GW 終盤 山のすヽめ
ゴールデンウイークも終盤に差し掛かり、まだ山に行けてなかったので黒斑山〜駒ヶ岳ルートを縦走しました。
天気も良く風もなくとても良い山行になりました。
昨年は全然山に登れてなかったので黒檜山に登ること自体は4〜5回目でしたが過去1で辛かったです。今回の登山をきっかけにまた山に登れるように体を鍛えようという思うきっかけになりました。
群馬県前橋に位置する赤城山は複数の山の総称で、その中でも黒檜山は赤城山の最高峰であり日本百名山にもなっていてたくさんの人から愛される人気のある山となっています。
黒檜山〜駒ヶ岳ルートは岩場→木道→稜線とバリエーションに富んでいて4時間程で下山ができるので百名山の中でも気軽に楽しめるコースとなっています。
大きなカルデラ湖をもつ赤城山
登り始めて20分ほどの景色が開ける場所からは大沼が一望できます。
もうしばらく進むと大沼、地蔵岳(アンテナ)、天気が良ければ富士山を見ることができます。
群馬県から静岡にある富士山が見えると、富士山のとてつもない大きさを感じます。
赤城山はもともと活火山であり山頂に大沼と小沼という二つのカルデラ湖があります。
約2.4万年前には火山活動は終了していますが、過去1万年を通して火山活動があり現在の形になりました。
登っていく岩場も花崗岩(マグマがゆっくりと冷えた深成岩)、デイサイト(マグマが急速に冷えた岩石)といった火成岩で成り立っていて、ゴツゴツザラザラした印象でした。
山頂から徒歩2分の絶景スポット
黒檜山の山頂には絶景スポットまで2分と立て看板があります。
山頂から2分ほど進むと開けた場所に出ることができます。
絶景スポットからは沼田の街並み、草津白根、谷川岳、武尊山、至仏山といった5月でもまだ雪の残っている山々を見渡すことができます。
山頂まで登ったらぜひ絶景スポットまで来ることをお勧めします。
駒ヶ岳へ縦走 稜線を歩く
山頂まで戻り、駒ヶ岳と黒檜山の分岐から駒ヶ岳方向へ進みます。
駒ヶ岳へは木道の階段が続き景色は開け常に絶景が広がります。
稜線は気持ちのいい風が吹き抜けます。
稜線歩きの爽快感には依存性があり、この頃には岩場を登っていた時の辛い気持ちはなくなり、またすぐにでも山に登りたい気持ちになります。
駒ヶ岳山頂
駒ヶ岳山頂からも大沼と草津白根、谷川岳といった山々がよく見えます。
ここまで来たらもう登りはなく下山となります。
下りは岩場と鉄製の階段となり30分ほどで下山となります。
だんだん終わりに近づくにつれて道路から車やバイクの音が聞こえるにつれて現実の世界に帰ってきた気がしていつも寂しく感じます。
下山し大沼周辺を少し散策しました。
大沼周辺はお土産屋さんや食堂が立ち並び、ボート乗り場などがありレトロな雰囲気が漂っています。
地元の山から今年の登山がスタートできてよかったです。
体力が落ちすぎていてかつてないほどこのルートがキツかったので、危機感を持ちました。
また次の山登りに向けてトレーニングをしようと思えるきっかけになったので良かったです。
関東地方の平地を形成している関東平野は赤城山や浅間山の噴火で出来上がったとされています。
前橋の市街地からも1時間半ほどで行ける身近な百名山であり、関東平野の始まりである赤城山に、ぜひ関東近郊に暮らしている方は登ってみてはいかがでしょうか。
自分の生活している地面のルーツに思いを馳せてみても良いかもしれませんね。