ロシア海上貿易の実態(2022/06/07)
2/24のウクライナ戦争開戦後、欧米および日本は、ロシアに対し経済制裁を課しています。その結果どうなっているのかを検証します。
ここは海上貿易の実態調査をしています。
結論:
4/20(火)の除外水域(事実上の貿易禁止)適用以降、ロシア海上貿易は、例年平均と比較すると、約30%となっています。
しかし、ドイツはもちろん、日本および韓国も貿易を止めていません。
はじめに
2022年4月20日午前0時(日本時間)以降をもって、除外水域指定(事実上の貿易禁止)されたロシアですが、海上貿易を続けています。
過去の海上貿易データをさかのぼり、例年平均値(2015 - 2020年)を算出し、その値と比較します。
1.ロシア海上貿易 概要
サンクトペテルブルグ港(バルト海)とボストチヌイ港(日本海/ウラジオストクのとなりです)のみが稼働しています。
2.ロシア海上貿易 詳細
例年と比較することで、実態把握を試みています。
海上貿易は継続しています。大丈夫なのかな?
4/20(火)以降、 ロシアの貿易港に入港した、港:ターミナルが提供する 船舶動静情報によるものです。
3.取引先 韓国
船舶VALOR(IMO:9226009、MMSI 538007496)は、2002年に建造され、現在マーシャル諸島下で航行している化学/石油製品タンカーです。
韓国(光陽港 ポスコ光陽製鉄所があります)で 6月6日05:21 UTC 取引を行ったあと、ロシアに向かっています。
https://www.vesselfinder.com/vessels/SAFE-IMO-8898386-MMSI-671649000
4.取引先 日本
SDL MAYA(IMO:9384784、MMSI 353645000)は、2006年に建造され、現在パナマ船籍で航行している一般貨物船です。
極東ロシア定期在来航路です。
日本(ひたちなか ポスコ光陽製鉄所があります)で
ATD:6月4日06:52 UTCを行ったあと、ロシアに向かっています。
詳しくは、下記