働くことにモヤモヤした時に読むnote - 自分を奮い立たせるために
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、ヘルスケアプラットフォームを提供しているUbie株式会社の村越(@smurakos)です。
突然ですが、そろそろ秋ですね。
秋は夜に色々と考え事をしてしまいます。今日はそんな話です。
ちょっと立ち止まって自分が働く理由について考えてみた
この文章は、自分もふとモヤモヤした時に思い立って社内向けのポエムとして書いたものに加筆して公開しているものです。
「自分は何のために働くのだろうか」と最近ふと考えることがあったのでそのことについて書きます。僕は今年45歳でキャリアも折り返しまくり、これまでのキャリアより定年までをカウントダウンした方が早いという年次になってしまいました。
時間は有限であるということを嫌というほど認識させられた上で、自分はこの先残されたキャリアの時間を何のために使うといいんだろうね?みたいなことをふと思って考えてみたというわけです。
僕は2021年2月にUbieにジョインして、2024年10月現在で3年9ヶ月、2025年2月で丸4年、Ubie5年目に入ります。今まで所属していたどの組織よりも長く所属していることになります。
当然、入社から今まで常にモチベーションバキバキで「やっていき!」みたいなテンションだったわけではありません。
多分色々な人と同じように、周りの人の成果と自分の成果を比較して勝手に落ち込んだり、どうしても気力が湧かない時があったり、それなりに浮き沈みもありました。
その社会課題が解決されていないことに「怒りにも似た感情を持てるか」
スタートアップで3年も働けば、それなりに古参と言われる年次で色々と次のチャレンジを考えたくもなってくる頃でもあり、今までは実際にそうしてキャリアを変えてきてもいました。
でも、どう言うわけかUbieだけはどんなに自分のテンションが下がっていてもそう言う気持ちが起こってこないのです。
それはなぜか、と考えてみると「医療以上に本気になれるドメインが思いつかないから」だと結論づけました。
Ubieのミッションである「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」、逆に言うと「世界中の人々は適切な医療に案内されていない」と言う社会課題。
その課題が存在していること自体に、その課題が解決されていないことに怒りや悔しさにも似た感情を持っているからだと気づきました。
例えば、
なぜ、亡くならなくていいはずの人が亡くならなくてはならないのか
なぜ、医療機関に受診が必要な人が適切な医療機関へのアクセスができないのか
なぜ、人は自分の不調のシグナルを見落としてしまうのか
なぜ、病気と薬のマッチングは適切になされないのか
なぜ、世界の医療へのアクセスは改善しないのか
などなど、これらの課題が解決されないことが心の底から悔しい。 だから、解決するまでは諦めることができないな、と医療の領域であれば思えるな、と思ったのです。
解決されない社会課題への悔しさを抱えたまま、課題を次の世代に適切に託す
スタートアップは、その創業の背景に「解決したい社会課題」があると思っています。
例えば、Ubieであれば日本・世界で起こっている医療の課題。別のスタートアップであれば、別の社会課題がある。
当然、僕らは向き合っている社会課題を解決して世界を前に進めたいと思って日夜事業に取り組んでいるわけですが、その社会課題は決して解決されないものであって欲しい、とも思うのです。
課題は解決されてしまえば、必ず忘れ去られて、それが課題だったことすら人は認識しなくなります。それは世界の停滞とも言えるのではないかな、と思います。
なので、僕らが目指すのは「課題」に声を上げ続けること、解決のための改善を怠らないこと、そして組織や事業が消えずに残るように育て続けることだと思ったのです。そして、僕らが取り組んだ課題を次の世代へと託すことが大事なのではないかな、と思ったのです。
僕の場合、そのことに全力で取り組める領域が「医療」という領域でした。
これを書きながら、今までインタビューに協力してくれたたくさんのユーザの方々の顔や、日本だけでなく海外の人にUbieのことについて話したときに「世界の医療課題を解決できる」と背中を押してくれた人たちの顔が思い浮かんでいます。
そう考えると、下すことのできない責任を背負ってしまっているのだと勝手に感じています。
モヤモヤした時は自分の原動力を振り返ってみるといいかも
僕は、モヤモヤした時は常にこんなことを考えながら自分を奮い立たせています。
僕の場合は、今回書いたような内容でしたが、これを読んでくれた方にはどんなものがあるでしょうか?考えてみてもいいかもしれません。
今、働いていて何かモヤモヤした気持ちを持っている人や、もしかしたら転職を考えている人、一つの組織で長く働いている人に何かヒントになればいいかな、という気持ちもありnoteとして残しておくことにしました。
もし、、、、もし、これを読んで「医療の領域ってちょっと面白いかもな、、、」と思った方はUbieにもお話を聞きにきてください。一緒に話しましょう。
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