ロシア終了の続報 -ロシアによるウクライナ侵略 ロシアの国力限界を衛星画像から解析する(2023/03/08) -
ロシアが国家として活動停止(2022/12/25)後、どうなっているのかを報告しています。の番外編として、今(03/08)、ロシア軍の補給拠点の状況を調査したので、お知らせします。
2022/02/24のウクライナ戦争開戦後、ロシアは2022/12/25 に国力限界点を迎えたこと、そしてその後どうなったか、を衛星データから検証しています。
結論:
補給拠点も衰退しています。どうやって戦争を継続しているのか、なぞです。
はじめに
ロシアは、2022年12月15日をもって、国家として活動を停止しました。そこで、ドネツク侵攻している補給拠点がどうなっているのか、今回分析しました。
現状を一番正確に分析できる夜間光による測定で確認します。
(1)夜間光
青が、再活性化している都市。つまり、戦争遂行のため補給路として動いている都市です。一方、赤が衰退している場所です。
※赤(ピンク色)が衰退している場所です。
ウクライナの全景
ウクライナ侵攻の主要補給地である、ロストフ・ナ・ドヌーも衰退していることがわかります。どうやって戦争を継続しているのか謎です。
証跡
まずは、2023/03/05@夜間光です。
次、夜間光 2022/03/06 夜間光です。
(2)物流量
2021年12月が、今回のウクライナ侵攻準備です。
2021年を合計で2倍上回る活動量の急激な上昇させました。
しかし、2022年12月15日以降 ほぼ0%、活動停止です。
(赤:2023年の状況)
(3)サービスセクター活動量
コロナ渦:2020-2021の平均サービス部門 活動量との比較です。
ここでさすサービス部門とは、工業生産以外の活動量、つまり生活水準です。ロシアの場合、モスクワ=ロシア の活動量 と考えていいです。
しかし、2022年12月15日以降 ほぼ0%、活動停止です。
(4)工業活動量
これも、9月19日に急激に低下して、それ以降回復できない様子から、
11月末から12月にかけて、急上昇している様子(例年比 最大400%上昇) 急降下。
(4)都市活動量
例年:Baseline 2015 - 2019 年 つまりコロナ渦が発生する前とした、
都市活動量です。
ロシアの場合、モスクワ=ロシア の活動量 です。