MINTSUKUえらべるフォトブックが最高すぎた話~作成方法・楽しみ方~
こんにちは、プロのツイ廃るるーんです。私の応援しているフィギュアスケーターの山本草太選手が2021年11月に開催されたNHK杯に出場したのですが、その後なんと出場した日本選手を中心とした写真からフォトブックが作れる、「えらべるフォトブック」なるものが発表されました。
こちらは「MINTSUKU」さんというサービス(システム)を通じて、公式写真の中から好きなものを選んでレイアウトできるというサービスです。
「え…もしかして山本さん写真集作れちゃう??いやいやでも去年は1選手5枚とかだったし…」と思いつつ会員登録して写真選択画面に行ってみたら
1選手40枚も写真がある!!!!!!!
応援している選手の演技写真集が欲しいと思っても、ほんの一部の限られた選手以外は中々そういったものは出版されません。そのため、「全ページ好きな選手の写真で構成することも可能」なこのMINTSUKUさんのシステムは、需要しかないというか本当に願ってもないチャンスだったのです。
(※実際は一選手当たりの上限枚数よりもページ数の方が多いので単純に1ページ1写真にすると自分の推し選手だけの一冊は作れないのですが、いくつか工夫することでそれを実現することができます。詳しいやり方は後ほど)
MINTSUKUの「えらべるフォトブック」でできること
(1)A5・A4サイズのフォトブックが作れる
A5サイズ(36ページ):3300円(税別)
A4サイズ(40ページ):6600円(税別)
送料:一律500円(※3冊につき1配送料)
つまり1冊頼んでも3冊頼んでも送料は500円。4~6冊頼んだら送料は1,000円になります。
(2)日本人選手の沢山の公式写真が選べる
A5サイズは同じ選手の写真は36P中32点まで、A4サイズは40P中36点まで選ぶことができます。海外選手の写真は権利の関係かありませんでした。
(山本草太選手の写真自体は40枚ありましたので、1冊のみの注文にしようと思ったら4枚諦める必要がありました。)
コンセプト上はなるべく沢山の選手の写真で作ってほしいのだと分かってはいますが、本音を言えば40枚全て選べると嬉しかったです。
(3)SP・FSの他エキシ、公式練習、会場やリンク全体の写真もある
試合だけでなく初日の私服公式練習、各日の試合前の公式練習(山本選手の場合は試合衣装+手袋有。髪型がセットされていないという特徴も)の写真があるのも嬉しいです!また演技後のあいさつやキスアンドクライでの画像、メダルを獲得した選手は表彰式、エキシビション参加の選手はエキシビションの演技画像もありました。照明有の画像もとても美しかったです。
そして試合の思い出は出場選手の演技だけでなく、会場や全体のリンクにもありますよね。レイアウトしていく時に会場写真があるおかげで、幅が広がってとてもいいと思いました。
(4)豊富なレイアウトが選べる
写真は1ページ1枚という縛りがあるわけでなく、上下2段構成にしたり、縦長で2枚並べたり、3段構成・4分割など見開き含め全10種類から選ぶことができます。そういった意味でも「えらべる」フォトブックなのですね。
横長の写真を縦長のレイアウトに配置したときは、縦100%で中央配置され左右のはみ出した部分がカットされるのですが、写真は横にスライドさせて枠に収まる部分を調節することが可能です。
(5)写真を回転したり、拡大できる
ドラッグアンドドロップしてレイアウトに写真を配置した後、写真をクリックすると写真を回転したり拡大することができます。ものによっては全身が映っていて顔が小さい写真もあったりするので、拡大機能を使用すると表情が良く見えるようになります。フィギュアは表情もとても大事な競技なので、拡大機能はすごくうれしかったです。
回転機能は最初どう使っていいかわからなかったのですが、
「横長写真の背景がカットされるのは嫌。でも2段形式のサイズにして写真が小さくなってしまうのも嫌」
という時に大活躍しました!
横長写真を縦1枚全面のレイアウト(上段中央)に配置して回転させることで大きなサイズのまま、背景もカットされずに掲載することが可能です。
(6)後からページの順番を入れ替えることができる
ページの順番を入れ替えるのは写真配置の画面ではなく、右上のメニューの「プレビューから行います。ドラッグアンドドロップで1ページ目をやっぱり10ページ目に…などの変更が可能です。もちろん見開き部分は2枚一緒にしか動かせません。
(7)写真にキャプションが入れられる
いくつかあるレイアウトのうち、A・C・D・E・(I)についてはキャプションを入れることができます。※Iはキャプションのみのレイアウト
キャプションはフォントを変えることも可能です。写真下のレイアウトについては100文字までの文字制限があり、改行はできません。
(8)文章だけのページも作れる
さきほどの画像のIのレイアウトは文字だけのページです。感想や演技のジャンプ構成、得点、選手のプロフィールなどを入れてもいいかもしれません。
(9)スマホでもPCでも編集できる
アプリも開発中のようですが、NHK杯フォトブックはECサイトでの先行販売でアプリは未提供の状態でした。ウェブブラウザで編集を行うのでPCでもスマホでも編集できました。同期されているので普段は大画面のPCで、外出先の空き時間はスマホで編集…という事も可能です。
MINTSUKUでフォトブックを作る際のポイント
いきなり作り始める前に、知っておいた方がよさそうなことをまずご紹介していきます。
(1)縦長写真を全部おさめるならレイアウトB
レイアウト選択画面を開かずに作成しはじめる人も中にはいるかもしれません。しかしこの初期設定レイアウトは下にキャプション枠が1列あるため、写真のサイズの関係で上下がちょっと切れます。文字を入れたい場合はこれでいいのですが、文字を入れない場合は縦長写真がぴったりと収まるBのレイアウトがおすすめです。
他にも色々なレイアウトがあるので、是非初期レイアウトにいきなり写真を配置するのではなく、レイアウトを変えながら作ってみてください。
(2)写真の入れ替えは上書きでOK
実は私が1冊目を申し込んだ当時、システムエラーで『写真の上書きをすると下の写真含めて2枚でカウントされてしまう』というエラーがありました。しかしこちら現在は修正されたそうです!
なので今は、写真を入れ替えする際は上からかぶせて保存でOKのようです!逆に保存せずにブラウザがクラッシュすると消えてしまうので、こまめに保存した方がいいと思います。(「配置してみて変えたくなったらブラウザバック」を繰り返す必要がなくなったのはとてもありがたいです…)
(3)保存は自動でなく右上のボタンで(手動)
保存は自動で行われません。ページの保存ボタンは右上のプレビューの横にあり、押すと写真の配置とデザインが保存されます。プレビューでページを入れ替えた後も、このボタンを押して並び順をしっかり保存しておきましょう。
ちょっと間違えやすいところで左上に「←」ボタンがありますが、こちらは「動作を一つ戻す」ボタンではないので要注意。ブラウザバックボタンなので、保存されず商品選択画面に戻ってしまいます。間違ってここを押すと全部消えるので要注意です。(私は一度やらかしました!)
(4)編集はPCがやりやすい
これは個人的な感想かもしれませんが、編集は大画面のPCの方がやりやすかったです。例えばスマホだとプレビュー画面で指が当たって意図せぬページ入れ替えが起きてしまうようなこともありました。
また画像解像度もスマホよりPCの方が高いので、どんな表情をした写真なのかがわかりやすいです。
全ページ同一選手のフォトブックにする方法
最初にちらっと触れましたが、フォトブックのページ数はA4で40ページ、A5で36ページ。しかし同一選手につき選べる写真はA4で36枚、A5で32枚という制限があります。
単純計算だと4枚他の写真を入れる必要がありますが、工夫次第で他の選手の写真を選ばずに統一感のある一冊にすることができます。なるべく全ページを同一選手で埋めるための方法についてご紹介します。
(1)見開きを使う
一番のおすすめは見開きを使うこと。36枚で40ページを埋める必要があるので、4枚見開きにすれば全ページ同一選手の写真にすることができます(見開きに使用できるのは横長写真のみです)。
ただし顔の中央に見開きが来る場合は、そのまま見開きにすると見にくくなってしまうので写真のチョイスに注意が必要です。後ほど紹介する「見開きを横回転」の方法を使うと、真ん中に顔があったりする写真でも大きく美しくレイアウトすることが可能です。(ただし背景は切れます)
(2)会場写真、どーも君写真などを使う
私は会場外観写真、6練前の選手紹介中のリンク写真、エキシのオープニングのリンク写真、6練中のリンク写真なども思い出として入れたいなと思っていたので、入れ込みました。これらを4枚以上選択すれば、規定枚数を埋めることができます。
(3)文章だけのページを作る
文章だけのページも作れるので、自分が観戦したときの感想や思い出を掲載することが可能です。権利について未確認ですが、SP・FSの歌の歌詞を入れたり、試合のインタビューを文字起こししている方もいたようです。構成や得点を入れるのもいいかもしれません。
文章のページを4枚入れると、規定枚数が埋まります。
MINTSUKUでのフォトブックの作り方概要
簡単に注意事項を把握したところで、全体の作成の流れについてご紹介します。
(1)レイアウトを選ぶ
まず最初に表紙と中身のレイアウトを選びましょう。表紙は全部で6種類から選ぶことが可能で、A'だけNHK杯のロゴがタイトルの右に入るデザインでした。レイアウトによって入る文字数が異なり、中のキャプション同様フォントの変更が可能です。
また、表紙に入れる写真も拡大や回転が可能です。
▼表紙⇒下記6種類から選択
次に中身のレイアウトを選んでいきます。1枚目と最後のページは見開きが選べません。デフォルトはAになっていますが、前述のとおりキャプション枠があり写真全体が入らないので注意です。
▼中身⇒下記10種類から選択
(2)写真を配置
ドラッグ&ドロップで写真を入れ込みます。写真をクリックすると、拡大率や位置を調整することができます。回転も可能です。どれをどのレイアウトにするのか、左右の組み合わせなども考えながら画像を配置していきます。
(3)プレビューで確認
写真を配置しながら、プレビューで全体の流れを確認してみましょう。
(4)ページを並べる
プレビュー画面で順番を並べ替えて、全体の流れを整えましょう。ドラッグ&ドロップで入れ替えが可能です。
(5)保存
こまめに保存しながら進めるのがおすすめです。保存せずにページを閉じると、そこまでに作ったデータが消えてしまうので要注意です。
(6)キャプション入れ込み・誤字脱字チェック
タイトルの文字を入力したり、キャプションの抜けがないかを確認しましょう。私は各プログラムの最初のページを見開きにして、曲の情報(曲名や歌手、作曲者など)を記載しました。フォントの変更や統一もお忘れなく!
(7)完成ボタンを押すのは本当に最後の最後!
完成ボタンを押してしまうと、ページの入れ替えも、誤字の修正も、フォントの変更も一切できなくなります。念入りに確認してから、カード決済する直前に「完成ボタン」押すことをお勧めします。
(8)本当にOKなら完成ボタンを押して申し込みへ
「完成ボタン」を押して、住所やクレカ情報を正しく入れて決済に進みましょう。下記のページが表示されたら購入完了です!
レイアウトの工夫方法・楽しみ方
他の方から教えていただいたり自分で試してみてよかったレイアウトの工夫をご紹介します。
(1)横長写真は見開きを使う
横長写真はそのまま縦のBレイアウトなどを使うと、背景や手足が切れてしまうことが多いです。横長写真で中央に顔や切れてほしくない部分が来ていないものは、優先的に見開きにすると、とても迫力のある写真集に仕上がります。
(2)真ん中に線が来てしまう場合、単一ページに横回転でレイアウトする
ただし背景も全部入れたいし、真ん中に線が来て欲しくないし、なるべく大きな状態で見たい横長写真もあります。フォトブックを横回転して見るかたちになりますが、私は細かいことは気にしない質なので、背景含む写真全体が最大限大きく表示されるように横回転して配置しました。
(3)見開きのまま横回転する
こちらは背景など一部が切れてしまう方法ではありますが、真ん中に線が来てしまう横長写真をさらに大きなレイアウトで見ることができます。
再拡大はできないのですが、横位置を調整できるので、端の方に表示したいものがある場合はずらして表示することも可能です。
(4)同じ写真の全体と拡大を左右に掲載する
かっこいいな!と思いつつなるべく沢山の写真を入れたかったので私はやらなかったのですが、左に全体写真、右に顔の拡大写真を入れるレイアウトをしている方がいてとても素敵でした。引きもアップも両方楽しめます。
(5)時系列順に掲載する
これは選手の写真を見て演技のどの瞬間か判別するスキルが必要です。私はそこまでは難しかったので(あとは見開きの兼ね合いもあったので)、公式練習⇒SP公式練習⇒SP⇒FS公式練習⇒FS⇒FSキスクラ⇒エキシの順番になるようにしました。
何となく見返すたびに大会を再体験している気持ちになれて、やってよかったと思いました。
(6)SP・FS・Exを3段構成に
こちらはフォロワーさんがやっていていいな!と思って、第二弾でまねさせていただいた方法です。SP・FS・Exを3段(Fのレイアウト)で入れたら、すごく余韻を感じる一冊になった感じがしました。(最初のページでもいいかもです)
MINTSUKUさんフォトブックの実物はこちら!
そんなこんなで作った私のフォトブックはこんな感じ。一部分だけですが、参考に見ていってください。
●フォトブック1冊目
●フォトブック2冊目
なお最初A4かA5か作る商品を選ぶページに箱に入っているフォトブックらしき写真があるのですが、あれは現品とは関係ありませんでした(商品に箱はついてこないです)。配送はプチプチにくるまれ、1cm程度の厚さのボックスに入ってポストに投函されます。
表紙は普通のフォトブックなので保管する時は折れないように注意が必要だと思いました。また表紙と中は紙質が若干異なっており、表紙は手あかがつきやすい印象でした。
私は100均でクリアブックカバーとファイルを購入して収納していますが満足です。(ブックカバーは本体に糊付けせずに装着できる優れものです。めっちゃおすすめします!)
最後に
今回MINTSUKUさんで作成したフォトブックは本当に宝物ですし、作ってよかったとです。そして今後もフィギュアの各大会でMINTSUKUさんのえらべるフォトブックが出てほしいですし、MINTSUKUさんのコンセプトでもある「応援」につながるように、選手自らが「公式」となって写真を提供して、ファンがそれを購入して活動費の支援ができるようなサイクルができるとさらにうれしいと思いました。(特にフィギュアスケートは競技継続のための費用確保に苦労している選手が多い競技でもあります)
MINTSUKUさん、本当に素敵なシステムをありがとうございます!これからも僭越ながら応援しています!
MINTSUKUさんホームページ:
https://shop.mintsuku.fun/about
(※編集画面のキャプチャ掲載について、ご快諾下さりありがとうございました!)
NHK杯2021の山本草太選手の演技
今回フォトブックを作成した、NHK杯の山本草太選手の演技もぜひ見ていっていただけると嬉しいです。下記のNHKのページで無料で公開されています。
●ノーミスでガッツポーズ!SP演技動画
●最後のロングイーグルは必見!FS演技動画
●軽やかに切ないラブソングで舞う…エキシビション演技動画
▼その他NHK杯の山本草太選手情報はこちら
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