SMクラブ 今昔比較(実話)1
昔のSMクラブには厳しい女王様がたくさんいました。
昔のSMクラブはマンションの一室でひっそりと経営しているのが一般的で、現在のようなホテル派遣型ではなかった。
まだ、インターネットなどはなく、専門のSM雑誌が多数販売されており、
その中に広告が記載されている。
広告には代表的な女王様の写真と刺激的なキャッチフレーズが記載されており、ドキドキしながお店を探したものでした。
『絶対服従』『官能の渦に溺れなさい』『2度と戻れない従者への道』・・・
女王様もビジュアル的に大変美しい方が多数いらっしゃったが、厳しいプレイを売りにする方が多かった気がします。
現在はM男の希望に沿ったプレイを提供してもらえるが、当時のSMクラブでは『絶対服従』どこまで自分が耐えられ、女王様にご満足いただけるかが肝であった。
そのような中でも、広告をよく読むと、『初心者に向けた最初の調教』や
『女装したレズ奴隷』としての調教など、多少はニーズに沿ったものもありましたが、本質的には完全スレーブで厳しいものが多かった。
女装を売りにしているところでは、本格的な化粧、下着、ストッキング、きれいな衣装、ハイヒール、かつらまで用意してくれている店舗もあった。
又、マンションの一室の女王様の控室で、1時間は召使としてご奉仕し、残り1時間が調教時間とか、趣向をこらすお店もあった。
雑誌で店舗の電話番号を調べ、電話で問い合わせるのが普通でしたが、
電話対応もサービス的な感じはなく、覚悟を持って電話する必要がありました。
ドキドキしながら電話をかけると、冷たく高圧的な感じの受付の女性(女王様?)が対応してくれます。
『はっ初めて電話しました。』
『何をみて電話しましたか?』『雑誌の〇▽をみました』
『では、内容は理解していますね』
冷やかしの問い合わせなどは一切受け付けない雰囲気で、
『××女王様について、教えてください』等とは尋ねられない雰囲気である。
この時点から蛇に睨まれたカエル状態である。
『予約しますか?』
『いっいいえ、料金とシステムをお聞きしたくて』
『広告に書いていませんでした? しっかり確認なさい』
『はっはい。』
『出来ないこと、嫌なことは許してもらえるか不安で・・・』
『最初にカルテを作成しある程度は考慮しますが、希望ばかりが叶うと思わないでください』
『はい』
『来れる日時がきまれば予約しなさい』
プチっっと電話は切られた。
その後、期待に胸を膨らませ、予約を取り、SMクラブデビューを果たした。
いまではない、一風変わったというより、現在では考えられない、システムのお店と言うより研修期間の状況を報告します。
つづく