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Future OSAKA News No.10(2024.06.05) ☆転送・転載歓迎!☆

信頼でつなぐ自治へ・・・脱政党、市民行政を勝ち取る運動へ

衆院補選をのきなみ野党が制しても、都知事選が大バトルになりそうでも、微風も吹かない大阪。鼻白んでいるあいだにも「虚無」が幅を利かせていく(ヤバイ……)。
さて、6.11の「講演と交流のつどい」が6日後に迫ってきた。したたかで肝のすわった仲間に大勢あつまって欲しい、できればこんな心意気で交流がしたいと考え、私的に「檄文」を書いてみた。
 
ポピュリズムとは、自治を放棄した市民がとびつく安手の幻想にすぎない。
権力を濫用したい行政主体にとって、自治を求めない市民ほどあつかいやすいものはない。すべてを「政治的」だと錯覚させるだけで、行政に対する関心を逸らすことができる。
「大阪維新」は、極めて政治的であり、自らが政党でありながら既存政治・政党を敵として有権者をあおった。
国政の堕落が進めば進むほど、既存の「政治」に対する敵対心をあおる。
維新後の大阪は民主主義の破壊がいちじるしく、民力がそぎ落とされた。市民社会においても、役所の中でも。
これに歯止めをかけるには3年後の統一地方選挙を、弱体化したコミュニティが民主主義を取り戻し「市民行政」を勝ち取る場にする、そのぐらいの気概と胆力がなければならない。
「つどい6.11」を、14年間の維新行政を分析した山口勝己さんの講演をもとに、政党に頼らず、行政を市民に取り戻すための建設的な意見交換の場とすることを期す。(H)

「大阪の維新政治と民主主義を考えよう!
分断による統治から信頼でつなぐ自治へ~講演と交流のつどい~」

https://note.com/future_osaka/n/nad26fc0c556e

  • 日時:6月11日(火)18時30分〜20時30分

  • 会場:ターネンビルNo.2 2F(谷町線「谷町4丁目」1A出口より北へ3分)

  • 講演:大阪自治研センター副所長 山口勝己さん

  • 大阪で都構想反対を担った経験から維新政治の本質的問題を分析するとともに、万博をめぐる迷走、IRカジノ頼みの成長戦略の実態を明らかにし、「自治」をキーワードにポスト維新政治への展望を考えます。

  • 資料代:500円

  • 共催:どないする大阪の未来ネット/NPO労働と人権サポートセンター・大阪/フューチャーおおさか(大阪の未来をつくる市民ネットワーク)/大阪モニ太(大阪をモニタリングする市民の会)

理念のない緑化事業の「転換」をもとめていく今後の活動に

7年間で1万9000本の公園樹・街路樹を伐採してきた大阪市の「安全対策事業」。扇町公園に残る56本の樹木の伐採基準について、5月24日、公園事務所が現地説明と屋内協議を開いた。以下、レポートと感想を。

 〇現地説明では、約20本の伐採基準について、「健全度の高い木をなぜ切るのか?」という市民の疑問に回答がなされたが、「更新期が来ているから植え替える」、「今より管理の行き届いた状態にするため」、「いまは適正だが今後安全が危ぶまれるから(えっ、何年後のハナシ?)」などとうてい納得のいく説明はなく、屋内協議では、56本の伐採については市民からの要望は聞くが、事業(伐採のこと)は進めると突き放した。
協議ではまた、新たな疑問と要望、より詳細な説明を求める声が多く出たため、改めて「要望書」を提出し、公園事務所に説明を求めることで解散となった。
伐採予定の56本については、今後いつ、不意打ち的に伐採を始めるかがわからない状態だ。が、今後も見守りを続け、理念も長期的展望もない大阪の緑化事業に「転換」を求めていく今後の活動につなげたい。(H)

〇扇町公園事務所との協議に参加して考えた。森林面積が少ない都道府県1位の大阪府。とくに大阪市内の身近な居住区の公園には樹木が少ない。
日々過ごす生活(労働)圏にこそ緑(樹木)は必要なのに、夏の暑さを防げないアスファルトだらけの街路や土や遊具だけ多い公園……。夏場は子どもたちを遊ばせられないし、木陰もなく休養もできない。
なのに多くの市民が街の緑の少なさに無頓着なのは、もしかして、狭い国土のおよそ3分の2が森林の日本(世界の森林率平均は約3割で日本は世界でも恵まれている)なので、少し出かければ森や山に行けると思っているから……?
けれど、温暖化が進めばその恵みもいつまでもあるとは限らない。
市内の木を伐りまくりながら、一方で進めているJR大阪駅前の開発に関して、吉村府知事は「大阪ド真ん中の広大な土地に公園を作った狙いは、昔、ニューヨークで『どこが一番“価値”が高いか?』と聞いたら、『セントラルパーク周辺』と聞き、都市としての将来的な“価値”が高まると考えた」とコメントしたが、この“価値”を享受するのは梅田の中心地に住める金持ちだけだろう。
「維新」府・市政をよしとする限り、暮らしに身近な地域の樹木は守られない。どうすればみんなに関心を
もってもらえるだろうか、やはり地道にひとりひとりに伝えていくしかない……。
6月15日・16日に「大阪酒万博」なるイベントが扇町公園で開催されるという。
公園あってのイベント。そこに集まり、樹陰でくつろぐ人々に「この木を守りたい!」のチラシを手にとってもらえたら……。ビラをまきに出かけようかな。(Y)

【参考】
大阪市の街路樹撤去を考える会 https://note.com/osaka_tree/ 
大阪の樹木を守りたいメッセージ https://www.youtube.com/@futureosaka/shorts

PFAS(ピーファス)汚染とは何か?

最近、たびたびニュースになるPFAS(ピーファス)。なんかヤバそう!でも自分には関係ないと思っていませんか?
炭素とフッ素が結合した有機フッ素化合物のPFASは、身の回りのあらゆる製品に利用され、自然界では分解しないことからフォーエバーケミカルと言われ、世界レベルの公害となっています。

「PFAS汚染とは何か?徹底的に基礎からの入門編!」

  • 日時:6月15日(土)14:00~17:00

  • 会場:ターネンビルNo.2 2F(谷町線「谷町4丁目」1A出口より北へ3分)

  • 講師:フリージャーナリスト 幸田泉さん

  • 大阪PFAS汚染を考える会・前大阪市議会議員 長岡ゆりこさん

  • 参加料:1000円

  • 主催:大阪モニ太

「Future OSAKA」(フューチャーおおさか)は

ビッグ・ボスはおらんけど、大阪をマジに愛する、オモロいリーダーがいっぱいおる、そんな「市民ネットワーク」づくりをめざします。
こころざしは高く、目線は低く、視野はグローバルに、足場は徹底してローカルに。
自分たちのくらしや地域の課題とかかわり、社会を共に創っていこうとする仲間と出会い、地べたから「自治」を考え、実践しようという個人の参加を呼びかけます。
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