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キューバリブレ、クラシックカー、サルサ・・・ キューバ・ハバナ観光でしたい10個のこと
旅に出ることができない今、過去の写真などを見返してこれまでの旅を振り返っているのですが、死ぬまでにもう一度行きたい国をひとつあげろと言われたら間違いなくキューバを選びます。
キューバというのはみなさんがイメージする通りカラフルで、社会主義で、アメリカと仲が悪くて、チェゲバラが革命を起こした国なのですが、地球上でどこを探しても見当たらないというくらいどこにも似ていない国なんです。
いわゆる先進国や資本主義の国の人たちが共通して持っている感覚とか前提というものがありますよね。考え方が似ています。キューバは違います。そしてその違いが我々のものよりも良いものに、魅力的なものにみえるのです。目に見えないけど肌で感じる幸福感。これに惹かれてキューバを訪れると、この国の虜になってしまうのではないかと思っています。
キューバにはメキシコのカンクンからクバーナエアで行きました。ちょっと大丈夫かな?と心配だったのですが、なんとか無事につきました。クバーナエアはビジネスクラスです。ビジネスクラスといっても軽食とビールがつくだけですが・・・。キューバは入国前にビザが必要なので出国前に取得をお忘れなく。また健康証明書も必要でした。
1.カサ・パルティクラルに泊まる
キューバ旅行は民泊が一般的です。家の前に船のイカリマークがついているお家は民泊をやっている家です。現地についてから歩いて探すのもいいと思いますが、キューバは高級ホテル以外でWi-Fiを使うことができないので、Airbnbであらかじめ予約しておきました。
私が滞在したのは年配の女性とアーティストの女性が同居するお家。アーティストだけに彼女が描いた絵があり、オーシャンビューで素敵なお家でした。ちなみに英語を喋れるホストの方もいますが、私のホスト2人はスペイン語オンリーでした。スペイン語が全く喋れない方は指差し会話帳などをいれておくと良いかもしれません。
街はわりとボロボロと聞いていたので、キューバの民泊大丈夫かしら?と少し心配していたのですが、心配は全く無用でした。上はリビングの写真。この家はペットも飼っていました。
とっても可愛いワンチャン。窓から海を眺めるのが日課のようでした。
基本的に朝ごはんは宿泊費込み、夕食は別料金。せっかくなので夕食もお願いしました。普通のお宅なので期待をしていなかったのですが、夕食に呼ばれて驚きました!サラダ、スープ、お肉料理にデザートまでついたフルコース。味もとーっても美味しかったのです。彼女たちはシェフだったのかしら?と思うほど。ちなみにキューバの人は白飯を食べます。日本との違いは白飯に塩の味付けがされていること。私は塩っ辛いものが好きなので、これにはまってしまいました。
特に美味しかったのがこのデザート。シャリシャリあまーいココナッツに塩辛いチーズが添えられています。今もう一度食べたいくらい美味でした。
夕食に彼女たちは参加しなかったのですが、お話をしながら見守ってくれました。キューバの配給制について聞くと、配給手帳をみせてくれました。卵とかお肉とかお米とか様々な項目がありました。
2.旧市街のオビスポ通りを歩く
ハバナでショッピングを楽しみたいなら、旧市街の中心にあるオビスポ通りを歩いてみましょう。写真のようなピエロがギターを弾いていたり、路上パフォーマンスをしている人がいたり、とにかく陽気で賑やか。チェゲバラグッズもここで手に入りますよ。
この通りの近くで女性にオススメしたいお店といえばパフュームショップ ペルフメリア・ハバナ1791。
香水を調合してキュートな瓶にいれてくれます。ステンドグラスが使われていたり、カラフルな香水瓶が並ぶファンタジックなお店。何時間でもいられちゃいます。
オビスポ通りで列をなしている人気スイーツといえばチュロス。揚げたてのチュロスにチョコレートソースをかけて召し上がれ。
3.クラシックカーのタクシーに乗ってみる
キューバの定番の光景といえば、カラフルなクラシックカー。実はこれタクシーだって知っていましたか?運賃は普通の車よりやや高めですが、キューバを訪れたら一度は乗ってみたいですよね!
これがいたるところに停車しているのも、この街がフォトジェニックである所以でしょう。外側はクラシックカーですが、中身はヒュンダイが多いなんていう話を聞きました。
ちなみにタクシー以外のハバナでの移動はバスになるでしょう。連結バスが通りを走っています。キューバらしいなあと思ったのが、バスに乗っている乗客の誰かしらがミニスピーカーを持っていて、いつもダンスミュージックがかかっていること。ついつい体が動き出してしまう、混んでるバスもノーストレスなキューバの公共バスです。
4.キューバリブレを楽しむ
キューバといえばラムの産地。ハバナクラブはあまりにも有名ですよね!ということで、キューバのカフェ、レストランではラムとコーラを合わせたキューバ・リブレをはじめラムベースのカクテルが豊富です。
カフェでキューバリブレを楽しんでいたら、カンテが聞こえてきました!こちらのカフェはシンガーの生ライブつきだったようです。もうね、すっごく浸れました。
ハバナには伝説のバーがあります。それも老人と海などを世に出した偉大なる小説家ヘミングウェイが足繁く通ったというラ・フロリディータ。ヘミングウェイは約20年の間キューバのハバナに暮らしたそう。
ヘミングウェイはここでラムとライムジュースをあわせたダイキリを注文したとか。有名観光スポットなのでいつも満員。店内にはヘミングウェイの像もありますよ!
ふらっと入るカフェも内装が凝っていたりしてとてもおしゃれ!ぜひお気に入りのカフェを見つけてみてください。
5.おしゃれな人を探す
キューバの街はファッショニスタで溢れています。街自体が絵になるのはもちろんですが、街の風景に負けないくらいカラフルで、スタイリッシュでおしゃれな人をみかけます。ファッショニスタを探しながら歩けば街歩きが楽しくなるでしょう。
このおばさま、めちゃくちゃオシャレじゃないでしょうか?すれ違った時に、これは!と思い、追っかけてしまいました。
ちなみにキューバは干されている洗濯物をみても、このようにめちゃくちゃカラフルです!
もしキューバを訪れる際は、ワードローブの中で一番明るいカラーを選ぶと街に溶け込めると思います。
6.キューバンサルサを踊る
キューバの人たちは街のあちこちでサルサを踊っているという噂は、、、本当でした!夜に街歩きをしていて軽快な音楽を耳にすると、そこには男女が手を取り合いサルサを踊っています。
私は以前フロリダのマイアミにしばらく暮らしたことがあり、キューバ人が多いこともあってか、サウスビーチで "クラブ" といえばサルサクラブのことでした。当時マイアミに住みたかった私は、帰国後にしばらくサルサ教室に通っていました。今回はその経験がいきました!道端で声をかけられたおじさんとお茶をしていると、突然おじさんが踊り出しました。
カフェにいたキュートな女の子。道端で声をかけられた人についていくってやばいやつじゃない?と思われるかと思うのですが、なぜかキューバでは危険を感じることがなく。このほかにもまた別のおじさまに突然「日本人か?」と呼び止められ、うちでラムコークを飲んでいきなさいとお宅に招かれました。
最初は警戒していたのですが、おじさんはひたすら日本の素晴らしさを語っていて(日本語を勉強していたとのこと)、Japan No 1、Cuba No2、America No3 としきりに言っていました。特に危険を感じることもなく、カクテルを飲んだらにこやかにお見送りをしてくれました。
いくらパートナーと一緒だとはいえ、普段は道端で話しかけられた人は完全無視なのですが、なぜかキューバは邪悪な感情がみえないというか・・・。これがキューバの不思議のひとつなのですが。
キューバにはタカリは多くいるようです。それこそ観光客を呼び止めて、レストランやカフェに連れて行き、自分や仲間の分も注文したり、レストランと組んで会計をぼったくったり。なので街の人と関わるのは自己責任で!街の人に話しかけられなくても、サルサイベントはみつかりますよ!
7.チェゲバラについて知る
ハバナの旧市街にある革命博物館では、英雄 チェ・ゲバラ、そしてフィデル・カストロによるキューバ革命についての展示をみることができます。
ちなみにここで私はチェ・ゲバラはキューバ人ではなく、アルゼンチン人だったということを知りました。
8.ネイルをする
通りを歩いていたらネイルサロンを見つけました。ちょうどネイルがハゲているし、ペディキュアをお願いすることにしました。キューバでネイルはなかなかない面白い体験になると思います。
写真の彼女が担当してくれたのですが、サービススマイルなどはなし。ちょっと怖いなと思っていたら、彼女の同僚がドーナツを買ってきて、スタッフに配っていたんです。彼女はドーナツを口にくわえながら施術。そこでふと私の存在を思い出したのか?ドーナツを口から取り出し、ふたつに割って「食べる?」と聞いてきました。
「え?なにその壁のなさ!」とここでも衝撃を食らいました。しかも分け与えてくれようとするなんて優しい、と感動までも。所変われば常識なんてまるっきり違うもの。小さい価値観にとらわれているのは馬鹿らしいと思うのはこういう時です。ペディキュアも綺麗に仕上げてくれました。
9.フォトジェニックを切り取る
キューバの街は「映画のセットですか?」と聞きたくなるくらい、とにかくどこもフォトジェニック。カメラは絶対に忘れずに!プロじゃなくても、どこを撮っても絵になっちゃうんです。
かの有名な革命広場です。チェ・ゲバラが描かれているのは内務省だそう。
キューバの人はカメラをむけると笑顔をくれます。
売店で買い物を待つ人たち。
ぜひあなたの感性が反応するシーンを切り取ってきてください。
10.レストランに入ってみる
キューバのレストランでの食事の感想はとても美味しい!です。私が塩辛い味付けが好きということもあるかと思いますが、味はかなりはっきりしています。私がレストランを利用した印象では、お肉or魚のソテーに野菜の付け合わせ、塩ライスというパターンが多いです。
レストランの内装もとても素敵です。これは観光客向けのレストランですね。お腹に自信のある人はローカルな食堂を利用してみても良いでしょう。
ハバナではランゴスタ(伊勢海老)もお手軽価格で食べることができました。味は淡白ですが、伊勢海老好きはぜひ試してみてください。
ということでキューバ・ハバナでやりたいこと10つでした。早くコロナが収束して、海外に行けるようになると良いですね。またキューバのどこが他国とそんなに違うのか、他の社会主義の国と異なるのか。きちんと言語化できたらまた記事をあげようと思います。