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【LoL初心者向けステップアップ講座】STEP39 エンゲージのやり方
こんにちは、ふつぐです。
この記事は、【League of Legendsをこれから始めたい人】に向けた連載企画の39番目の記事です。
『LoL初心者向けステップアップ講座』は、
本連載をイチから順に読んで実践していくことで、順序良くLoLを学べるように構成を考えて書いています。
本連載の経緯などについては下記記事をご覧ください。
STEP 39-1 エンゲージのやり方
エンゲージとは
集団戦を有利に始めるために真っ先に突撃し、集団戦を起こすことを【エンゲージ】と言います。
エンゲージは集団戦において重要な役割を持っており、非常に良いエンゲージを行うと、負けている状況でも相手チームを崩壊させる可能性を秘めています。
(強力なエンゲージの例として、2018年世界大会のチーム『C9』を挙げます。動画時間:3:52~)
この記事では、どうしたら「良いエンゲージ」が出来るかを解説します。
エンゲージを行うかの判断
以下のフローチャートにより判断を行います。
エンゲージをしても良い構成か
誰にエンゲージを行うか
オブジェクトが出現しているか
自身がエンゲージできる状況か
味方が戦える状況か
敵の位置が見えているか
上記すべて「YES」ならエンゲージ!
① a:エンゲージを行ってはいけない構成
ポーク構成
キャッチ構成
スプリットプッシュ構成
の場合は、エンゲージを行ってはいけません。
これらは「集団戦を行わないことで強みを活かす構成」のため、エンゲージを行うと、むしろ不利な状況に陥ります。
① b:エンゲージを行う構成
エンゲージ構成
ウォンボコンボ構成
の場合は、エンゲージをしましょう。
こちらは集団戦を行うことで有利を作ることが強みの構成ため、エンゲージをしなければなりません。
① c:エンゲージが出来ない構成
カウンターエンゲージ構成
の場合は、そもそもエンゲージ手段がありません。
エンゲージ手段を持たないチャンピオンが、ゆっくりと徒歩で相手に近づいて集団戦を始めても弱いです。「カウンターエンゲージ構成」の場合は、相手からのエンゲージを待ちましょう。
②誰にエンゲージを行うか
ここでもチームの構成を確認します。
「塊の集団戦」の陣形で戦いたい構成の場合は、誰にエンゲージしても構いません。とにかくいちばん手前の敵にエンゲージを行いましょう。
コツをひとつ挙げるとすれば、味方のキャリー(主にADC)が殴れる位置に立っている相手にエンゲージすると良いでしょう。
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「前後の集団戦」の陣形で戦いたい構成の場合は、相手のキャリーにエンゲージしなければなりません。
タンクなどの相手のフロントにエンゲージを行ってしまうと、陣形が「塊の集団戦」になるため、敗北します。
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③オブジェクトが出現しているか
集団戦の目的は、ただキルを生み出すことではありません。
集団戦で勝つことで「オブジェクトを取りたい」のか「相手の賞金を取りたい」のか、事前に目的を設定する必要があります。
目的が無い状況でエンゲージしても大きな有利とはならず、むしろその後の機会を損失する場合が多いため、目的意識を持ってエンゲージを行いましょう。
④自身がエンゲージできる状況か
自身がエンゲージ役の場合、エンゲージを行う上での重要なスキルを持っているかを確認しましょう。
例えば、ULTのCDが残り30秒の時点でエンゲージをしても、良いエンゲージにはならないでしょう。
フラッシュやULTの有無を事前に確認してからエンゲージしましょう。
⑤味方が戦える状況か
味方の「スキルの有無」や「立ち位置」も確認する必要があります。
味方のULTがあがっていない状況でエンゲージしてもダメージが足りないですし、味方が遠い場所でエンゲージをしても、自身がただ孤立してしまいます。
今すぐ仕掛けられそうな位置にいても、一度冷静になり味方の状況も確認しましょう。
⑥敵の位置が見えているか
エンゲージを仕掛けても、他の敵が見えてなければ返り討ちに合うかもしれません。他の敵が見えやすい、視界のある場所で戦いましょう。
視界の無い場所で戦うと、
敵の位置が分からず、人数計算を行うことができない
見えない場所からスキルを使われると、避けれたはずのスキルも不意に現れ、敵の攻撃を避けれない
見えない敵にスキルを当てることはできない
などのようなデメリットが多く、戦闘で大きく不利になります。
ワードで視界を取った場所で戦うことを意識しましょう。
視界のある場所で戦うには、セットアップを行う必要があります。
以上の①~⑥を確認した上で、エンゲージを行いましょう。
エンゲージは敵の後ろから
「塊の集団戦」のような、誰に仕掛けても勝てる状況でのエンゲージは簡単ですが、「前後の集団戦」のような相手の後衛を狙う必要のある状況でのエンゲージは難易度が高くなります。
エンゲージのコツは「視界外」と「横入り/裏入り(よこいり/うらいり」です。下記動画を見てください。
この動画では、青チームが全体で約6,000 gold 負けており、「塊の集団戦」が得意なシヴィアが敵にいるので、DPSでは勝てない状況です。そのため「前後の集団戦」の陣形で相手のキャリーを真っ先に狙わなければなりません。
また、青チームはレルとアフェリオス(青)のAoEスキルの合わせが強い「ウォンボコンボ構成」のため、エンゲージ役のレルには以下の課題が課せられていました。
敵の後衛にエンゲージをする
複数人の敵にまとめてCCを与える
ここでレルが行ったのが「視界外からの裏入り」です。
相手のワードを無効化し、自身の姿を隠す
事前に奥深くにワードを置き、味方がテレポートで後ろから入れる状況を作る(通称バックTP)
味方をピンとチャットで呼ぶ(ワードにTPしてと呼びかけました)
味方が到着するタイミングでエンゲージ
このように、相手の裏から不意にエンゲージするために策を講じた結果、集団戦で逆転することができました。
League of Legendsにおける逆転は、基本的に集団戦しかありません。
逆に言えば、集団戦は逆転の可能性を秘めています。
なかでもエンゲージが特に重要です。
エンゲージは「視界外」からの「横入り/裏入り」が強力なため、狙ってみてください。
バックTPの注意点
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先ほど紹介した「バックTP(テレポートで相手の後ろに飛ぶこと)」ですが、コントロールワードにTPしてはいけません!
コントロールワードにTPすると、ミニマップ上に表示されるため、敵にバレてしまいます。必ず、ステルスワードやその他のものに飛ぶようにしましょう。
エンゲージはアイディア勝負
とはいえエンゲージは難しいです。どうやったら相手の裏を取れるのかをシチュエーション毎に考える必要があります。
エンゲージのアイディアを学ぶのにおすすめなのは、プロの試合を見ることです。WCSなどの世界大会を見て、プロの華麗なエンゲージを学びましょう。
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