ウクライナ戦争 ロシア国力限界を衛星データから分析する(2022/06/16)
2/24のウクライナ戦争開戦後、欧米および日本は、ロシアに対し経済制裁を課しています。その結果どうなっているのか、具体的には、いつ、
ロシアは国力限界点を迎えるのか、衛星データから検証します。
結論:
ロシアは2021年12月には、戦争準備をしていたことがわかります。
衛星画像、衛星データでも明確にその結果が出ています。
はじめに:
一般的に,サービスセクターや工業生産が活発化する場面では,
大気汚染 排出を伴う経済活動が活発化します。
そのため,大気汚染(NO2/NOX などの いわゆる排ガス)データは
工業生産、とくに夜間でも動くサービスセクター
と相関が高く(相関係数0.99)、活動の活況度合いを
簡易に測定することができます。
先の夜間光と、クロスチェックおよび微妙な変動の把握でも使います。
年間物流量 概要
そこで、ロシアの中心であるモスクワの年間物流量を衛星データ(NO2)から測定します。
例年と比較 都市活動量
例年:Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前とした、
都市活動量です。
2021年は、例年通りの活動量でした。しかし、22年は、1月から開戦準備をしていたことが、グラフの跳ね上りからわかります。
例年と比較 サービスセクター活動量
例年と比較 工業活動量
例年:Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前とした、
工業活動量です。
2021年は、11月まで例年通りの活動量でした。しかし、21年12月に入り400%まで跳ねあっています。かつ、22年は、1月から700%2月末には、800%と開戦準備をしていたことが、グラフの跳ね上りからわかります。
夜間光でクロスチェックします。
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