134日目-性別が判明
妊婦健診にはじめて同行。
今回から膣内ではなくお腹のエコー検査が始まり
うまくいけば性別がわかるとのことだった。
予定産院とのセミオープンシステムで連携のとれる近いところを、
ということでかなり新しいレディースクリニックに。
隣町の駅前にあるそれは、待合室が綺麗でWi-Fiがあり充電できる電源まである。
これでコーヒーでもあればちょっとした快適なカフェだ。
小一時間居たいくらいだった。
先生も中堅どころの、しっかりと説明してくれる安心できる感じ。
Keio Universityと書かれたペナントみたいなものを
わざわざ診察室の目立つ場所に置かなくても良いだろうにとは思ったが。
動画に撮ってと妻に頼まれたので吊り下がっているモニターに
スマホカメラを向けながらエコー検査の様子を観察。
性別は分かるのだろうか?と静かに見守っていると、
あっさり見えた。
くっきりと。
立派なのが見えますねぇ。男の子です。
息子か。
同性となると、自分が通ってきた悩み不安と似たものを経験するのか。
そう思うと少し胸がキュッとなった。
頭のサイズや心臓、発育状況は今のところ順調だとのことで安心。
高齢出産なのでとにかく母胎の健康が第一。
推定371gとのこと。今日買った鶏胸肉より軽い。
その後4D画像(縦×横×奥行の3Dに加えて時間軸を含めたリアルタイムで見れるリアルな画像)で顔を見せてもらったのだが、これが驚いた。
口元に見覚えがある。見覚えがありすぎる。
自分の口元に。
ヨダレを垂らして寝落ちした時の自分(を撮られた写真)に。
画像を見た瞬間に自分の全身が反応した感覚があった。
「似てる者が視界にいる」と。
赤ん坊の顔なんて日々変わるもんだしエコーだし。
気のせいであってくれ。
妻の方が遺伝子が強そうだから、そっちに似ると思っていた。
今でも思っている。