こんにちは! はじめてのペンシルパズルです!
……ということで8/1から1ヶ月間、「はじめてのペンシルパズル」という名前でパズルの投稿をおこなっておりましたふーなんとかさんです。いやあ黙っているのはしんどいですね。
ただ正体を明かすだけではもったいないので、せっかくなので「はじめてのペンシルパズル」についてちょっとだけ。
「はじめてのペンシルパズル」ってなに
はじめてのペンシルパズルは、ペンシルパズル投稿サイト「Puzzle Square JP(以下、パズスク)」にてパズルの投稿を行なっている作者の名義です。
投稿するパズルはいずれも
・難易度がらくらく(★1、最も簡単)
・盤面サイズが小さい(おおむね6×6前後)
という特徴があり、名前の通り初めてペンシルパズルに触れる人をターゲットにした問題になっています。
はじめてのペンシルパズルによる問題(Puzzle Square JP)
「はじめてのペンシルパズル」が生まれたわけ
以下の2つが大きな理由です。
パズスクにおける、低難度帯の充実
パズスクを、ペンシルパズル入門者のための「入り口」にする
1については文字の通り。実は本記事の執筆時で難易度が「らくらく」の問題は全体の12.8%ほどと、数字にしてみると極端に少ないわけではないのですが……まあもうちょっと多くてもいいよね!
2はどういうことかと言いますと、
「ペンシルパズルに興味があるから、このパズスクってサイトでいろいろ見てみよう!」
「ペンシルパズル、始めたばかりでどれも難しいや……パズスクで練習してみるかあ。」
というシーンが増えたらいいなあという願望です。
先の通りパズスクは低難度帯がやや不足気味なのと、難易度詐称(表記難易度よりも難しいこと)問題の存在[*1]により、パズスクって入門者・初心者にはちょっとおすすめしづらかったなあという印象がありました(主観です)。
ならば、自分で入門者向けの問題をたくさん作ればいいのでは? 間違いなくやさしい問題を大量供給すれば、パズスクが入門者にとってのペンシルパズルデビューの場になるのでは?
ちょうどパズスクもリニューアルして盛り上がっていたし、少し前には「やさしいヤジリン」が話題になっていたし……
よし! パクろう! いろんなパズルでやってみよう!
こうして、いつか誰かにとっての「はじめてのペンシルパズル」となるべく、「はじめてのペンシルパズル」が動き出します。
[*1]
現在は「表記難易度と比べて難しすぎる」と報告する機能により、この問題は解消されつつあると思います。
「はじめてのペンシルパズル」になるために
入門者・初心者向けの問題とはいえ、ただ簡単なだけではいけません。「はじめてのペンシルパズル」になるために、以下のことを意識して作問・出題をしていました。
①ルールを読めばあまり苦戦せず解けるようにする
ターゲットが「ペンシルパズルの経験が(ほとんど)ない方々」である以上、知識を必要とする問題はNG。ルールを読んで、それに従って解き進めていけば自然と正解盤面にたどり着けるような難易度にします。
特定の手筋を必要とする問題も、どんなに簡単な手筋であっても(一部の問題を除き)封印。
ただし簡単すぎるのも考えものです。数字を1個入れれば正解、という問題を解いても楽しくないですし、「またこのパズルで遊びたい!」とは思ってくれないでしょう。
この点でちょっと難しいなと思ったのが8/24出題のビルディングパズルです。ネタバレコメントをご覧ください。
②難解なルールはいったん後回しにする
定番パズルであっても、初めて解く人にとっては理解するのが難しいルールがときどき見られます。例えばぬりめいずの「△」の扱いや、へやわけの「白マス3連禁」など。
このようなルールは一度に理解してもらうことを諦め、そのルールを使わずとも解ける問題にしてしまい、ハードルを徹底的に下げます。
もちろん将来的には絶対に理解してもらう必要があるので、それはまた別の問題で丁寧に解説すれば良いでしょう。
③どうしても理解してほしいことは丁寧に説明する
「手筋は封印」と言ったものの、スリザーリンクの基本的な手筋(3と0の並び)は理解してもらいたい。ビルディングパズルのビルの見え方や、Tapaのヒント数字についてもルールの肝である以上わかってもらわないと……
と、中には後回しにするわけにはいかないルールもいくつか存在します。そんなときはとにかく丁寧に説明しましょう! それも、文字でなく図で!
ということで、一部の問題にはPenpa+で作成したチュートリアルを添えています。うまく伝わっているかなあ。
<これまでに作ったチュートリアル>
ところでチュートリアルには1つだけネタを仕込んだのですが、気づいた方はいますか?
ヒントというかほぼ答え→https://privatter.net/p/9245653
④必要ならば盤面でも補助する
ルールは説明したし、あとは解いてもらうだけ……しかしそれでもなお、一体どこから始めれば良いのか分かりにくいパズルもあります。そんなときは盤面に細工をしてしまいましょう!
例えばましゅ。
以前「ましゅ未経験の方々が初めてましゅを解く」という様子を生で観る機会があったのですが、相当苦戦していたのを鮮明に覚えています。難易度は「らくらく」の範囲におさまる問題だったのですが、初めて解く方にとってはルールをどのように活用すれば良いのかが分かりづらかったようです。
ということで8/5出題のましゅではPenpa+を活用し、「初めからすぐに線が引けるとわかる場所を点線で示す」という試みを行いました。これなら初めてましゅを解く方でもスムーズに解き進められるはず……?
⑤サイズは小さくする
初めてペンシルパズルを解く方の様子を何度か見て気づいたのが、「10×10マスの基本的なサイズでもあちこち迷いながら解いている」という点です。少し慣れればサクッと解けるサイズでも、初めて解く方にとってはかなり広大で負担が大きいと思われます。
そう言った理由から、制作するパズルの盤面は6×6マス程度に。場合によっては3×3マスにまで小さくしています。
せっかくルールを理解できて解き方もわかったのに、どこに手がかりがあるのかがわからずストレスになる……それはあまりにももったいないですよね。
⑥操作方法も解説する
ストレスなく解いてもらうには、(主に)puzz.linkの操作方法もしっかりと伝える必要があります。
大体のパズルは直感的に操作できるので初心者でもとっつきやすいのですが、フィルオミノの「ドラッグによる数字のコピー」のように少々気付きづらい操作もあります。
(友人はこの操作に気づかず10×10サイズのフィルオミノを1マス1マス数字を入力して解いていたようです。申し訳ないことをした……)
解いている様子を目の前で見られるのであればその都度教えれば良いのですが、パズスクではそうもいきません。つまずきそうな操作はあらかじめ教えてあげましょう。
おわりに
「はじめてのペンシルパズル」のこれから
正体を隠して1ヶ月間投稿を続けてきましたが、おおむねどのパズルも良い評価を頂いており光栄です。あとは初心者から見てどう映るか、ですね!
そんなはじめてのペンシルパズルですが、9/1以降は投稿を不定期にする予定です。ごめんなさい。さすがに22時の毎日パズルと並行するのはちょっと大変でした。
……と、ここでパズスク管理人のわんど氏(@wand_125)のとあるツイートを発見。
あ、いいなあそれ……もっと頑張りたいなあ……
「はじめてのペンシルパズル」さんから一言
では最後に、はじめてのペンシルパズルさんよりちょっとした要望があるそうです。どうぞ!
「パズスク、ルールに加えて例題&答えもあったらいいなあ。」
管理人様、いかがでしょう?