊🙏草太くん(正しくは草太くんのオフィシャルメンバーシップ)からお知らせLINEが届きます♪
アンリムには2種類の形態がある
既に少し触れましたが、アンリムには単発のギフティングである「アンリム」と、月額登録制の「アンリムメンバーシップ」の2種類の形態があります。またアンリムメンバーシップにも、有料のプレミアム会員と無料のスタンダード会員の2種類があります。
~アンリムの形態~
●スポーツギフティング Unlim(応援ポイント自分で決める)
●Unlimメンバーシップ
├プレミアム会員(月額制・有料)
└スタンダード会員(無料)
▼公式サイト
単発形式の「スポーツギフティング Unlim」とは?
まず単発の「スポーツギフティングUnlim」について。こちらは簡単に言うと、自分でポイントを決めて『応援ポイント』を選手にギフトすることができます。山本草太選手が昨年9月に最初に開始したのも、こちらの単発形式のUnlimでした。
~単発のアンリムでできること~
応援ポイントを自分で設定して選手にギフティングできる
⇒ギフティングページには1000円、3000円などのボタンがありますが、自分で自由にポイントを設定できるのでぶっちゃけ500円とかでも全然OKです。
そのうちシステム利用料等を引かれた67〜83%が選手に支援金として支払われます。ギフティングの時に一緒にメッセージが送れる
⇒文字数は多分上限はあると思いますが、結構長く送れます。ギフティング後、自動でお礼動画(画像)を見ることができる
⇒設定されていない選手もいます。山本草太選手は昨年10月に設定した短いメッセージ動画を現在も観ることができます。頻繁に更新する選手もいます。
※その他、選手によっては「ありがとう企画」として、ギフティングしてくれた方の中からバナータオルをプレゼントする企画などをしているケースもありました。
メッセージはどんな形で届く?
ギフティングの時に送ったメッセージはどんなふうに見えているかというと…同じくアンリムに登録している須本選手が下記のようにTwitterで紹介をしてくださっています。
どんな時にギフティングをしてた?
これについてはすごい個人差があると思いますし、あくまで私は…なのですが、
試合前に応援の言葉を送りたい時
試合やショーの後、おめでとうやお疲れ様とかを兼ねて
何か伝えたくなったことがあった時に(今年3月とか)
誕生日の時
試合の前後は両方ではなく基本どちらかです。
他にはフォロワーさんは毎月●日にギフティングする、と決めている方も多いようでした。あとはインスタで4Fの軸を募集してた時に、軸の代わりに!って応援コメントを添えてお届けしている方も。
同期交流会とかも多分ノーギャラだろうなと思ったので、個人的に「楽しいお話を、沢山してくれてありがとう」の気持ちでギフティングしました。
でもいつ送っても自由ですし、個々が送りたい!と思ったタイミングが一番いいと思います。
ギフティングの流れ
各選手のギフティングページへ行く
ポイント(1ポイント1円)を決める
新規会員登録orログイン
⇒スマホの電話番号を送信すると認証コードが届き、それを入力する仕組みです。私はきつめの迷惑メール設定していた所為でここで苦戦しました。利用規約への同意
ポイントや決済方法の選択画面
⇒ポイント数はここでも変更可能です。支払方法は「こんど払い(手数料300円、上限3万円)」、「クレジットカード払い」、「ApplePay(スマホのみ)」の3種類。同じ画面でメッセージ入力
⇒下にある「メッセージ(任意)」がメッセージ送信画面になります。存在感が薄く入力しなくても決済できるので、メッセージを送りたい方はうっかり忘れないように注意。お礼動画画面に遷移
⇒再生ボタンを押すと、お礼動画が流れます。音声付きです。ちょっと情報が古いのは7月越えたら変わる…かな?完了
山本選手のギフティングページは下記になります。
こちらのページの「Massage」の下にある
をクリックすると、ポイント選択画面に遷移します。
「こんど払い」は私は選択したことが無いのですが、翌月にまとめてコンビニ払いできる決済方法のようです。
詳しくはアンリムさんが下記記事で説明しています。
一点だけ、迷惑メール設定によってはスマホ認証のSMSが届かない可能性があります。私もこれでちょっと苦労しました。迷惑メール設定の「海外サーバーから届くメールを受け取らない」を外すとSMSを無事受け取ることができて、ギフティングできるようになりました。
また以前はギフティング後は「シェアして応援」という画面が出てきて、そこでみんなギフティングツイートをしていて、私もそこに添えられた一言メッセージを読むのが好きでした。
…が、メンバーシップ開設と共にページの仕様が若干変わりそれがなくなってしまったので(以前は画像リンクが表示されていたのですー)、フォロワーさんとの間ではギフトポイント決定ページのURLに前のようにコメントを添えて投稿する流れにしてみていたり。
★9/24追記
シェアして応援が復活しました!ギフティング後に共有画面が出るので、そこから共有してもいいですし、下記URLから「シェアして応援」でもギフティングページをシェアできます🎶
結局単発アンリムって何?
山本選手は事務所に所属していなかったり、スポンサーもついていなかったり、資金不足によって選べる選択肢が狭まってしまうよりも何とか少しでもサポートできないかな…と考えていたので、アンリムさんのこのシステムは私にとってまさに望んでいたものでした。
一方で、私の中では結果として
『選手に何か伝えたいことがあるときに気軽にメッセージが送れて、お礼動画も見れちゃうよ♪』
の感覚が一番近いかもしれません。本当に『試合後のお花』とか『手紙の送料』とか『現地行ってないけど行った気分でのプレボ』みたいな捉え方でした。(1回の金額についてはうーーーん…どこまで言うか迷いますが、私の場合はまぁ雑誌1冊とか配信1回分とかを月1回だったり、数回だったり…。)
アンリムって何!?ちょっとよく分からなくて怖い…と思われる方もいるかもしれませんが、最初の登録も簡単でスマホ認証でスムーズですし、やってみてる側からすると「何にも怖くないよー」という感じです。スマホから選手にスタバカードを送れる、くらいの感覚です。(本来金券・商品券の類はプレゼント禁止ですが、それができるみたいな)
ただ、個人的にこれからギフティングしようかなって思っている人がいるならば、私は正直「メンバーシップ」の方をお勧めします。
というのも、やはり送る側のメリット(ギフティングへのバック)が桁違いだからです。
会員制の「アンリムメンバーシップ」とは
5/20、山本選手がUnlimメンバーシップを始めました(びっくり!)
~アンリムメンバーシップの概要、単発との違い~
有料の「プレミアム会員」と無料の「スタンダード会員」があり、どちらにせよ「会員登録」が必要
⇒しかし登録はとても簡単(メアドとパスワード入力するだけ。住所や名前、電話番号入力すら無し)です。私はGoogle+で登録してます。もちろん普通にメアドで登録することもできます。プレミアム会員は決済にクレジットカードが必要(単発のようなコンビニ後払いができない)
単発と違って、決済時にメッセージを届けるような仕組みはない
⇒しかしその代わり月一交流会のアンケートフォームで、選手へのメッセージ入力欄があったりします(アンケートフォームの回答時期が決められているため、「今この言葉を届けたい!」みたいなのにはちょっと向いていませんが…)会員限定の特別なサービスが受けられる
⇒山本選手の場合は「月一生配信(1.5時間程度のオンライン交流会)」です(選手によって異なります)。プレミアム会員は交流会にリアルタイム参加して、無期限のフルアーカイブを閲覧できます。無料のスタンダード会員向けには、ハイライト動画が公開されています。
(※一応決済方法はクレカのみとなっていますが、デビットカードで決済できたという報告もあったり…試してみる価値はあるかもしれません)
通常の単発ギフティングは数秒のお礼動画が見られる(ただ選手によっては毎回同じなのでそう何度も見に行く理由にはなりにくい)のですが、交流会は「毎月45分(予定)、選手の生配信が観られる」というのは比べることができないほどの大きなメリットだと自分は感じます。
しかも初回は45分を大幅に超える90分配信という嬉しいハプニングが…。本当に丁寧に一つずつ質問に答えてくれて、改めて草太選手の人柄の温かさを実感できた素敵な時間でした。
これまで月3000円以上ギフティングしていたかも…という方は、支払い条件さえクリアできたら迷わずメンバーシップがいいのではないかと思います。(もちろんメンバーシップに入りながら、個別にメッセージを送りたい時は単発ギフティングというやり方もOK)
私の場合は3000円は交流会を視聴する費用という印象で、これまでも雑誌やオンライントーク、ファンミーティングなどがあればそれに課金してきた延長線上の予算に入ってます。…ので、これまで通りしたい時に単発ギフティングは続けていくかなと思います。
同じように「3000円の交流会アーカイブ買ってみよう」という感覚で、まずは1か月メンバーシップに登録してみるのも全然アリじゃないかなと思います。しかも現在6月なので、6月の交流会にリアルタイム参加できる&期限切れるまでの間フルアーカイブが観られる権利付き!
メンバーシップの特典期間は契約日から1か月なので、例えば6/3に登録したら6/30ではなく7/3迄プレミアム会員としての特典を受けられます。
今なら次の交流会前のアンケートにも参加できるので、自分の質問を読んで回答してくれる可能性もあります。(ただし自動課金なので、解約手続き忘れには注意が必要です)
交流会ってどんな感じ?
交流会、正直山本選手が時間が進むにつれてどんどん慣れていって饒舌になってるので後半の方が面白いのですが、冒頭も結構情報量ありますよ!
6分間を無料のスタンダード会員向けにも公開しているので、気になる方は是非参考に見てみてください。(水泳の実技の下り、笑いましたw)
⇒この後仮縫い衣装姿を4方向から画像付きで説明してくださいました!正直選手の新プロの仮縫い衣装(しかも未公表)着てる姿見たことあるファンってどのくらいいるのでしょう…めちゃくちゃレアで嬉しかったです!
ネタバレNGなのでネタバレにならない程度に書くと、この次に質問コーナーで「質問者のペンネームと質問メッセージ」を丁寧に読み上げ、かなり沢山の質問に答えてくださいました。新プロの事、ルール変更への対応の事、来期の初戦(有観客だったら絶対見に行きたいーーー!)やその後の予定、その他プライベートの事…(交流会で初公表してくださった衝撃告白も!)
質問が被っても飛ばすことなく、新しいエピソードを披露してくれるホスピタリティ精神!また、チャットを時々読み上げて反応してくれるのも「交流会」という感じで楽しかったです。
うまく機能するか分からないのですが、Twitterで「#山本草太オフィシャルメンバーシップ」で検索すると、交流会の感想が出てくるので、どんな空気感の90分だったんだろう?という方は参考にしてみてください。
なお、プレミアム会員向けのフルアーカイブは下記のページから見ることができます。
交流会に参加してみての感想
正直「Zoomでリアルタイムで質問に答えていく」という話を聞いた時は、オンライントークのような感じを想像していました。でも多分草太くんは本当に「交流会」を開きたかったんだな、と参加してみて私は感じました。
司会をつけることもできたと思うのですが、あえての一人でアンケートフォームの質問やチャットを読み上げながら進行していくスタイル。冒頭の注意事項も締めの挨拶も全部一人で対応&進行。
カメラについても、私はカメラはOFFで参加がマナーくらいに感じていたのですが、全然そんなことなかったです。山本選手自身も「気になる方はオフでもいいですよ」というスタンスで、ONが基本的な…。
参加者が手を振って、それに草太くんが振り返してくれるみたいな流れも、まさに「交流会」だなと思いました。
すごく新鮮で、ここだけでしか体験できない感覚で、これもまた楽しいな…と思いました。(オンライントークはオンライントークで、選手間でのため口溢れる楽しいやりとりや、司会の方からの深堀、特別な企画等めちゃくちゃ楽しいです!)
先にも書いた通り、私としてはこの交流会こそが草太くんの「応援してくれる人へのお返し」なのかなと思っていたのですが、でも草太くん自身は「僕のスケートでお返ししていけたら」と交流会の中で伝えてくれてるのですよね。つまり彼の中でこの交流会は"お返し"には位置していなくて、「これから頑張ってお返しをしていきますね」と"伝える場"だったんだなと感じて。
やはり草太くんのスケートやファンに向き合う姿勢が、私はすごく好きだなと思いました。
だから私が交流会を返礼品のように受け取ったり、そんな形で他の人におすすめするのも本当はちょっとよくないのかもしれません…。
まとめ
というわけで、アンリムに興味あるんだけどよくわからなくて…という方の参考になる内容だったでしょうか(汗
根源は選手の活動費を支援したい、という事だと思うのです。ただ、交流会に参加した身からすると、これって「寄付」なのだろうかという手厚さで…。
草太選手は現状スポンサーがいません。ヤマハ発動機の奨学生も昨年度まで。事務所にも所属していないので事務所経由でのアイスショーの出演オファーもなく、出演費を得られる選手と来季に向かって使っていける費用の差は自然と出ると思います。
TOP選手の中には専門のトレーナーさんをみっちりつけて来シーズンへの準備をしている人も多いです。オフの間に海外に合宿に行く選手が多い中、そういった予定が入っていないことだって無関係でない可能性は高いです。余裕のあるTOP選手は、リンクの貸切時間を長くとれるというメリットもあると思います。
今の時期、「戦える体や技術を作る」というところからすでに戦いは始まっていて、でもその選択肢を選ぶには費用の有無がどうしても関係してくるだろうと思います。私はなるべく選択肢を諦めないで済むといいな、と思いながらギフティングをしています。
そして山本選手のギフティング活用報告から、「怪我をしない体づくり」「表現力アップのためのバレエやダンスレッスン」という話がしっかり出てきてくれてることを嬉しく感じています(レッスン系は特に、余裕がない時削らざるを得なくなりやすい部分なので…)
話がちょっとそれましたが、
クレカさえ持ってればメンバーシップのお得感がすごい
交流会アーカイブ本当に最高、リアルタイムはもっと最高
今メンバーになれば5月のアーカイブも、6月のリアルタイム参加も、6月のフルアーカイブも全部楽しめる(多分!)
まずは先に紹介した無料の交流会アーカイブを見ていただくのがいいかな、と思います。会員登録も本当に簡単なので。
今月の交流会の日程はまだ決まっていないのですが、今からとても楽しみです♪
▼有料、無料ともに会員登録は下記の「メンバーシップのプランはこちら」から入り、無料の場合は「スタンダードプラン」、有料の場合は「プレミアムプラン」を選択すると登録できます。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
▼【番外編】アンリム交流会無料ハイライトまとめ
1)2022年5月交流会無料ハイライト
2)2022年6月交流会無料ハイライト
3)2022年7月交流会無料ハイライト
4)2022年8月交流会無料ハイライト
5)2022年9月交流会無料ハイライト
6)2022年10月交流会無料ハイライト
7)2022年11月交流会無料ハイライト
8)2022年12月交流会無料ハイライト
9)2023年1月交流会無料ハイライト
10)2023年2月交流会無料ハイライト
11)2023年3月交流会無料ハイライト
12)2023年4月交流会無料ハイライト
▼【番外編】アンリム交流会ギャラリー
実は第4回からフルタイムスクショOKというルールができまして、交流会中の草太くんの写真はスクショとってSNSなどに上げてOKという太っ腹ルールになっています。
最近毎月のようにお祝い事があるので、交流会は祝勝会会場みたいな感じになっています😊(次回も多分フランス杯銀メダルお祝い会になりそう)交流会の雰囲気が少しでも伝われば…ということでこれまでのスクショをいくつか…
●第四回(2022年8月)交流会
●第六回(2022年10月)交流会
●第七回(2022年11月)交流会
●2022年12月交流会
●2023年1月交流会
●2022年2月交流会
●2023年3月交流会
●2023年4月交流会
とにかく、笑顔沢山で和やかで楽しい交流会です♪
▼【番外編】必見☆草太くん演技動画
★今季NewFS!ネーベルホルン杯のノーミス『Melting&The Dream of Flight』🎶公式さんが下記から無料アップしてくださっています!
⇒草太くんFSは2:23:16~
★昨季までの演技はこちら
●NHK杯の動画は公式さんがすべてフルで上げてくださっています♪
▼【番外編】草太君過去インタ
今季の草太くんインタビューをまとめました(試合時のもの除く)。もしご興味あれば。
●ミモレ
●メ~テレ
●朝日新聞(4Years)
●NHK
●フジスケ
●毎日新聞
●日刊プレミアム
▼昨季までの草太くんについてもう少し知りたくなった方は、下記の記事などが分かりやすいかもしれません。(昨年の記事なので現在の状況とはちょっと変わっている部分も多いですが)
以上番外編でした!