江左のフツウの日 #124
9/11にNASUにて漫画家/デザイナーのまえださんのクリエイターコンサルティングを受け、
そして9/13に相方、Vabo入潮と3年ぶりに会って色々喋ったので、得たことや考えたことについて書いていく。
完全に僕の近況報告や自分語りなので、僕に興味がない方はどうぞお帰りください。ある方はどうぞ最後まで読んでいただければ幸いです。
【自分のこと喋るのって難しくない?】
まずまえださんとのお喋りから書いていこう。
コンサルを依頼した理由は、
①面白そうやったから。
②デザイナーとして"どうやっていけば良いか"、まえださんの意見を聞いてみたかったから。
③まえださんが"どんな話"をする人なのか知りたかったから。
という3つ。①が6割、②が3割、③が1割ぐらい。
具体的にどういう話をしたか、それは記事の完成を楽しみにしていただきたい(僕も楽しみ)ので詳しくは書かないけど、上の理由②を見ていただいたら分かる通り、今回のコンサルは自分のことを自分で喋らないと始まらない。
結論から言うと、それがめちゃくちゃ難しかった。
それ自体実は久々のことだったんだけど、めちゃくちゃ難しかった。でも理由はけっこうハッキリしてる。
結論を用意していなかったからだ。
そのとき初めて気がついたんだけど、僕はちゃんと内容のある話をするとき、結論を想像していることが多い。それが出来ることが多い。
別に僕の経験が豊富とかそんなことではなくて、そういう話はほとんど親しい人としかしない。例えば相方とか。そうすると、最初から結論の輪郭がぼんやりつかめているのだ。
今回のコンサルでは、あえてそれをしなかった。まえださんに話の展開と方向性をぶん投げた。新しいことを知りたかったからだ。
それ自体は良かったと思っているけど、そうすると"自分のどの部分を話したら良いのか"分からなくなってしまった。この部分は完全にミス。でも新たな気付きだった。
方向性を知りながら話すのも内省的で良いけど、きちんと自分を知った上で完全に相手に委ねるのも新たな気付きがある。
詳しく話せなかったことがたくさんあるけど、1年前に自分の詳しいプロフィールを書いた記事があるので、ぜひコンサル記事公開前に読んでほしい。
このプロフィールを書いたときから時を経て、考えが色々変わっていたけど、コンサル内容にも関わることなので読んでいただけるとコンサル記事が3倍楽しめると思う。
【「原点」ってなんじゃい?】
(おんなじTシャツ着てるのちょっと恥ずかしい。)
13日には相方、Vabo入潮と3年ぶりに邂逅した。
3年ぶりとは言ってもFacetimeなどで会話はしていたんだけど、やっぱり会うのは違う。全然違う。
色々な話をしたけど、1番考えたのはこの「ルサンチメン」というコンビの原点の話だ。
もともと何か企画をするつもりだったけど、原点のより深いところを改めて認識して今後の活動に繋げないといけないという考えがお互いにあった。
そして僕はコンサル対談ともあわせて、自分自身の原点・原体験についても考えた。
ルサンチメンの原点は、さっきの「もっと、こまかい、えさ。」にもちょっと書いてあるけど、"即興劇"だ。
それをもっと突き詰めると、当時のお互いの学内ヒエラルキーや、現状の認識のされ方にも考えが及ぶ。深くてその時だけでは掘り下げれなかったし、今も考えきれてない。
僕自身がデザインが好きだなと感じ始めたのは、ルサンチメンを始める1年少し前ぐらいだった。基本的に自己中心的な人間だけど、人に喜んでもらうのが楽しくて嬉しくて初めたことだ。
それを一生やっていこうと決めたのは、やっぱりすでに音楽をして生きていくと決めていた相方の影響を受けたからだと思う。
そこに闇とか深い原体験とかは別になくて、僕がデザインを続けるのはそれ以上でもそれ以下でもないのだ。
相手も自分も嬉しい、出来ることをする、したいこともする、そして相方に値する人間でいる。主体性があるようでないような人物だ。
思えばルサンチメンは、当時かなりの陰キャだった僕が"表に出よう"として相方を誘った、デザイナーである僕の唯一の「自己表現の場」なのかもしれない。
もっと、自分が思ってるより、自由にできるのかもしれない。それが始まりだったような気もする。
と、まぁこんな風な結論が出きらないことをつらつらと考えていた。
原点もタンスの奥深くに行っちゃってるのに、その更に奥に行こうとするのだから大変だ。すっごい見にくい。
でも面白い。そして必要だと思う。
【要は何が言いたいねん?】
今思ってる原点は、原点じゃないかもしれない。でも未来と過去をつないでるから、紐解けるはず。
体験だけじゃなくて、そのときの感情とかキャラクターとかにも焦点をあててみる。そうすると出てくるかもしれない。
これは色んな人に当てはまるんじゃないかと思ってこの記事を書いた。
自分について考えすぎるのは良くないけど、定期的に考えないとそれもやっぱり良くない。
ここまで読んでくれた皆さんが原点を掘るための、微力になれれば幸いです。
ほなまた。
<江左>
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