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朝ごはんに作品名をつけてみた【くーふーのふく音声】vol.3
Quu&Fuu編集部員のりなふーです。
「ここはサウナですか?」というくらい暑い日が続いていましたが、最近は朝と夜の空気が秋めいてきましたね!
みなさん体調は大丈夫ですか?
わたしはさっき、コンビニで買ったあずきの棒アイスをかじりながら帰ってきました。
あっという間に溶けて、前かがみになりながら慌てて食べるアイス。手はベトベト。
そんなことも含めて、夏に外で歩きながら食べるアイスはなぜか特別感があるから不思議です。
今回試した朝クフウは、「朝ごはんに作品名をつけてみる」です。
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以前、代々木八幡にある「365日」というパン屋さんで朝ごはんを買い、公園で食べるという企画がありました。(その様子はインスタライブのアーカイブで見ることができます。)
ショーケースに美術館の展示品のように並んだパンを見た編集長のにもふーが、「朝ごはんは味わうだけでなく、見てたのしむことでもっと愛おしく感じる」と感じたことから、この工夫が生まれました。
朝ごはんに作品名をつけるという発想が今までなかった…
さっそくやってみよう~
全部で4作品ご紹介します。
1つめの作品はこちら。
くるみぱんとレタスサラダと豆乳。
見ての通り、焼きすぎてしまった。
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作品名「ギリギリこんがり丸」
由来:焦げ具合が“こんがり”と言えるギリギリのラインで、パンがまん丸であることから。
「こんがり丸」と名付けたら、なんだかかわいく思えてくる。
焦がしたショックも和らいだ。
焦げた味はまったくしなかったのでギリギリセーフ!ほんのり甘いパンとくるみのカリッとした食感でしあわせを感じた朝。
2つめはこちら!
たまごサラダトースト。
花を添えてみちゃったりなんかして。
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作品名「かぶりつこう!フレッシュ フレッシュ モーニング」
由来:トーストを囲む、鮮やかな青い実と、黄色の花を見て真っ先に思い浮かんだ言葉が「フレッシュ!」であったことから。
もったいなくて出し惜しみしがちなお気に入りのお皿を選んでみた。
何気なく黄色い花を添えてみたら、ちゃちゃっと作ったふつうのトーストが、まるでお花畑に囲まれているよう!
かけだしたくなるような、元気が出る色どりだ。
夏のお花畑で、たっぷりのたまごサラダをこぼさないように、大きな口を開けてかぶりついた。
3つめはこちら。
鮭おにぎりとたまごやき。
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作品名「しゃけたまロボ」
由来:ロボットの顔に見えたことから。おにぎりとたまごやきが目で、お箸が口。赤いランチョンマットが顔。
食べているときは全く思わなかったが、写真を見返したらロボットだった。
一度そう見えると、もうロボットにしか見えない。
この長方形のお皿、焼き魚をのせるのが定番になっていたので、朝ごはん用として選んだのは今回が初めて。
”お皿を変えてみる”という朝ごはんの楽しみ方もあるんだなあ。
4つめは、ラストの作品!
ピザ風にしたナンと牛乳。
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作品名「お店のピザだナーン!」
由来:ナンに具材をのせて焼いてみたら、予想以上に本格的なピザの味になったことから。
また、「ナン」ではなく、「ナーン」とでかでかと書かれた商品名にグッときたから。
他に候補として考えた作品名が、「MVPはパプリカだナーン!」
由来は、パプリカが具材としてとてもいい仕事をしていたから。
でも、ちょっとダサいかなあ…と心配になり、
友人に「この朝ごはんにタイトルをつけるとしたらなに?」と写真を送ってみた。
「ナンツァ!」と元気よく返ってきた。
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なんちゃってピザだから、ナンツァ!だそうだ。
すっごくいい!元気がでる!
最終的に「お店のピザだナーン!」を選んだのは、どうしても「ナーン」を入れたかったからだ。
それに、このちょっとダサい作品名を声に出すと、ちょっと楽しくなる。
朝ごはんに作品名をつけてみて実感したこと
「朝ごはんはかわいい」
これは、Quu&Fuu編集部長のにもふーの実感。今まで朝ごはんに対して漠然と「好きだな~」と思っていたけれど、「かわいい」という感情はあまりなかった。でも今は、その気持ちに深くうなずける。
作品名をつけると朝ごはんとの距離が近くなって、より愛おしくなった。
今まで「○○さん」と呼んでいた友達のことをあだ名で呼んでみたら、距離がギュッと縮まるような、あの感じ。
「一週間分の朝ごはんをすべて思い出せる」
昨日の朝ごはん、なにを食べましたか?
一昨日は?その前は?
作品名を考えた朝ごはんのことは、日が経っても覚えている。
まるまる一週間試したら、7日間分の朝ごはんが言えるようになるかもしれない。
そうしたら、「わたし、一週間分の朝ごはん全部覚えてるんだよ!」とプチ自慢をすることができる。
だからと言ってなにか得するわけではないけれど、ちょっと誇らしい気持ちになれる。
***
焦げたパンに「こんがり丸」と名付ける朝、ピザ風にしたナンを友人に見せて「タイトルをつけてほしい」と真剣にお願いする朝、それに対して「ナンツァ!」と返信がくる朝。
思い返すと、頬が緩む。
「朝ごはんには作品名をつけたほうが絶対にいいですよ!」とは言えないけれど、
「愉快な気持ちになれる可能性は高めです!」とは、胸を張って言える。
明日の朝、「やってみるか〜」くらいのかるーい気持ちで試してみてはいかがでしょうか。