バボのキママな日 #53 『みんな最初は0から始まる。』
ずっと気になっていて欲しかった『Yooka-Laylee』と云うゲームがセールになっていたので購入した。これはレア社によるN64時代の傑作『バンジョーとカズーイの大冒険』の精神的続編と云われている作品だ。
レア社にいた人が再び集まって創られたこのゲーム。このラップなんか完全に『ドンキーコング64』の"モンキーラップ"だ。まだ少ししかプレイしていないけれど、やや自虐的なメタ発言に溢れていたり、キャラクターのジョークがいちいちブラックだったり、急にクイズを出されたりと"あの頃のレア社のゲーム"を現代でしている感覚が非常にエモい。しかも音楽もバンジョーとカズーイなどの作曲で知られるGrant Kirkhope氏によるもので、軽快かつキャッチーなメロディーが"あの頃のレア社のゲーム"を思い出させてくれて非常にエモい。こう云うタイプのゲームは腰を据えてじっくりゆっくりしたい。
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昨日もOpen Micにバンドで行ってきた。出演者はシンガーソングライター、ラッパー、コメディアン、アクティビスト、ポエット、などなど、かなりジャンルも人種も多様で面白かった。こう云うクリエイティビティを気軽に発表できる場があるのは素晴らしい。
昨日のOpen Micでは初めて人前で自分の詩を朗読する人や、初めて曲を歌う人などがいた。でも観客はみんな真剣に聴いていた。もちろん途中で詰まってしまったり音が途切れたりもしていた。緊張がこっちにまで伝わってきた。
でも大事なところはそこじゃない。彼らはちゃんと飛んだのだ。
下から煽ったり笑ったりしている奴とも違う。
飛び込み台の上でグズっている奴とも違う。
勇気を出して飛んだのだ。だからそれだけで拍手に値するのだ。僕はそう思う。
若いクリエイティビティを"痛い"とする風潮が日本にはある気がする。ポエムを書いていたことが黒歴史になったり、自作の曲をいじられたりと云った感じで。もちろん稚拙な表現や青臭さはあるかも知れないけれど、創作活動を馬鹿にするのは悪しき風潮だと思う。創造も想像も出来へん奴が何を偉そうにと思ってしまう。
人前に立って自分の創作物を発表することはとても怖いことだ。それを否定されると自分の全てを否定された気になったりしてしまう。でもそれを評価されると自分の存在を肯定された気になってとても嬉しい。昨日彼らはそこにきちんと恐れずに挑戦したのだ。0を1に変えたのだ。僕も初めて人に自分の曲を聴かせたことを思い出した。めちゃくちゃ恥ずかしかったけど、人に聴いてもらえてとても嬉しかった。最初はそれでいいんだと思う。人が頑張って挑戦していることを何も考えずに批判する人たちには反吐が出る。きっとそんな批判ばかりする人は何かを本気で創ったことがないのだろう。
なんだか愚痴っぽくなってしまった。よくない。ポジティブなことを書こうと昨日書いたばかりなのに。でも別にネガティブなわけでもないか。ネガかポジかは自分で決めればいいや。
今日もフツウキママに訪れてくれてありがとうございます。
【今日のいいニュース】
友達がNYに遊びにくるとの連絡があった。会うのが楽しみだ。
<バボ>
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