フラミンゴの空
フラミンゴ色の空だ。
車のヘッドライトがポツリポツリと点りはじめた頃、フラミンゴ色の空に真っ直ぐにのびる虹をみたのだ。
この美しさをどう伝えればいいだろう。
言葉でこの美しさを伝えられたら。
写真でこの美しさを伝えられたら。
まして譜面におこすことなど、そんなことは奇跡すらおきないだろう。
上手く伝えることなど出来ないのは承知の助だ。
だからなるべく大切な人と一緒に居よう。
伝えられないからこそ、その空間を、その瞬間を共有しよう。
それだっていい。
いや、そのほうがいいのかもしれない。