きみまろを作ってみた【くーふーのふく音声】vol.2
Quu &Fuu 編集部員のりなふーです。
8月18日から始まった「くーふーのふく音声」
vol.1では、私の朝紹介をしました。
いよいよ今回から、クーフーから生まれた朝のクフウを試した様子と実感をお届けしていきます。
記念すべき第1回目のお試し朝クフウは「きみまろを作る」です!
こちらが噂の「きみまろ」
クーフーのX(旧Twitter)で投稿されていました。このなんともいえないゆるい表情。ときめきがおさえられない。これはやるしかない!
休日と平日の両方で試しました。
*用意するもの*
・卵
・海苔
夏休み最終日の朝ver
作ってみた①
朝6:30
昨日から「きみまろを作るぞ!」と決めていたので、夏休み最終日なのに早起き。キッチンに直行だ。高鳴る胸を抑えながら、温めたフライパンに油をひいて、卵をそっと割り入れる。のりをはさみで切っていると工作をしている気分。図工の時間を思い出した。
切ったのりを指でつまんで、左目→右目→口の順番で黄身の上に載せていく。
完成まで、
3
2
1
じゃじゃーん!
「きゃーーーーー! か、かわいい……!!!」
Twitterでスマホ越しに見たきみまろにも相当キュンとしたけれど、自分で作ったMyきみまろのかわいさはレベルが違った。
そーっとお気に入りのお皿に載せて、作り置きのサラダを添える。
焼いているときに、白身が黄身に侵入してきて顔部分がなくなりかけるハプニングがあったが、何とか危機をまぬがれた。まんまるじゃない、いびつな顔も愛おしい。
「今日は休みだからまだ寝れる~!いえーい」と、顔だけ出してふとんにくるまっているように見えてきた。まさに休日の朝の私だ。
食べてみた①
ずっと眺めていたいけど…、いただきます。
ただ焼いて食べるときにはなかった現象が2つ起きた。
現象その① ”見守られている感覚になる”
きみまろがほわーんとした表情でこっちを見守っている。見られているというより見守られている感覚だ。ひとりで食べているのにひとりじゃないような不思議な気持ち。
現象その② ”黄身を最後までくずせない”
くずせないよ…。いつもなら真っ先に黄身を箸でつついて、そこに醤油をたらして混ぜるのに…。
顔をくずした上に真っ黒な醤油をかけるなんて可哀想でできない。目玉焼きには醤油一択だったけれど、迷わず塩をパラパラと優しくふりかけた。
きみまろは、醤油一択派をいとも簡単に塩派にしてしまう力もあった。
顔を作るだけでこんなに愛おしくなるのか。
名残惜しい気持ちで、最後まで残しておいた黄身をくずして食べた。
この日、何度カメラロールのMyきみまろを見返してニヤニヤしたことか。
自分の手できみまろを作ると、「我が子(きみまろ)が1番かわいい!」という親バカな気持ちになる。
次回きみまろを作るのは平日だ。
きっとバタバタするので、慌てずに済むように顔用ののりを作っておこう。
平日の朝ver
夏休みが明けて、仕事が始まってしまった。
まだ夏休みモードから抜けきれていないが、きみまろを作るのが楽しみでパッと起きることに成功。
つくってみた②
「今日はどんなきみまろになるかな~」
おみくじを引くときのような気持ちで卵を割り、広がっていく白身を見守る(わくわく)
ここで、準備していた”顔用のりストック”が大活躍!
やはり平日の朝はのりを切っている余裕はなかった。太さや長さがバラバラののりストックから、目についたものを選んで黄身にちょんちょんと載せる。前回は指で載せたが、今回は箸で。指でも問題なかったけど箸の方が載せやすい。
完成まで、
3
2
1
ででーん!
お皿のサイズまちがえちゃった!
でも、きみまろは全く気にしていなさそうだ。
寛大なきみまろ。かわいい。
食べてみた②
今回も醤油はかけられない。むしろ、初めから醤油の選択肢はなかった。ハーブソルトを顔(黄身)にかからないようにパラパラとかけた。
「今日はあまり時間がないから…ごめんよ!」
心を鬼にして黄身をくずす。
これはこれでかわいい。
連休明けの朝は気が重たくなってしまうけど、きみまろのほほ笑みに癒しをもらって穏やかな気持ちで家を出発できた。
仕事の休憩中も、カメラロールのきみまろを見返して「まああんまり無理せずがんばろ〜」と励まされた。きみまろの癒し効果の持続時間は永久かもれない。
きみまろを作ってみて
〝卵を割る瞬間”と、”朝”は似ている?
正直、顔を作っただけでこんなにもときめいて、愛着が沸くとは思ってもいなかった。
食べているときも、のほほんとした表情のきみまろを見ていると肩の力がゆるりと抜けて、自分も同じ表情になってしまう。
朝にささやかな「癒し」や「ときめき」があると、気持ちよく一日をスタートできる。
逆に、怒った顔のきみまろを作ったらどんな気持ちになるのだろう。
試してみたい。(試した方は、ぜひ教えてください…!)
きみまろを作る一番の楽しさは、毎回違った形になることだと感じた。
白身の広がり方によって形が変わるので、世界にたったひとつの”オンリーワンきみまろ”ができる。思いもしない形になることがワクワクの正体だった。何度作っても新鮮さがありそうだ。
どんな形になるかは卵を割ってみないと分からないのと同じで、
どんな一日になるかは始まってみないと分からない。
卵を割る瞬間と、一日の始まりである朝はどこか似ているなあ。
きみまろは、いびつな形でも、黄身がくずれていても愛おしかった。
同じように、ちょっと思うようにいかない日も「これはこれで味があっていいね~」と無条件に愛おしく思えたらいいなあ。ね、きみまろ。
唯一きみまろに欠点があるとしたら、かわいすぎるがゆえに食べるときに慎重になってしまうことだ。黄身をぐちゃぐちゃにして豪快に食べたい日には向いていないかも。その日の気分によって自由に作ろう。
思い立ったらすぐできる
材料が「卵とのり」というのも手頃でシンプルで良い。凝った作業もないので、慌ただしい朝にピッタリ。
“気合いを入れなくてもできる”が、朝のクフウに重要なポイントかもしれない。
作ってみたいな~と思った方は、ぜひ顔用のりストックの準備を!
これがあれば、時間が限られた朝でもパパッと作れます。