冷静に、広い視野で物事を見ることが一般人としての私のアクション
週末の読書記録です。
ユヴァル・ノア・ハラリ教授のインタビューを集めた「緊急提言 パンデミック:寄稿とインタビュー」、さらりと読めるけれど示唆に富んでいます。
各紙への寄稿は、ウェブサイトで全文公開されているので、一応最後にリンク貼っておきます。
今こそ国際協調が必要なのだと語られる中で「信頼」というキーワードが印象に残りました。信頼できるメディア、情報、そして科学。
グローバルリーダーの役目を退き、自国ファーストになったアメリカが、いよいよアメリカでの感染拡大の深刻化に伴って、事前通告せずにEUとの行き来を封鎖し、その挙げ句ドイツの製薬会社にワクチンの独占権を得るための金額を提示する…。
その時々のニュースは思い出せるけど、流れをおさらいすると、唖然としますね。
今のアメリカにあるのは、友ではなく利害関係。まさにこのまとめ方がしっくりきました。
逆に「長い目で見れば、EU内で助け合った方が助かる人が多い」と考えたドイツの対応と比べると…うーん。
このハラリ先生の見解から「自分がやるべきこと」に落とし込むのであれば、「冷静に、広い視野を持って物事を見よう、そして自分の哲学を持とう」です。
そうやって生きていれば、国を、人を、情報を、科学を「信頼」できるかどうか考える自分の軸ができるはずだと思います。