143日目-昔の妊娠エッセイ読む

さくらももこ「そういうふうにできている」読了。
久しぶりにさくらももこの文体を味わう。
当時は落ち着いた大人の有名漫画家の言葉と思っていたが、
この当時20代だそう。
よく考えてみれば、そりゃそうかとも思うが、意外。

全く産む気もなかったところからの妊娠、大便秘、帝王切開、マタニティブルー、
そしてほくろガン疑惑からの粉瘤除去。
帝王切開の覚悟を決め、術中の部分麻酔半覚醒状態で
この世の不思議に関する著者なりの答えに辿り着くくだりは、
妊婦体験ができない性である事を少し悔やむ。

そんなこだわりなんてなかったはずなのに字画を無視できなくなり、
ギリギリまで徹夜で名前を考えるところも印象的。

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