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Photo by
vividaiaiai
サーカス
サーカス
先日、家族でサーカスを見に行った。
私自身、12年ぶりくらいだ。
8歳になる長女にとっては初めての経験だ。
開場を待つ列に並んでいる間も
せわしなく動いており、
どことなくソワソワしているようであった。
5歳になる次女は
半年ほど前に、別のサーカスに保育園の遠足で行った。
そのことを覚えており、
会場はこうだ、前の時はこうだったと
しきりに説明してくる。
コロナ禍で遠足もままならなかった
長女にとっては
マウントをとられているように聞こえ
怒りを露わにしていた。
開場
自由席であったため
開場とともに急いで席を確保した。
離れていたが、全体を俯瞰でき
なかなか良い席だったと思う。
長女はテントの大きさに驚いていた。
次女は前回との違いを一つ一つ説明していた。
空中ブランコ
2時間ほどの公演だったため、
次女は疲れて
母親の膝の上で寝てしまった。
長女は
手に汗を握っている
その様子を私に伝え
「手を触ってみて!」「すごいね」と
一つ一つの演目に感動していた。
そして
最も楽しみにしていた「空中ブランコ」
長女にとって
期待以上のものだったらしい。
親としての喜び
本物を見ることで得られる感動。
映像だけでは知ることができない迫力。
経験させることができ、親としては満足だ。
その日の夜は、
妹とサーカスの真似をしていた。
感動を覚えてくれて、嬉しい。
感性
空中ブランコを見ながら
中原中也のサーカスという詩を思い出した。
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」
には見えないし、感じることはできなかった。
詩人の感性なのだろうか。
私にはわからない。
詩が好きな長女
中原中也の詩を読ませてみようかな。