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「楽」と「楽しい」は違う。でも、良い人生には両方必要だと思う。
僕は若いころ、トライアスロンというスポーツにはまっていた時期があった。
トライアスロンは、水泳、自転車、ランニングの3種目を連続して行い、そのタイムを競う競技。
別名「鉄人レース」と言われていた。
正直言って、苦しい、辛い。
なんでそんな競技にはまったのかというと、その苦しさが癖になったからだ。
なぜか知らないけれど、苦しくなってくると、同時に高揚感も出てくる。
ひーひー、ぜーぜー言いながら、自分の限界で走っていると、とてつもない楽しさを感じるのだ。
ちっとも「楽」ではない。
でも、めちゃくちゃ「楽しい」。
「楽」と「楽しい」は、同じ字を使うけど、決してイコールではない。
人生には、「楽」も「楽しい」も両方必要だと思う。
辛さを楽しめるのは、体調が良いからだし、心に楽しめる余裕があるからだ。
余裕が無ければ、辛いのはただひたすらに辛いだけであって、楽しさなどみじんも感じられない。
辛さを楽しむためには、辛い時間以外のどこかに「楽」が無ければいけない。
そうでなければ、全く余裕がなくなり、辛さを楽しむことができなくなる。
楽なだけの人生はきっと楽しくないだろう。
辛いだけの人生は、もう、生きていたくないと思うかもしれない。
「楽」と「楽しい」が両方ある人生が、良い人生なんだと思う。
やっぱり、バランスって大切だ、という結論に至る。
絶妙なバランスって、なかなか実感できないんだよね。
それがまた、人生の奥深さ、味わい深さなんだろうな。
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