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[機械学習]-川崎病予測 -原因不明疾患の患者数をデータそのものから推定する

原因不明の疾患であっても最悪過去データさえあれば、そのデータの周期などから解析、推定&予測できるという結果報告です。

要するに、川崎病という原因不明の難病でも過去データの周期から、周期に沿う形であれば予測可能ということです。

【川崎病とは?】
小児を中心に発症しやすい炎症性疾患で、高熱、発疹、眼の充血、手足の腫れが特徴です。心臓に問題を引き起こすこともあります。早期診断と治療が重要です。川崎病の具体的な原因はまだ明確には解明されていません。しかし、感染症や遺伝的要因、免疫系の異常などが関与している可能性があります。研究は現在も続いており、原因の特定に向けて進んでいます。

(1)はじめに

機械学習と数理最適化 Advent Calendar 2023 チャレンジ の文書です。

の下図のとおり、今日は機械学習です。


(2)川崎病 患者数推定@日本全体

川崎病の調査は、2年に1回の間隔で川崎病全国調査が実施されています。
そのため、自治医科大ではありませんが、某大学からの依頼により、第26回(2021年9月)のデータをもとに2023年3月30日予測を実施、
その依頼元大学に送付。

川崎病全国調査 成績

第 26 回 川崎病全国調査 成績

https://www.jichi.ac.jp/dph/wp-dph/wp-content/uploads/2022/04/a19b047d4b9e6fbb84b6b187236779c8.pdf

赤い線:患者数 黄色部分が全国の予測患者者数

全国の予測患者者数


1.推定概要
川崎病は、冬にピークが来る疾患で、その年間周期に合わせ予測

2.推定根拠 
依頼元某大学にて4月11日発表した資料を添付。

周期分析
患者 相関関係

上記内容を 4月11日、某依頼元大学@オンライン打ち合わせ にて発表済です。

(3)川崎病 患者数推定@日本全体 予測答え合わせ

 
その答え合わせ(11/16)@依頼元某大学にて 答え合わせした結果です。

第27回(2023年9月)のデータ

上記データをもとに回答データ作成
(元データが、男女別々に集計されていたため)

従来から(2019年まで)冬場(1月)に多発し、夏場にもやや患者が増加するという傾向は、COVID-19が蔓延した2020年から崩れ、特に2021年、2022年には1月の患者数よりも8月の患者数の方が多く、この傾向は2021年で顕著であった。

第27回川崎病全国調査 報告書 P5

【弊社コメント】
従来の傾向から予測する手法なので、当然ながら新規に傾向そのものが変動すれば、その部分に関する予測は不可能になります。
(2022年 11月~2月:0.997 6月~9月: -0.616)


参考

新型コロナについては、2023年7月14日に送付した、気象庁で発表済の答え合わせです。

新型コロナ予測としては、下記でも発表済です。
4-1 衛星データから新型コロナ陽性者を予測する



(4)予測の前提など

レポートのURL

前提と予測方法

運用ルール


追記:


機械学習と数理最適化について

機械学習と数理最適化 Advent Calendar 2023 チャレンジ している理由

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