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アロマテラピー検定1級に合格したときの勉強法をまとめました

先日、アロマテラピー検定の申し込みが始まったそうです。

それを聞き、色々と思い出したことがあったので、私がアロマテラピー検定1級に合格した際にどんな勉強をしていたのかまとめることにしました。

きちんと勉強を始めたのは申し込みをしてからなので、勉強期間は2か月程でした。

簡単に言ってしまうと、要点を覚えてから模擬テストを何度もするという方法で勉強していました。

まず、アロマテラピー検定のテキストに書いてある内容の中で覚える必要があるものをノートにまとめ、それを丸ごと覚えます。私は暗記が苦手なので、ノートにまとめたものを別のノートにひたすら書き写すことで覚えました。

ある程度覚えてきたと思ったら過去問題や模擬テストを解きます。その際に間違えた問題を見直し、何を覚えていなかったのかを確認します。そして、覚えきれていなかった部分を復習しました。

テキストを丸ごと覚えられればそれが一番いいのですが、記憶力に自信がないので大事そうなところをピックアップして覚えることで対処しました。

また、覚える内容に優先順位をつけ、より重点的に覚える分野と切り捨てる分野とを分けて勉強しました。

  1. アロマテラピーの基本

  2. 精油のプロフィール

  3. アロマテラピー実践

  4. アロマテラピーの安全性

  5. 香りのテスト

  6. 香りが伝わるメカニズム

  7. アロマテラピーに関する法律

  8. アロマテラピーの歴史

私は上記のような優先順位をつけていました。

一番優先して学んだほうがいいと感じている「アロマテラピーの基本」は、テキストの内容も多くないので覚えるのはそこまで大変ではないと思います。

次いで優先順位が高いと判断した「精油のプロフィール」と「アロマテラピー実践」の項目は、「アロマテラピーの基本」と比べるとテキスト量が多いです。そこで、私がこれらの項目をどのように勉強していたのかを詳しく紹介します。

精油のプロフィール

精油のプロフィールはかなり情報量が多いですが、要点を押さえて覚えると負担が少ないです。

植物データ

原料植物名
(例:ネロリ精油の原料植物名は
   ビターオレンジ)
原料植物の別名
(例:ネロリ精油の原料植物の別名は
   ダイダイ)
科名
(例:ネロリ精油の原料植物の科名は
   ミカン科)

植物データの中で覚えた方がいいと感じたのは原料植物名とその別名、そして原料植物の科名です。

特に科名はよく出題されるので、確実に覚えた方がいいと思います。出題範囲はシソ科とミカン科の精油が多いので、それ以外の科に属する精油を優先的に覚えると楽です。

精油データ

精油の別名
(例:フランキンセンス精油の別名は
   オリバナムと乳香)
主な抽出部位
(例:フランキンセンス精油の抽出部位は
   樹脂)
精油抽出法
(例:フランキンセンス精油の抽出法は
   水蒸気蒸留法)

精油データの中で覚えた方がいいと感じたのは精油の別名と抽出部位、精油抽出法の3点です。

抽出部位を覚える際には、まず花と葉以外から抽出される精油を覚えるといいと思います。私はそれらを覚えた後に花から抽出される精油を覚え、その後に葉から抽出される精油を覚えました。

精油の香りは抽出部位が同じものはどことなく似た雰囲気があります。そこで、香りの試験で使用する精油のプロフィールを学ぶ際には、精油を実際に嗅ぎながら抽出部位を勉強すると覚えやすいです。

香りの試験の範囲外の精油であっても「AとBの精油は花から抽出されていたから、このCの精油も同じように甘い香りかな」と結びつけながら覚えられるので捗ります。

精油の抽出方法を覚える場合には、圧搾法と揮発性有機溶剤抽出法で作られる精油から覚えるといいと思います。多くの精油は水蒸気蒸留法で抽出されるので、それ以外のものから覚えると楽だと思います。

精油にまつわるエピソードと固有の特徴

名前の由来や歴史などのエピソード
(例:イランイランという名前は
   フィリピンの言葉で
   花の中の花を意味する)
注意事項
(例:イランイラン精油は
   皮膚刺激に注意が必要)

「植物について」や「精油について」の項目で、植物や精油の名前の由来について触れられていることがかなりあります。これらの名前の由来については検定の問題でよく見かけたので、優先して覚えた方がいいと思います。

名前の由来以外にも、昔その精油や植物がどのように扱われていたか(例:ベルガモット精油は17世紀末に誕生したケルンの水の主要原料だったといわれる)も勉強しておくとより問題がすらすら解けます。

また精油の注意事項として光毒性や皮膚刺激があるものがいくつかあります。実際に精油を使用する際に気を付ける必要があるので、覚えておいた方がいいです。数はそれほど多くないので、そこまで大変ではないと思います。

アロマテラピー実践

公式テキストに載っているアロマテラピー実践の項目では、アロマテラピーを行う際に必要な器具や材料、具体的な手順が説明されています。一つひとつの手順や材料をすべてきっちりと覚えようとするとかなり大変です。

精油の希釈濃度

身体に使用する際の精油の希釈濃度
1%以下
顔に使用する際の精油の希釈濃度
0.5%以下

希釈濃度を覚えると、テキストで説明されているアロマスプレーやトリートメント法などのアロマテラピーの実践で使用する精油の分量が、この希釈濃度に基づいていることがわかります。

テキストの他のページに載っているスキンローションやクリームの作り方もこの希釈濃度に基づいているため、この値を覚えるだけでかなり応用ができます。

また、一般的に精油一滴は0.05mlであることも併せて覚えておくと、「30mlの顔用クリームに精油を使うときは3滴以内にしないといけない」などの計算がすぐにできるようになります。

実践する

文章を覚えるよりも、実際にテキストに載っている実践方法を試した方が、内容がより頭に入りやすいと思います。

アロマトリートメントやボディクリーム作りなどは必要な材料が多いのでハードルが高いですが、沐浴法や吸入法などは比較的試しやすいです。

また、香りのテストで出てくる精油を使用して実践すれば、実践方法と香りのテストの2種目を同時に勉強できるので一石二鳥です。

まとめ:覚えるポイントを押さえれば合格できる

このような勉強法を2ヵ月間続け、アロマテラピー検定1級に無事合格することができました。

私は覚えることが苦手なため、ひたすら書いて覚えるという地道なやり方をしていました。しかし、音読や目視、香りとセットで覚えるなど、自分が一番覚えやすい方法で勉強するのがいいと思います。

どのような覚え方であっても、過去問題や模擬テストを行うことで記憶の精度があがりますので、何種類か問題を用意しておくと安心です。

気分転換にアロマテラピーを取り入れつつ、ゆっくり勉強してみてはいかがでしょうか。

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ふわふじこ
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