青空恋しや生乾き
ストレスだ!
些細なことのようで、意外とずっしりとストレスを感じることの一つ。
それは、洗濯物が乾かないこと。
洗濯物を干す、畳む、それはおれのお仕事。
衣類を洗濯機に突っ込み、ボタンを押すのはカミさんの仕事。
カミさんの朝は早い。
仕事に出掛ける頃、洗濯完了のアラームが鳴る。
そんな毎日である。
そんなわけで、洗濯において主だった作業をこなすオレとしては、この生乾きの洗濯物が何よりストレスなのだ。
ありがたいことに、普段わが家は、風通しが良いこともあり洗濯物は良く乾く。
そんなわが家ではあるが、やはり湿度が高く、風もない日などはやはりなかなか乾かない。
そんな時は心底ゲンナリするし、新たに干さなければいけない洗濯物を抱えながら、途方に暮れてしまうのだ。
以前、マンションの大規模改修の際は、最悪だった。
建物全体を覆う足場とネット。
長い長い間、生乾きの洗濯物と悪戦苦闘をする羽目になった。
その時のストレスたるや筆舌に尽くし難い。
何を大袈裟にとお思いになる向きもあろうが、いやいやどうして、おれには重たいストレスなのだ。
しかし、こうして文字に起こしてみると、我ながら何ともくだらないストレスの様にも思える。
朝早くから、そんなことで一人憤慨している自分のなんと大人気ないことか。
まあ、このくらいのストレスを大上段に語る私は、存外、幸せに暮らせているのだろう。