SMクラブ 今昔比較(実話)4
今回は『今昔の近より』に焦点をあててみます。
近と言っても少し前の話であるが、とあるBarで居合わせた中年のおやじから聞いた話です。
今昔比較1~3のように大昔の話ではありませんが、少し時間は経過しており、すでに、ここに登場するお店、システムはなくなっているかもですが、
前回までの話とは少し路線の異なる純真なお話です。
このおやじは仮にY氏とします。
Y氏はここのところ、SMから遠ざかっており、ここ数年は全くそんな元気もないそうだが、久々にその時は楽しい経験だったそうだ。特に精神的に。
Y氏は目を細め、満面の笑みを浮かべ、その時の楽しかった記憶について話してくれた。
地方から都内に出張で来たY氏は、都内で仕事をこなし、同僚と別れ、一人で軽く蕎麦を食った。
時間は18:30少し前。ここから電車で1時間以上かかる場所(神奈川)にホテルを予約していた。
都内に土地勘はないが、せっかく都内まで来て、ホテルに帰るのもさみしいと思い、どこか、楽しいところは無いものか?
一人で飲みに行くにしても何処がいいのかわからない。
そのとき、
『昔、はるばる上京し、よく通っていたSMクラブの女王様が、たしか、このあたりのBarで働いているとの記事をNetで読んだことを思い出した』
近くのカフェに飛び込み、携帯を取り出した。
当時の記事のうる覚えより『SM』『Bar』『女王様』『○○(場所)』を検索。いくつかのBarが近所でヒットした。
注意深く読んでみると多分これだ!と思えるお店を発見。
今、自分がいる場所からさほど遠くないぞ。土地勘が無いため、Google Mapに住所を入れて、携帯をくるくる回しながら目的地に向かった。
さすが世界一の繁華街、人ごみをかきわけ目的地に向かった。
目印はすぐに見つけることができたが、そこにはビルはなく、???と考えていると、その建物の近くのビルで目指すお店の看板を見つけた。
『ここだ!』エレベータを探すこともなく、階段を駆け上がった。
『はぁはぁ』運動不足でわずかな階段で息が切れる。
お店のドアは閉じていたが、思い切って踏み込んだ。
うす暗く、きれいな装飾で、奥にカウンターが見えた。
『初めてですが』慣れた素振りをしたものの少し緊張している。
お店の女性から、こちらにどうぞと優しく案内していただき、席についた。
その時、昔お世話になった女王様の〇〇子様を発見。おもわず、『〇〇子さん』と呼ぶと、振り向いて下さった。
綺麗な女性だ。。。あれから○○年経っているのに錆びてない。妖怪?
嬉しくなり、昔のプレーでの思い出を話した。
特に懐かしかったのはパンツ(パンティ)の洗濯プレイ。
〇〇子さんはビニール袋からパンツを数枚取り出し、洗濯するように命じれた。
石鹸を使い、手で、優しく洗い上げた、すごく丁寧に。が・・・
最後に不覚にも手で小さなパンツを強く絞った。それを見た〇〇子様は後ろから怒鳴られ、作業を中断して、鞭のお仕置きを頂いた。
きっ厳しい。でも怒られて当たり前だ。
後ほど聞いた話であるが、女性の下着はデリケートで高価なもので、丁寧に扱わないといけないことを知った。反省!
懐かしい思い出に浸っていると、目の前にカウンター越しに美しい女性が立っている。
年のころは25,6歳?ウエーブの黒髪で、色が白く、細く、しかし尻はポンと大きくボンデージの良く似合う女性だ。
この女性の瞳を見た時、幼少の頃に憧れていた幼稚園の先生と面影がダブり、全身に電流が流れた。
痛い鞭や、電流を流すプレイは大嫌いだが、この時の電流は気持ちよかった。
思い出の幼稚園の先生は、プール遊びの後、海パンの腰ひもが縺れ、脱げずに困っているとき、目の前にかがんで、『エイっ』と一気にパンツをずり下げてくれた。初めての羞恥プレイの思い出もよみがえった。(笑い)
この店で、こんなに美しい女性とは恥ずかしくて目が合わせられない。
この場でひれ伏せたくなりましたが、
この美しい女性とは初対面で、会話もプレイもした事もないのに、奴隷や従者にしてほしいなどと口走るとただの変質者になってしまいます。
『私の何を知っているの?』『口先だけで言っている?』と思われます。
きちんと自己紹介して、会話などを通して自身を理解いただき、その上で、許されるものならば一歩、一歩、躾を受けながら認めて頂くのが基本ではあるが、
この時は憧れの幼稚園の先生と記憶も重なり、前のめりになる気持ちを必死で抑えました。
もしかしたら、少し口走ったかも・・・・奴隷になりたいとか、下世話なことを、
この女性、ここでは仮にT様とします。
T様はSM感や好きなプレーなどを色々お話して下さいました。
わたしの嫌いな痛い痛い系などを好まれているようでした。
自分はすぐに弱音を吐くくせに『よーし受けてみますよ』と気持ちだけは気合をいれた会話をしたが内心やっぱり痛いのは怖い~と思った。
T様の丁寧で、優しく、気配りができる大人女性であると同時に、
絶対的に支配する鋭さを持たれた方である。本当に楽しい時間はすぐに過ぎてしまい、そろそろ、ホテルに戻る時間が来た。
帰る間際に話したら、
このお店では同伴のシステムがあるらしく、又、出張で来る機会もあったため、最後に、同伴を申し込んだ。
たしか、その日から、2.3週間後だった気がする。T様に約束いただき、毎日カレンダーを見て、まだか?まだか?と楽しみにした。
お店は『都内ならどこでもいいよ』と親切に言っていただいたが、
ゆっくり食事をして頂き、すぐにお店に入れるのが好都合と考え、お店の近くの焼肉屋さんを予約した。
同伴の日、仕事は早めに終わったので、少し時間をつぶして目的場所の最寄り駅に向かった。30分くらいの余裕を見て、
しかし、都会の混雑には慣れていなく、お店の下で待ち合わせをしていたが、約束時間の7、8分前に到着した。
T様がそこにいないことに『ほっ』とした矢先、メールに『ついた?』と連絡がきた。
『はいっ』と返信する目の前にT様が立たれていた。
夕暮れの高層ビルのネオンと車のヘッドライトにてらされたT様の私服姿が目に入った。
ダーク系のコートを羽織られ、おしゃれなハンドバックを手にされた姿は美しく、息が止まり、崩れそうになった。
T様は『待ったの?』と聞いて下さりました。
今来たばかりとは言えず、『少し前に来ました』と嘘をついてしまいました。
T様からは初めて感じる高級でどこか爽やかな香水を感じた。
お店に到着し、予約していた個室に通された。
個室に入る際、高いヒールのサンダルを履かれていましたが、サンダルを脱ぐのをお手伝いすべきか?とは考えましたが、ボーと眺めているだけで動けなかった。
その後、食事中に『本来、靴を脱ぐのはお手伝いすべきですか?』と確認したら、『すべき!』と指導を頂きました。
まだまだ修行不足のようです。
お酒とキムチとお肉を注文し、会食が始まりました。
T様の前に座り、同じものを口にしていいものかと思いましたが、T様より
『食べなさい』と言っていただき楽しい食事タイムです。
スリムなT様はカロリーを気にされているかを考え注文しました。
ホストとなりお肉を焼いて、T様のお皿にのせていきました。
途中、何度か落としてしまう粗相を繰り返したが、最初なので優しく『気を付けて!』と注意されました。
実は手が少し震え、上手く、お肉を掴むことができませんでした。
T様はおいしそうに沢山のお肉を召し上がっていただき、幸せな気持ちになりました。
T様とごいっしょの時は、常に下の存在で居たいのですが、T様は『人生ではあなたの方が先輩で経験も多くあるので尊重しますよ』と話して頂き、
人間としての魅力も感じました。
食事の間、T様の事をもっと知りたいとお願いしました。
ここでは書きませんが、T様はいろいろな事を教えてくださいました。
正直、少し苦手な事も訓練していただき、できた時はうれしかったことを覚えています。
T様の手足はとっても冷たかったのと、近くによるといい香りの香水の匂いがしたのが忘れられません。T様のすべてからいい匂いが発せられていました。
心が温かい人は手足が冷たいと言いますが。ずーと、厳しいく優しい女王様で居ていただきたいです。
その後、サンダルを履かれるのをお手伝いして、同じ歩みでT様のお店に向かいました。
家族も知らないような事も正直に話すと真摯に聞いていただき、年下とは思えず、冒頭の初恋の幼稚園の先生に躾られている気分でうきうきです。
お店でも、たくさん話して頂き、本当に楽しいひと時で、関東に来てよかったです。
中年男が純真、華聯、潔白、大少年のような気分で、初恋か、いやちがう、恋愛か、いやちがう、
そうだ!床暖になろう。と満面の笑みで決心したそうです。
つづく