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「くらし」のなかの「行政」を考える―その1「大阪府・統一国保料」は、なぜ?全国一高いの・・・

フューチャーおおさか・学習&交流カフェ

と き 2024年8月18日(日) 14:00~16:30
ところ ターネンビル#2 2階セミナールーム
(地下鉄谷町線・中央線 谷町4丁目駅A-1出口北へ 1階カフェベローチェ)
参加費 500円

猛暑・酷暑、熱中症…。記録更新のニュースが当たり前のように飛びこんでくる日々。
電気料金を気にしながらエアコンのスイッチを入れているところに、「令和6年度 介護保険料決定・変更決定の通知書」が届く。大阪市の場合、基準月額は9.249円(全国平均6,225円/大阪府平均7,486円=全国一)。
大阪府ではすでに国民健康保険料の「完全統一」がスタートし、全国一高い額が「くらし」を圧迫しています。
どちらも「全国一高い」大阪府。いったいそれは「なぜ」なのか?いっしょに考える機会をつくりました。

講師

寺内順子さん
大阪社会保障推進協議会事務局長
一般社団法人シンママ大阪応援団代表理事

岡崎和佳子さん
「医療・介護・保健従事者が元気になる会」代表「生野区居宅介護支援事業者連絡会」相談役
「生野区介護認定審査会」委員
「菜の花ヘルパーステーション」と「菜の花ケアプランセンター」を営む有限会社菜の花 代表取締役

保険料が際限なく高騰する

大阪府は2018年度から一部の市町村で「統一国保」を導入。この4月(2024年度)には、全国の都道府県にさきがけて国保料水準を「完全統一」としました。それにともなう毎年の上げ幅は大きく、負担は全国一の水準に!

市町村の裁量がなくなり「分権」に逆行

「完全統一」によって、どの市町村に暮らしていても保険料率は一定。市町村がこれまで独自に行なってきた保険料抑制措置や軽減・免除措置もなくなり、弱い立場の人々にきびしく、地方自治が機能不全に。

受益の格差・負担の逆進性に拍車

大阪府の「国保」加入世帯数は全体の約3割。なかには非正規雇用労働者、女性、高齢者などが多く含まれます。国保料はもともと、低所得者ほど所得に占める割合が大きい(逆進性)。これに拍車がかかれば社会基盤の脆弱化がいっそう進みます。

3つの世帯モデルによる2018年度と2024年度の所得別保険料の推移と値上がり率比較
大阪社会保障推進協議会がモデル保険料で試算したデータをモデル別に所得金額で値上げ率がどのように変わるかをグラフ化しました

全国一高い「介護保険料」がすべての府民に

大阪府は、高齢の単独世帯、市府民税非課税世帯の割合が抜きん出て多く、全国一高額の「介護保険料」が府民の肩にのしかかっています。40歳以上の人みんなが被保険者である「介護保険」も重要です。


主催:-Future OSAKA-大阪の未来をつくる市民ネットワーク
協賛:NPO法人労働と人権サポートセンター・大阪、どないする大阪の未来ネット
お問い合わせ:contact@futureosaka.com phone : 080.4019.2859[いしだ]


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