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母の膵臓がん闘病記録23 弱ってきているのに転院しないといけないというのは辛い

母が7年前の2017年に膵臓がんと診断され
この世を去りました。
その時の闘病記録です

2017年5月2日の記録

昨日、母の主治医からの電話があった

内視鏡での胆管の金属ステントの交換で
黄疸の数値は下がったものの
白血球の値も上がり、がんも大きくなってきている

体力も免疫力も下がってきているので、一ヶ月も難しい状況である

ただ、ここの病院ではすることは全てしたので
転院先のベッドが空き次第、転院してください

とのことでした

なんか、残酷な話です
1ヶ月も難しい状況なら
体の負担をかけることなく
この病院で最後まで見てくれたらいいのにと思う

この状況で転院って
命を縮めるだけじゃないのかな・・・
と思うけど

仕方ないことなんだろうか


また、むくみや胸の苦しさのことも聞いてみました

胸水が溜まってきている
そのために苦しいんだろう

ただ、胸水を抜くのも今の状況では難しく
尿に出るように点滴の中に薬を入れているが
それも体の負担になるので難しいところだと

一つを解消しようとすると、他のところに負担がくる。

むくみもそうですが、脱水状況でもあるので
肌がカサカサになってる

もう、回復の見込みがないなら
なんとか、痛みと苦しさを少しでも和らげてくれたら
それでいいと思ってしまう


昨日は、看護師さんが手を洗ってくださった
こういう心遣いうれしいですね。

もう、座ることも辛いようです。



翌日
医療ソーシャルワーカーの方から
電話があった

転院についてのお話。

主治医からの電話でも聞いていたのですが
やはりゴールデンウィーク中は
転院ができないとのこと

できれば
長男の仕事が休みの日にお願いしたかったのですが
転院先の関係で、5月10日の水曜日に決定

でも、その時、母の具合がどうかがわからないという状況なので
母の病状を現在の主治医が判断してくれる

あと、1週間

できればホスピスで
穏やかに最期の時を迎えて欲しいと思ったけど
それも無理になってきた

最初に一ヶ月の余命宣告を受けて
その日が近づいてくる

1週間ほど前には、
座ることもできて
「城崎温泉に秋くらいにみんなで行きたいね」って言ってたのに
急に弱ってくる

余命宣告を受けたものの
気丈な母なら
もしかしたら、もっと元気になれるんじゃないかな・・・と
思ってただけにショックは大きい

昨日も、「いつ治るのかな・・・」って言ってた。

返事に困った。

前みたいに元気にはならないと思うよ
痛みをとってもらって
少しでも家に帰れたらいいよね。。。

というのが精一杯。

今日は、長男が休みの日だから
逢いに行ってくれたらいいな

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