見出し画像

「全国コロナ後遺症患者と家族の会」の現代表による誹謗中傷に関する協議結果のご報告



◉まずはじめに


日頃よりXを通じて交流をさせていただき、本当にありがとうございます。
私は、この件について、6月7日に意見を投稿して以来、今日まで沈黙をつらぬいてきました。「全国コロナ後遺症患者と家族の会」(※以下、「患者会」とします) との協議が続けられていたため、お話しできる段階ではなく、何も申し上げる事が出来なかったからです。
そのような中、心あるお声がけをしてくださる方々に対して、何もお伝えできず心苦しく思いながらも、励まされていました。温かい言葉をかけてくださったこと、改めて、感謝申し上げます。
今やっと、「患者会」と話をした結果をご報告させていただくことができます。
長文となります。
お時間と体調の許す範囲で、少しずつ読んでいただけたら幸いです。

◉協議の結果


「患者会」の現代表による、元共同代表3名への誹謗中傷が3月頃より連続して投稿されて以来、会の石田顧問弁護士を通じて5月から話し合いを重ねてまいりました。
しかし、結果から申し上げると解決には至りませんでした。
力およばず、結果的に多くの皆様の不安や不信感を払拭することが出来ませんでした。もう少し踏ん張って、よりよい着地点を見つけていきたいという気持ちもあるのですが、この問題に関わり続ける中で、日増しにストレスが高まり、生活や仕事に支障をきたすようになってしまいました。
そういう訳で、本当に残念ですが、今回のご報告を最後に、私は、本件から手を引くことにいたします。
この件に関心を寄せてくださった全ての皆さま、深くお詫びいたします。
※この後に続く記載は、誹謗中傷問題が生じてからの経過を、事実に基づいて記録した内容です。関心のある方に読んでいただければ、と思います。ところどころに私の所感が含まれておりますが、ご了承ください。

◉誹謗中傷問題を石田顧問弁護士へ訴えた当初から現在に至るまでの経緯(5月28日〜)



現「患者会」の代表による元共同代表への誹謗中傷投稿が日を追うごとに加速し、看過できなくなったため、私が弁護士に訴え出たのは、5月の末でした。
顧問弁護士の対応は遅々として進まず、投稿確認すらされないまま時が過ぎていきました。
数日後に返信がありましたが、数多くの誹謗中傷に当たると思われるスクリーンショットの中に私のミスで紛れ込んでいた、誹謗中傷ではない投稿を取り上げ、「これのどこが問題なのでしょう?」という言葉を向けられた事もありました。たくさんの誹謗中傷投稿の中で、あえてそうでないものを取り上げてのこのような言葉には、正直なところ、誠意のかけらも感じませんでした。
また、「元共同代表に対する誹謗中傷ではなく、他団体へ向けたものである」という主旨の説明ばかりが書かれ、こちらの心情に寄り添ったような言葉はありませんでした。
投稿が誹謗中傷に当たることを、石田顧問弁護士および現代表が初めて明確に認めたのは、6月6日でした。その際、石田顧問弁護士より以下のような言葉がありました。(※私宛に送られてきたメッセージアプリ上にやり取りが残っています。)

○石田顧問弁護士:
「話し合ったところ、以下5つの投稿については、退任した共同代表のことをさしているものであることを確認しています。これについては速やかに削除いたします。本人としては、被害的な見方になってしまったものですが、許されるものではないと思っていますし、本人としても今後、このような投稿もしないことを改めて確認しました。申し訳ありません。」
(※しかし、この後も誹謗中傷に当たる投稿は続けられました。)
私からは、以下のような返信を行いました。
「代理人による謝罪は意味をなしません。『被害的』に『事実歪曲』の『誹謗中傷』を行なったことを認めたのであれば、本人から謝罪があって然るべきではないですか?削除すればそれで終わりですか?(中略)すでに「患者会」に対する後遺症患者の皆様からの不信感は止めようがありません。それは、事実が明るみに出たということです。誹謗中傷がなければ、ここまで内情を公にするつもりはありませんでした。信頼を得て活動してきた一人として、(この問題の追及は)私自身の責任を果たす意味でも避けて通れませんでした。きちんと答え、この件に向き合うべきではないでしょうか。ここまで事が大きくなったことに対する、顧問弁護士としての謝罪と説明責任を果たしてください。(以下略)」
石田顧問弁護士からは、何の反応もないまま3日が経過したため、私から再度、以下申し入れました。
「端的に言いますが、本人と直接お会いしてお話しがしたいと思っております。
というのも、この件に関してweb上でやり取りしていても、解決の糸口が見出せません。また患者全体に大きな不安が広がっており、影響は計り知れません。実際、悲痛な声がいくつも届いております。個人的な感情を超えて、解決の努力をしなければいけないと思ってのことです。(中略)まずは、事実関係をはっきりさせたいと思っております。」
これに対する返信は以下のようなものでした。
○石田顧問弁護士:
「お返事できなくて申し訳ないです。何もお答えできる状況になかったからです。正直なところ、今は解決の糸口は全く見えないです。今回は、今までとは状況が違ってきています。内部だけの問題ではなくなってしまいました。(中略)検討しているうちに、Xでどんどんエスカレートしていって、追いつかなくなってます。申し訳ありませんが少しお待ちください。」
(※この時、Xの会のアカウントに多くの方からの問い合わせや意見が集まったことで、ようやく動き出した感がありました。)
その翌日、日程調整が進み13日にzoomにて話し合いの場を設けることとなりました。(※当初は、19日に対面で話をする約束をしていました。しかし、13日になって石田顧問弁護士から「(本人が)直接会うのは難しい」ということを告げられました。そのため、zoomへ切り替えています。)

◉会の代表との話し合い(石田顧問弁護士同席)


こういった経緯を経て、6月13日、石田顧問弁護士同席のもと、現代表と直接話をする場を得ました。会の共同代表を退任した当時から現在まで、当事者同士で向き合う段階を経ていなかったため、事実確認から入るのではなく、まずは「対話姿勢」を大切にしようと臨みました。相手の立場や心情の理解にも努め、建設的対話を求めました。この日は、2時間半以上の時間を費やし、少なくとも話す前よりは、互いの理解が進んだのではないかと感じていました。しかし、相互理解には至っていなかったことがすぐに分かりました。翌日から、現代表による一方的な要求「過去に行なった意見表明の投稿を削除してほしい」「他の共同代表の投稿も削除させてほしい」等がメッセージアプリにて、昼夜問わず連日送られてきました。現代表から、「リプライの中に名指し投稿があるのでそれは辛い。削除して欲しい」と訴えのあった投稿については、翌日、X上で不適切であった旨、断りを入れた上で削除しました。
この要求に対しては、あまりに一方的で愕然としました。そして、数日後の夜、初めての過呼吸を起こし、心身ともに拒否反応が現れました。発作が出ている間はとても苦しく、目の前が真っ白になり、生きた心地がしませんでしたが、支援者の方と当事者の仲間が電話口で助けてくださって、なんとか呼吸を整え発作を収めることができました。その後もこの件に少しでも触れると過呼吸、動悸、目眩などのパニック発作が起きました。この発作は数週間にわたって出現し、心療内科を受診し診断書を書いてもらうまでに至りました。また、順調だった復職のステップアップ計画も頓挫し、1週間の欠勤をせざるを得ない体調の悪化に見舞われました。
こういった経緯を経て、現代表とはこれ以上の対話は続けられない、という結論に達しました。

◉支援者の方々によるサポート


このときから、本格的に支援者の方々に助けていただくようになりました。この問題が生じて以来、当事者を見守ってくださっていた4名の方々は、皆さん同じ患者であり、この件を「患者全体の不利益に繋がる問題」という、社会化された視点を持つ方々です。現在に至るまで継続的に当事者の心身ケアを含めサポートしてくださっています。
元共同代表全員の深刻な体調悪化を受けて、顧問弁護士も当事者同士の協議は無理だという認識を持ち、第三者に入っていただき今後の話し合いを進めていく、ということで合意しました。
そして、6月17日に初めて支援者の方々と顧問弁護士とのzoom協議が実現しています。
※弁護士との話し合いは、計8回
5月31日
6月13日・6月14日・6月17日・6月24日
7月6日・7月11日
8月1日
LINE通話もしくはzoom利用。平均1時間半〜2時間半程度。

◉最終的な話し合い


先日、8月1日に当事者と石田顧問弁護士による最終協議の場が持たれました。
これは、石田顧問弁護士より「話をすることはできますか?」という申し入れによるものでした。
私たち3人ともに、かなり疲弊しそれぞれに体調の悪化がありましたし、支援者と顧問弁護士との間の協議が継続中だったため、なぜその最中に当事者へ連絡があったのか?と戸惑いました。支援者の方々へも相談しました。その上で、「これを最後にしたい」という思いからこの申し入れを受けました。事前に何度も「これを最後にし、結論を見出す話し合いとしたい」ということを確認して臨んだ最終の場でした。
この日、石田顧問弁護士とは、1時間ほど協議を行い、途中、議論が紛糾することもありました。こちらの要求に気分を害したのか、石田顧問弁護士は、結論に達する前に退出していかれました。その後、現在に至るまで、会および石田顧問弁護士からは、ひとことの連絡もありません。
話し合っていたことは、シンプルに以下3点です。
・誹謗中傷したことに対する謝罪をしてほしい
・今後一切、このような発言を行わないと約束してほしい
・上記の2点について実行されない場合は、こちらが事実を含めた最終結論を投稿するしかない
石田顧問弁護士の方から申し入れのあった話し合いの場を、結論に至らない段階で何の説明もなく放棄したことに、今も驚きを隠せません。
こういった経緯を経て、私はもうこの会との話し合いを続けていくことは不可能だと判断しました。この数ヶ月間、なんとか話し合いの場を持とうと模索してきました。出来る限りの誠意も示しました。しかし、それら努力の甲斐もなく、話し合いが失敗に終わり、心身共に疲れきってしまいました。

◉これまで、そして、今思うこと


今回の件は、ひと言で申し上げて「非常に残念」であり、またX上での展開は不本意でした。しかし、誹謗中傷に対し、意見表明(事実公表を含む)を投稿するということも、私自身が決めたことでした。
公の場で発信することを選んだ日から、「1日も早く解決させ、結果報告しこの件を手放したい」と思っていました。
しかしながら、結果として相手からの誠実な対応を引き出すことはできず、極めて不誠実な態度を取られたまま、現在に至ります。
当初、私は、誹謗中傷だけが問題なのだと考えていました。ですから、誹謗中傷した動機の説明と謝罪を求めようとしていました。
しかし、この問題に向き合っていくうちに、単に誹謗中傷問題にとどまらず、公の利益に反する問題が次々と露呈し、問題はそれだけではないと気付かされました。
それは、皆様から会のアカウントへ投げかけられたご質問やご意見に対する不誠実な返信内容であること、さらには賛同者以外には返信すらしない、というようなことです。これは、「患者会」を名乗る団体としては、あるまじき行為です。私は、それらを目にするたび、憤りが増していきました。
誹謗中傷に対する個人的な「私憤」から、会のあり方を問いたい「公憤」へと転換していきました。

説明不足ゆえに、いまだ疑問を持たれる方や、もう少し話を聞きたいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、先に記載のとおり、本件から早く手を引いて、心身の不調を改善し、仕事や生活を安定させたいという切実な状況があります。その点は、どうかご理解ください。
そして、できることなら、今後も後遺症患者の方々と横につながり互いに励ましや支え合いの言葉を送り合いたい、と願っています。
お付き合いいただける方、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。