見出し画像

2025年はゆっくり確実に幕を明けてゆく。(元旦に家族で頂き物の沖縄そばを食べた)

お正月気分もどこかへ遠のいてゆき、日常が戻ってきつつあるここ数日。
"仕事始め" を無事に迎え、新年2日目の出勤をなんとか終えた深夜に思う。

今年のお正月は、とてもゆっくり過ぎて行った。大晦日から元旦にかけて流れる時間も、とてもゆっくりだった。一人静かに迎えたこのひと時は、見慣れた景色を眺めながらしみじみと歩く時間のようだった。去年と今年の間にかかった橋を渡って。
私は、2025年をどんな風に生きていきたいのか、ずっと考えていた。同じ時間をどんな人と歩きたいのか、誰と何を感じていたいのか。ぼんやり、時に積極的に自問自答。そして、答えは出た。


”私は、私自身を大切に生きる一年にしたい” 
”正しさではなく、その時に必要な言葉でそっと人に寄り添いたい”


いろいろ思いが巡ったけれど、この二つが強く残った。真剣に生きようとすればするほど、物事を「正しい」「正しくない」で判断してしまうことがある。また、相手を思うが余りに出た言葉が、伝わり方としては「余計なお世話」にしかなっていない場合もある。誰だって、拭いきれない想いを抱える時がある。そんな時に、「正しさ」だけで判断されたり「これをするのが良いことだから」と説き伏せられてしまうと、「確かに感じている気持ち」が燻ったまま残ってしまう。たとえ時間はかかっても、自発的に鎮火させていける方が何万倍もいい。
まずは自分の「感じている今」を大切にしたい。誰かではなく自分を生きる。
そして、辛さや痛みを抱えた人に寄り添える自分でいたい。(自分もその通りだから同じ目線で)
2025年は、「正しさ」を掲げるのではなく「優しさ」で人と関わり合っていこうと思う。そして、私自身もそんな方々に囲まれて過ごしていきたい。

ここからは、お正月の振り返り。
家族全員で集まれたこと、何よりのことでした。

我が家のお雑煮は、とてもシンプル。鶏肉、人参、大根、三つ葉、なると。そこへ焼いた丸餅を。
沖縄在住の旧友より、心尽くしの沖縄そばセットが送られてきた。
何年ぶりかに食べる沖縄そばは、懐かしく美味しい味だった。
今思えば、コーレーグースー用意すればよかったなぁ〜。


子どもも大人も、嬉しそうだった。大人は、普段話せない話をしながら、のんびり過ごした。子どもは大はしゃぎで、0から遊びを生み出していた。

元旦の夜空に輝いていたオリオン座たち。
いつの間にか、娘が撮っていた神々しい夕焼け。


仕事始めの6日。娘にもお弁当を持たせ、無事に出勤。

1日目。(1月6日)
2日目。(1月7日)


新年初仕事は、ミヒャエル・エンデ作「モモ」の登場人物「ベッポじいさん」の言葉を胸に行いました。

「わかるかい、モモ、目の前にとても長い通りがあるとするよ。これは長すぎる。絶対にそうじが終わらない、と人は考えてしまうんだ」

話をつづける前に、ベッポはだまってしばらく前を見つめました。
それから、言いました。
「終わらないと思って、仕事を急ぎ始める。そして、どんどん急ぐんだ。目を上げるたびに、自分の前にのびている道路が少しも短くなっていないのを見る。それで、もっともっとがんばる。
最後には息が切れてしまって、
もう動けなくなる。
でも、通りはあいかわらず目の前にのびている。そんな働き方しちゃ、いけないんだよ。」

ベッポはひとときのあいだ考えこみ、それから、また話をつづけました。
「一度にその道路全部のことを考えちゃいけないんだ。わかるかい? ただ、次の一歩、次の息、次にほうきではくことだけを、考える。
それをくりかえすんだ。
そうすれば楽しくなってくるし、仕事もうまくいくんだよ」

「モモ」(絵本版)ミヒャエル・エンデ 文 松永美穂 訳 シモーナ・チェツカレッリ 絵


子どもの頃に読んで以来、大人になった今でも深く心に刻まれている大切な作品。
ミニコに買った絵本で再会した。



◉YouTubeで時々、リハビリ演奏をアップしています。
よろしければ、チャンネル登録お願いします。
https://www.youtube.com/@dolphinutigusui

◉ランキングに参加しています。
応援のクリックいただけると嬉しいです。
⇩     ⇩     ⇩     ⇩     ⇩     ⇩     ⇩     ⇩
「ブログ村 健康ブログ」「ブログ村 家庭料理」